仁義なき戦い(クワガタ編) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

夏休みの男の子の楽しみの一つが「昆虫採集」

その中でも、KINGは「カブトムシとクワガタ」です。

今日は、そんなお話です。



こんなネットの記事がありました。


毎日新聞 8月4日(月)15時1分配信


日本の代表的なクワガタムシである「ノコギリクワガタ」と「ミヤマクワガタ」に、明暗が生じている。ミヤマが近年、全国的に急減しているのだ。地球温暖化など環境変化の影響とみられるが、立命館大の本郷儀人(よしひと)・非常勤講師(37)=動物行動学=は、雄同士の戦いでノコギリがミヤマを圧倒し、森の餌場争いを制していると唱えている。


本郷講師はノコギリとミヤマの雄を実験用の餌台に置き、戦いをビデオ撮影した。結果は、119戦で79対40。ノコギリがダブルスコアで圧勝した。ノコギリは、大あごで相手を背中側から挟む「上手投げ」と、腹側から挟む「下手投げ」の2種類の技を使い分けるが、ミヤマは上手投げしか使えない。ミヤマは自分の体の上からかぶさってきた相手を、大あごで挟むことができないらしい。

 本郷講師は2002年以降、京都市の2地点の雑木林で、夜に樹液をなめに集まるクワガタの個体数を調べてきた。餌場でノコギリとミヤマが争う様子を頻繁に観察したという。「餌場は雄と雌の出会いの場だ。宅地開発などで餌場が減少する中、ノコギリにミヤマの雄が追い出され、雌に出会う機会が減っているのではないか」と話す。

 本郷講師によると、2地点のクワガタの数は毎年50匹程度で横ばいだが、06年までノコギリの約1.5倍いたミヤマは次第に減少。09年には逆転してノコギリの7割程度になり、11年以降はほぼ見かけなくなったという。

 国立環境研究所の五箇(ごか)公一・主席研究員(保全生態学)によると、ミヤマの減少傾向は全国の愛好家から報告されている。ミヤマは北方系のクワガタで高山帯を好み、幼虫は気温が25度を超えると死亡率が高まる。一方、ノコギリは南方系で比較的高温に強く、「温暖化の影響でクワガタの分布が変わり、ノコギリがミヤマの生息地に進出しているのでは」と指摘する。

 クワガタの生態に詳しい荒谷(あらや)邦雄・九州大教授も、温暖化の影響で西日本の平野部などでミヤマが減少していると指摘する。その上で「ノコギリが勢力を増す中、雄同士の餌場での戦いの結果が、ミヤマへのとどめになる可能性がある」と話している。【斎藤広子】



私も実感しています。


本当にミヤマクワガタが少なくなりましたし、ノコギリクワガタの比率が高くなりました。


榾木(ほだぎ)を使ったシイタケ栽培が少なくなったり

それゆえ雑木林の計画伐採も減ったので

幼虫の餌が少なくなったことと、温暖化の影響かと思っていましたが

まさか、喧嘩に敗れていたとは・・・


それにしても、まさに地で言う「仁義なき戦い」ですね。


私のイメージでは、飼育箱の中では、

大型であればミヤマクワガタの方が強いイメージがありますが

その大型のミヤマクワガタは本当にめったに採れなくなっています。


さて、この『夏休み』も1回は次男と「カブトムシ・クワガタ採りに行ってみるか!!」という話になっています。


余談ですが、信州はキノコ栽培が盛んですから

おがくずが農家の畑の隅に堆肥用として山積みされています。

そんなことから、おがくずを餌にすカブトムシが私が子どもの頃よりも

たくさん採れるようになっています。


そんな人との関係も面白いものですね。



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<ここから野鳥の写真>

三宅島の鳥見旅NO5

水場で待っていると、タネコマドリのほかにも訪問者が^^

今回は『亜種シチトウメジロ(Japanese White-eye)』


これも、伊豆諸島の亜種

幾分クチバシが長めです。


ですから少し表情が丸みがないスマートな感じに見受けられます。


水浴び準備中~ ここで順番待ち(ちなみに、暗すぎて水浴び写真は全部さようなら)

緑バック

クチバシの感じ。。。分かりますか?

学名 Zosterops japonicus stejnegeri

和名 亜種シチトウメジロ

英名 Japanese White-eye


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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。