【LUZ#42】シュバシサトウチョウ(Colasisi) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

前記事が抜けていたので。。。
 
・・・・・・・・・・フィリピンの野鳥あるある・・・・・・・・・・・
フィリピンは固有種の宝庫
 
皆様ご存知の通り、フィリピンは多くの島から成り立っている国です。
おおよそ大小合わせて7109の島で構成されているようです?
※出展:外務省サイト
(ちなみに日本は6852の島があるとのこと)
フィリピンの勝ち‼
 
さて、この島国の日本とフィリピンを比較して
野鳥の固有種はどう違うのか?
固有種は「隔離」「その規模が小さい(=島)」「適応拡散」・・・がキーワードとなります。
 
大陸と比べ小さな島は「隔離」「規模」が固有種が生まれる要素に富んでいます。
さらに、島は当初生物がいない、少ないところから始まります。
さらに侵入してくる生物(種)そのものの少なさから
環境的にも、生態的にも、そのすべての地位が埋まることが少なく、空きが多い状態となり、その空きに向けて進化が進み、種分化が起きやすくなるといわれています。
 
そういう意味で見てみると、日本においても固有種は、沖縄諸島・本島、奄美諸島・小笠原諸島に多いことでそれが分かりますよね。
 
ちなみに今現在の分類では日本の固有種は12種?
(ヤンバルクイナ・アマミヤマシギ・ヤマドリ・キジ・ノグチゲラ・アオゲラ・セグロセキレイ・カヤクグリ・アカヒゲ・アカコッコ・メグロ・ルリカケス)
どうやら、これからDNAや形態・さえずりなどを鑑みて、固有種が倍増する説が出て来ています。。。シジュウカラ・カケス・カワラヒワなども候補とか^^
(隠ぺい種が固有種に格上げ?的な話ですがね・・・)
 
もちろん、アオゲラ・ヤマドリ・カヤクグリ・キジ・セグロセキレイなど本州九州四国にも固有種がいます。
(北海道に日本固有種は多くない:大陸から離れたのが遅く、その影響が濃く残っているからと言われています)
 
では似た数の島国のフィリピンは???
諸説あるので、数は適正かどうかわかりませんが、とりあえずWikiw参照すると
フィリピンの野鳥は約600種、うち200種が固有種と。。。。
 
日本とは大きくかけ離れた数字ですよね。
 
これは、地殻変動によって、どのように大陸から離れたり、また海上から隆起したりといった島の成り立ち・時期(歴史)・大陸からの距離などによって異なることを示しているといえますよね。
 
フィリピンの島々の成り立ちには詳しくないので、適当な予想ですが・・・
これだけの固有種を抱えたということは、きっと大陸隔離という日本とは違い、海に隆起して出来た島なのかも知れませんね。
 
とにかく、このフィリピンの固有種にハマると・・・先が長くなることは間違いなさそうです。
 

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<ここからルソン島の写真>

場所移動して、インコのねぐらに連れて来てもらっています。

今回は『シュバシサトウチョウ(Colasisi)』

別名Philippine Hanging Parrot

IOCのリストにはこっちの名が載っていました。

この英名を見ると固有種って分かりますよねぇ

 

それでも

Colasisiの方が。。。愛称っぽくて可愛い感じ^^

 

サトウチョウ・・・インコの名前っぽくないですが

サトウチョウの仲間は小さくて可愛い感じの種ばかりです。

この子も他にもれず、めんこいのです。

シュバシ=朱色のクチバシ^^

 

どんなインコを想像しますか?

 

こんなかわいい小さなインコです。。。

この一瞬だけの出会いでした~

 

小さい上に、遠い。。。近くで会いたいインコです。

 

オウム目インコ科

学名 Loriculus philippensis

和名 シュバシサトウチョウ

英名 Colasisi

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。