その中で「食性」に特化した鳥は
そういったベクトルに向けて進化したことが分かる形態をしています。
例えば。。。ハゲワシ。。。死肉(屍肉)を食べるために
皮膚に穴をあけてそこから首を突っ込んで肉を食む
そんな食性に特化した「ハゲ」た頭。。。羽毛を捨てるという進化をした訳です。
日本にもそんな食性に特化した進化した鳥が生息しています。
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<ここから日本の写真>
今回は『ハチクマ(Oriental Hony Buzzard)』
そう、ハチを食べることに特化した鳥?
いや、ハチの子を食べることに特化した鳥ですね^^
営巣を通期で観察したことがありますが
実はヒナへの餌はハチの子だけではありませんでした。
実際は「カエル」「ヘビ」「鳥」も持ってきました。
その記事→ヘビやカエルを雛に持ち帰った写真
ですが、ハチの子が主食であることは間違いない頻度で持ってきていました。
ハチの子の栄養価の高さが分かるのは
比較的大型のタカであるハチクマがかなり早い成長で巣立ちを迎えたことで実証されます。
今回の写真は5月
リンゴやアカシアなどの花の花粉や蜜を集めたミツバチ(セイヨウミツバチ)の巣箱に
やってきたハチクマの成鳥をご紹介です。
南から渡って来て間もない頃
養蜂家が増えすぎないように個体コントロールするために捨てるハチの巣を
あてにしてやってきた個体です。
こうした人の営みの養蜂を利用するハチクマは、したたかさも兼ね備えている種と言えそうです。
そのハチクマをブラインドでそっと待って撮影しました。
ハチクマの羽毛はハチの攻撃から身を守る構造になっています。
(あとは、口臭?体臭?でハチが寄り付かない説もあるんですよね・・・それも進化^^;)
※巣箱そばでの撮影です
もちろん、養蜂家の方に直接許可をとって
ブラインドに入って撮影しています。
養蜂活動計画をお聞きして採蜜や巣分けなど作業は非常に多く
養蜂は非常にデリケートです。
絶対に無断な立ち入りはしないでください。
タカ目タカ科
学名 Pernis ptilorhyncus
和名 ハチクマ
英名 Oriental Hony Buzzard
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。