パラワンの鳥紹介は終わりましたが・・・おまけエピソード | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

一昨日の記事で、パラワンの鳥たちの紹介は最終回ですが

ちょっと、フィリピンの野鳥事情・鳥見環境について。。。記事にします。


BramやFCさんと夜な夜な夕食摂りながら、鳥見談議に花を咲かせました。


私はつたない英語ですので、話すことも聞くことも、イマイチ

それでも、Bramは一生懸命に理解してくれようとしてくれましたし

FCさんが、「こういうことですね・・・」と翻訳してくれて^^;


そんな話の中で、衝撃的な話もありました。


以前から、FCさんにはいろいろと聞いてはいましたが

まだまだ、諸外国の中では、気楽に探鳥なんかで訪問できない地域がたくさんあるようです。


その理由は、遠隔地で行きにくいという交通手段の問題もあります。

ですが、その中で一番怖いのは、「治安」です。


ここパラワン島でも、PP(プエルト・プリンセサ)や私たちが行ったSubangなど観光地は比較的治安もいいですが、そんな楽園のような島ですら、一部の地域によっては、アブサヤフというテロ集団やイスラム系のゲリラ組織の拠点もあるようです。


パプアニューギニアの鳥たちは大変魅力的ですが、ポートモレスビーの街が怖いんです。

旅行サイトでは、悪いといわれるほど。。。とか書かれていますが、それでも、セルフで鳥見していて機材やら金品のりょくだつなんていうことになる可能性は高そうですし金品で済めばいいのですが。。。

やはり、双眼鏡、レンズやカメラといった光学系機材は目立ちますので

そういった国に行くには、しっかりした現地のガイドを雇う必要があります。


鳥見の識別や、探す能力とともに、我々の安全(治安的・有毒などの動植物など)にも配慮してもらうことは必要です。


話をフィリピンに戻しますが

固有種ハンターのFCさんは東南アジアを中心に広く世界を飛び回っていますが

フィリピンは多くの島から成り立っていて、その島ごとに固有種がいる、固有種の宝庫とのこと

実際にフィリピンの鳥図鑑を見てもEndemicと書かれている種がものすごく多いです。

しかも、フィリピンのEndemic の他に それら島のEndemic も数多く

今回のパラワンでも、かなりたくさんのパラワン固有種を見れました。


そのフィリピン、マニラのあるルソン島 多くの日本人観光協に人気のセブ島などは観光で有名ですよね。

もちろん、そんな島にもその島の固有種がいるというほど、固有種の宝庫


中でも、ミンダナオ島やその周辺の島々には、また素敵な固有種が多いのです。

ですが、このミンダナオ島は、特に西部はかなりの治安の悪さのようです。

Bramもガイドを頼まれても、行きたくないらしく。。。(正しくは本人に問い合わせください)

さらに、そのさらに西にあるスールー島はイスラム原理主義系のテロ組織の一大拠点になっているようです。米軍・比軍の撲滅作戦などでだいぶ勢力が弱まってきているというのが朗報ではありますが、つい数年前に、Bramの知り合いのガイドが、欧米人にガイドを依頼されて、スールー島に固有種狙いで行ったようですが。。。帰島していないようです。。。


この島では、人類が始めたもっとも古く、簡易なビジネス?の誘拐・略奪・売春が横行しているようです。


ですので、こうした地域への鳥見には細心の注意や計画、ガイド選定が肝要ですし、出来れば行かないこと!!


固有種に魂奪われて、自分の魂が昇天してしては意味がありません。


ですので、ミンダナオは東部だけに!!


絶対に西部やスールー島へは訪問してはいけません。。。

ハシグロサイチョウやタウィタウィヒムネバト、Dark-eared Brown Dove、Blue-winged Racquet Tail、Yellowish Bulbul。。。などなどの魅力にはまらないように


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<ここから野鳥の写真>

今回は『サンコウチョウ(Japanese Paradise Flycatcher)』

もう2か月半も前のことになります。


巣づくりの様子をそっと覗かせてもらいました。


巣材をクモの糸を上手に使い

絡み合わせて、花瓶型の巣を上手に作っていました。


雌雄で協力して

たまに座ってみたりして

座り心地、放卵に適しているか?確認しているような行動も観察することが出来ました。


急斜面でしたので、ブラインドが晴れなかったので、ブラインドメッシュネットをかぶっての観察となりました。


クチバシに苔^^

埋め込んでいきます

尾の長さが違います・・・別個体の♂  ヘルパーかな???

温め具合はどうかな???

♀も巣材を運び入れます

この時は、たぶんクモの糸を持ってきたんだと思います。

♀も抱卵具合を確かめます。

そろそろ完成かな???

※すべてトリミングです。


まさか、♂の関与が。。。これっきりになろうとは・・・


これも動画で撮っているんだけれど。。。な。


スズメ目カササギヒタキ科

学名 Terpsiphone atrocaudata

和名 サンコウチョウ

英名 Japanese Paradise Flycatcher


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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。