【日本の野鳥#02-21】オカヨシガモ(Gadwall) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カモ目カモ科マガモ属

学名 Anas strepera

和名 オカヨシガモ

英名 Gadwall

 

【分布】

北アメリカ大陸・ヨーロッパの北部、シベリアなどで繁殖。

日本では北海道で少数が繁殖。

アフリカ大陸北部、ヨーロッパ南部、インド、中華人民共和国東部、日本などへ南下して越冬。

 

【生態】

湖沼、湿原、三角州などに生息。

食性は主に植物食の雑食。

種子、茎、葉、根、水生植物、昆虫、魚類、両生類などを食べる。

小規模な集団で水面に頭をつけて泳ぎながら採食する。

 

【サイズ・形態】

全長46-58㎝ 翼開長84-95㎝。

クチバシは黒。

オスは全体的に褐色や灰褐色に黒い紋(波紋のような)が入る。

縮緬ビロードのような地味でも美しい味わいのある羽衣。

上下尾筒は黒。

次列風切の翼鏡は白。次列風切は白。

脚は橙色や橙黄色。

 

メスは全身の羽衣が褐色。クチバシは橙色(上部には黒い斑が入る)。

 

【その他】

英名はGadwall Gadは「おやまあ」という意味らしい wallは壁

なんでこんな命名なのか?調べても分からず・・・ということをご紹介。

 

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<ここから鳥の写真>

『オカヨシガモ(Gadwall)』

オスが派手な種が多いカモですが、

オカヨシガモは、地味ですが、非常に味わいのある羽衣をしたカモです。

細かい縮緬模様が施されていて、和服や着物にしたら高級品のイメージです。

上下尾筒の黒も、漆黒という感じで、深みのある黒が味わい深いです。

かなり玄人好みの味わいですが、是非、その味わいを実物を見て堪能していただきたい1種です。

毎年、その味わいを楽しんでいます。

 

仲良しつがい

氷上歩き

 

つがい

 

翼の隠れた模様も美しい

メス

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。