以前にも書いた通り、オーストラリアにはキツツキはいません。
キツツキの祖先がゴンドワナ大陸から初期の分裂/移動で出来上がったオーストラリア大陸には生息していなかったという説のようです。
キバシリも
ゴジュウカラも
いないんだよな~
ゴジュウカラも「オーストラリアゴジュウカラ科」になるので別科なんですよね~
でも、その習性や姿は似ているんです。
何度も言いますが、別科なんです。
↓のキノボリもキバシリに似た感じですよね
もちろん、キノボリはキノボリ科、キバシリはキバシリ科 別科ですが、似ています。
ちょっと話が飛びますが
日本にも生息しているモモンガですが、オーストラリアもはフクロモモンガがいます。
もちろん、方や有袋類ですから、もちろん、別のグループ(目(もく)レベルの違い)
ですが、森の巣穴に住み、樹間を縫うように皮膜を使って飛び回り移動する
そんな類似した生物が、別系統で発生します。
それを生物学的に「収斂(しゅうれん)進化」と言います。
このキノボリの存在も、キバシリがいなかったニッチを埋めようとしての進化において
偶然、似てきたと思うとDNAの働きの不思議って奥深く感じます。
細かい収斂進化とすれば、モグラとケラの前足の構造がそっくり。。。もはや哺乳類と昆虫での類似~~~(もはや究極~)
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<ここからオーストラリアの野鳥の写真>
今回から2015年11月に行ったオーストラリアの鳥のご紹介を^^
3日目の朝、Bowraの手前での鳥見です。
『マミジロキノボリ(White-browed Treecreeper)』
今まで、ノドジロキノボリしか見たことがなかったので
新たなキノボリ~
そう、キノボリのライファーなのです。
眉状の白いラインが
きりりとした表情に見えてかっこいいですね。
お腹の白い縞模様も素敵です。
スズメ目キノボリ科
学名 Climacteris affinis
和名 マミジロキノボリ
英名 White-browed Treecreeper
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。