【日本の野鳥#02-03】ヒシクイ(Bean Goose) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カモ目カモ科マガン属

学名 Anser fabalis

和名 ヒシクイ

英名 Bean Goose

 

【分布】

ユーラシア大陸北部のタイガやツンドラ地域で繁殖。

ヨーロッパや中央アジア、朝鮮半島、黄河や長江流域、日本へ南下し越冬。

5亜種に分類される。

日本で主に見ることが出来るのは下記の2亜種。別種とする分類もある。

◆ヒシクイ シベリア北部で繁殖し、冬季になると中国や日本へ南下 英名:Thick-belled bean gooseと分けられている

◆オオヒシクイ シベリア東部で繁殖し、冬季になると中国や日本へ南下 英名:Middendorf's bean gooseと分けられている

 

【生態】

池湖沼、、湿原、河川、水田地帯、河口などに生息する。夜間は大きな水場の中央に集まり休む。

食性は植物食。英名のBean・学名のfabalisは「豆」、和名は「ヒシの実」を食べることから。

越冬地での大群の朝の飛び立ちは壮観。家族単位での行動を目にする。

稲刈り後の落穂や二番穂を食べる

 

【サイズ・形態】

◆ヒシクイ 全長78-89センチメートル 体型は太短く、頸部も短い、嘴は太くて短く見える。

◆オオヒシクイ 全長90-100センチメートル 体型や頸部が長く、嘴も細長く見える。

 

【その他】

1971年に天然記念物に指定

 

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<ここから鳥の写真>

『ヒシクイ(Bean Goose)』

日本でヒシクイ類を見ることが出来る越冬地を訪れることが好きです。

ガンの群れが飛び立つ・戻ってくる様は壮観で、私がガン類が好きな理由は

大群飛翔の壮観さと朝の冷たい凛とした空気に彼らの鳴き声が響き渡る「音」に魅了されます。

皆様も鳥が好きな方であれば、その様子を是非一度ご覧になって体感してみてください。

有名越冬地・中継地を数例上げておきますね。

北海道(中継地) 宮島沼

宮城県(越冬地) 伊豆沼・蕪栗沼

新潟県(越冬地) 朝日池・福島潟

石川県(越冬地) 片野鴨池

他にもガン類を観察できる場所としては、

島根県出雲市斐伊川河口部

滋賀県琵琶湖湖北

茨城県霞ヶ浦の稲波干拓地周辺

秋田県八郎潟

等があります。

 

私のMFの信州では、大群を見ることは出来ませんので、主に新潟県上越市の「朝日池」で堪能しています。

雪解け時期の春先になると、若干数のガン類が信州北部の田園地帯にやって来ます。

これも例年の楽しみでもあります。

ちょっと亜種ヒシクイに自信がない・・・

 

◆ヒシクイ

意識して亜種をおさえておかないと、こうして苦労します。

 

◆オオヒシクイ

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。