【2015Au②#056】マミジロキノボリ(White-browed Treecreeper) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

以前にも書いた通り、オーストラリアにはキツツキはいません。


キツツキの祖先がゴンドワナ大陸から初期の分裂/移動で出来上がったオーストラリア大陸には生息していなかったという説のようです。


キバシリも

ゴジュウカラも

いないんだよな~


ゴジュウカラも「オーストラリアゴジュウカラ科」になるので別科なんですよね~

でも、その習性や姿は似ているんです。

何度も言いますが、別科なんです。


↓のキノボリもキバシリに似た感じですよね


もちろん、キノボリはキノボリ科、キバシリはキバシリ科 別科ですが、似ています。


ちょっと話が飛びますが

日本にも生息しているモモンガですが、オーストラリアもはフクロモモンガがいます。

もちろん、方や有袋類ですから、もちろん、別のグループ(目(もく)レベルの違い)

ですが、森の巣穴に住み、樹間を縫うように皮膜を使って飛び回り移動する

そんな類似した生物が、別系統で発生します。


それを生物学的に「収斂(しゅうれん)進化」と言います。


このキノボリの存在も、キバシリがいなかったニッチを埋めようとしての進化において

偶然、似てきたと思うとDNAの働きの不思議って奥深く感じます。


細かい収斂進化とすれば、モグラとケラの前足の構造がそっくり。。。もはや哺乳類と昆虫での類似~~~(もはや究極~)

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<ここからオーストラリアの野鳥の写真>

今回から2015年11月に行ったオーストラリアの鳥のご紹介を^^

3日目の朝、Bowraの手前での鳥見です。


『マミジロキノボリ(White-browed Treecreeper)』


今まで、ノドジロキノボリしか見たことがなかったので

新たなキノボリ~


そう、キノボリのライファーなのです。


眉状の白いラインが

きりりとした表情に見えてかっこいいですね。


お腹の白い縞模様も素敵です。





地面にも‼




スズメ目キノボリ科

学名 Climacteris affinis

和名 マミジロキノボリ

英名 White-browed Treecreeper


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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。