【日本の野鳥#02-19】オシドリ(Mandarin Duck) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カモ目カモ科オシドリ属

学名 Aix galericulata

和名 オシドリ

英名 Mandarin Duck

 

【分布】

東アジア(ロシア南東部、中国、朝鮮半島、日本など)に分布。

日本では北海道や本州中部以北で繁殖。冬季には本州以南で越冬。

 

【生態】

オスが繁殖羽へ変化する時期はほかのカモよりも早く、秋には求愛を始める。

山地の河川や湖沼を好み、近くの樹洞に巣をつくる。雛は孵化後すぐに木の上から飛び降りる。

他のカモの雛と同様に「早生性」で、自ら餌を探して食べる。

他のカモより木に止まる姿を見る機会が多い。

秋冬は暖地や低地でも見られるが、広く開けた水面より林に囲まれたような場所を好む。

 

【サイズ・形態】

全長オス48㎝、メス41㎝ 翼開長68-74cm

雌雄異色

オス:端的に言うと繁殖期は「派手」。

クチバシは赤く、先端は白。オスには橙色した大きな三列風切羽根があり、いわゆるオシドリのオシドリたるゆえんの特徴(イチョウ羽と呼ばれる)が目立つ。

非繁殖期のオスは派手さがなくなり、繁殖羽が抜け落ち、落ち武者のように見える子こともある。

 

メス:全身の羽衣が灰褐色、眼の周囲から後頭にかけて白い筋模様が入る。

 

【その他】

人間の夫婦の仲の良さや睦まじい様、長年寄り添う夫婦の姿を「オシドリ夫婦」と言う呼びますが、

実際のオシドリのつがいは、毎年ペアは解消され、秋にまたペアを作ることから、前年と同じペア同士で再度結ばれる確率が低いと思われ、実際の「オシドリの夫婦」の期間は短期間と言われています。

夢のない話が現実です。

 

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<ここから鳥の写真>

『オシドリ(Mandarin Duck)』

非常に美しいカモ。

海外でも人気が高く、イギリスでは移入してしまい定着しているようです。

私もとても好きなカモで、オスの派手な羽毛も魅力的ですが、♀の地味ではあるが、愛らしい目元の白いラインや品のを感じる顔つきもオスに負けない魅力です。

 

以前、アオバズクを近所の神社で撮影していた時のこと。

ケヤキの大木の上から、「ヒヨコ」が次々と降ってくるんです。

しかも、地面には草も葉っぱもない硬い土。そこに胸のあたりを当てるように、まるでふわふわの毛の付いたピンポン玉のように、着地に足を使わずに、跳ねるようにバウンドしてから着地して歩き出す・・・少し離れたところにいたメスのそばに寄り添って集合して、用水路に消えていきました。

カルガモのお引越しもTVで放映されますが、このオシドリの孵化後の冒険・勇ましいダイブも紹介して欲しいです。

当時は何事が起きたのか?初めての体験でしたので、慌てていて大した記録も残せなかったのですが、再度同じ体験が出来た際には、今度は動画でしっかり撮影したいと思います。

 

 

 

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。