図鑑の掲載をどう読むのか?
海外の探鳥において
図鑑に頼ることは大きいです。
ですが、その記述についていくつか読み切れない点があるのも事実。
もちろん、私の英語力の弱さがたいていの原因なんですが
それでも、Common、Uncommonなどの「見やすさ」の指標と分布図の記載方法(色の塗られ方)が私たちを迷宮に誘い込むことがあるんです。
例えば、Habitat(生息域)が
Black-breasted Buzzards are found in lightly timbered plains, open country and tree-lined waterways through inland Australia and in semi-arid or arid regions.
と記載されて、環境もある程度把握出来て
Commonと書かれていたら
行けば見れるだろう的に思えますよね~
ですが、実際は、『分布は広くても、密度が薄いので、見ようと思って見るのは難しいけど、いないことはないので見れないこともない的』な鳥って結構多いんです。
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<ここからオーストラリアの野鳥の写真>
2015年11月に行ったオーストラリアの鳥のご紹介を^^
↑に書いた生息域の地図とHabitatは
http://www.birdsinbackyards.net/species/Hamirostra-melanosternon
から拝借しました。
実は、Bowraから町に買い出しに行く際にT字路を左じゃなくて右曲がってしまったんです。
そして、しばらくすると、「あれ?方向違うね~」
そんな会話の最中に
カンガルーの轢死体で死肉を食べていた猛禽をFCさんが見つけたんです。
最初は何の猛禽だろうという感じで、通過したあとUターンさせて車を戻したんです。
撮影しようと思い、車を止めると舞い上がったその姿を見て、
いつも冷静なFCさんが
「Black-breasted‼」
と叫びながらでかレンズを構えます。
もちろん、私も激写‼
ひとしきり撮影終えて
上空高く米粒になったところで
FCさんから、『分布は広くても、密度が薄いので、見ようと思って見るのは難しいけど、いないことはないので見れないこともない的』な鳥なんだとレクチャーを受けた次第です。
そんな『クロムネトビ(Black-breasted Buzzard)』をご覧ください。
ラッキーでした~
こんな距離で何とか見た‼というパターンが多いのも現実のようですからラッキーでした。
配色もかっこいい猛禽でした(^^)v
タカ目タカ科
学名 Hamirostra melanosteron
和名 クロムネトビ
英名 Black-breasted Buzzard
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。