【JP#05】ビロードキンクロ(White-winged Scoter) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

今回も昨日に引き続きビロキンをご紹介します。

カモの仲間は
大きく二つに分けられています。

淡水ガモ
海ガモ

そんな分け方

淡水の池にいても海ガモということもあります。
キンクロハジロやホシハジロは信州でも見ることがあります。

一方、海にもマガモやヒドリガモがいますので
概ねの傾向でどっちに住んでいるかということで分けられていますが
その境界線はあいまいです。

では、何が違うのか?

いくつかありますが
飛び立つときの行動に違いがあります。

淡水ガモは、浮いている状態からすぐに飛び上がれますが
海ガモは、浮いた状態から水面を走って助走して飛び立ちます。

そんな違いは脚の位置の違いから来ているんだと思います。

**********************************************************

<ここから野鳥の写真>

では脚の付く位置が違う理由。。。


それは

海ガモは概ね潜水しますのでそこに答えがあります。

ですので、別称で潜水ガモとも呼ばれます。

『ビロードキンクロ(White-winged Scoter)』の潜水風景^^



こうして水かきのついた足を蹴り上げて

浮力を殺して、体を水に潜らせて

脚をさらに使い推進して海底のエサを探すので

脚の位置が体の後ろの方に付いているんですよね。


そんなわけで、飛ぶときに、ややバランスが悪くて

いきなり飛び立つことが苦手なんだと思います。


カイツブリもこうした位置に脚が付いていますよね。

かれらも飛び立つ時に助走が必要です。


ビロキンもカイツブリも同じように体を一気に沈めてから

脚で水をかいて推進する

似たような生態を持つと体つきも別種でも似てくるという進化の不思議さを感じます。


とこんな潜水始めの写真だけではつまらないので

変顔の「どアップ」を^^











カモ目カモ科

学名 Melanitta fusca

和名 ビロードキンクロ

英名 White-winged Scoter


**********************************************************


本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。