保険屋FPひろのお金の教室 -273ページ目

今日も一言

最近他のFPさんや新聞・雑誌の記事に対する言葉が多いので、これはイカンと思いつつ・・・


今日もやっぱり言わずにはいられません(-"-;A


今週発売のマネー専門誌の相談事例ですが、


『結婚を機に保険に入ろうと思うのですが、どのような保険に入ったら良いのでしょうか?ちなみに現在は共済に入っています』


要約するとこんな内容でしたが、これに対するFPさんの回答は


『夫婦とも1000万円の定期保険に医療保険にしておけば、保険料も安いし必要な保障はカバーできますよ』

的なものでした。


この方、共済は目先の掛け金の安さとお手軽さは良いけれど、保障としては少々頼りないと仰っていましたが・・・


それでこの回答・・・


五十歩百歩じゃないですか。


若いご夫婦なので、過剰な死亡保障が必要ないというのはまぁその通りですが、何で10年定期保険なの?って感じですね。


ちょうど政権交代などもあって、これからいろいろな政策が打ち出されてくるでしょう。後期高齢者医療など全面見直しみたいですし。

増加する社会保障費と乏しい財源は政権が変わっても変わりありません。組合健保の7割が赤字運営ということですし、今後自己負担はますます重くなるという事は考えられますね。


何が必要なのかはお客様次第ですし、それぞれの考え方にもよりますが、私なら10年なんて目先のものでは無く、基本的に必要なものに絞って、長きに渡って使えるものを中心にご案内します。


保険の考え方はこちらも参照ください。


保険の目的

保険の種類

医療保険

独立系FPというと中立なアドバイスが出来ると思う方は多いのですが、個人的な感想としては、実務を知らなくても分かるような表面的な分かり易さにばかり意識が集中しているように思えてなりません。


ふと疑問に思ったこと

先日 オトブロ★やぎさん の記事 『情報を追っかけ過ぎると、ゴミ屋敷になりますよ!』 を読み、ふと自分を振り返ると、まさに『いつか読もうと貯めておいた記事』・『今度参考にしようと思ったサイト』・とりあえず登録したメルマガ』・・・


かなりの情報の山が・・・Σ(=°ω°=;ノ)ノ


一つ一つ確認しながら整理しました。


やはり仕事柄ファイナンシャルプランニングや保険関係の情報が多かったのですが、古い記事を読み返してみると、将来の予測はかなり難しいモノだということを再確認。


以前にも触れていますが、まず住宅ローン金利。

2005年のある方の記事では『2008年には金利は4%台、2011年には5%台になりそうです』なんて大胆な予想をされていました。

しかし現実は・・・?


昨年はリーマンショックに端を発する世界金融危機などもありましたし、予測不能な事も多いと思いますが、当時のFPやナントカ評論家の皆さんの言っていた事はほとんど現在に当てはまりませんでしたね。


まぁしょせん専門家なんて言っててもそんなものです。


ところで・・・


『医療保険不要論に対して』 でも書いてますが、保険に対する認識ってのもいろいろで面白いものですね。

曰く『保険はギャンブル』とか『元が取れない』とか『保険に入るなんて損』とか・・・


本当にそうでしょうか?


不思議なのは、そんなふうに言うのは大体『生命保険』・『医療保険』に対してだけなんですよね。

『自動車保険や火災保険に入るのは損』なんて事は聞いた事がありません。


何ででしょう?


確率で言ったら自動車事故や火災に遭うよりも入院の方が圧倒的に多いんですけどね。


まぁ火災保険は金額的にもそれほど高額になるものではありませんが、自動車保険は等級などの条件によっては年間数十万円も払うものです。事故が無ければ年々負担は少なくなりますが、車を所有している間中支払うのですから、これも何十年というスパンで考えればかなり保険料を負担する事になると思いますよ。


医療保険に関しては、実際に給付の現場にいますので、様々な例を見てきました。

良く『最近は長い入院なんかしないから』とか言う方もいらっしゃいますが、私の知人は半年も入院し、未だにリハビリをしています。

先日、会社の同僚のお客様に起こったケースは8ヶ月の入院だったそうです。当然連続給付日数オーバーですから不足が生じたはずです。

私の叔父も4ヶ月入院しました。

当然それぞれ年齢や病気の内容は異なります。

入院って医療費はもちろん、入院に伴う出費は結構あるものです。高額療養費があると言っても、何ヶ月にも渡る入院では結構な額になりますし、その金額すら負担になる家計だってありますよね。


これらはレアケースで自分に起こらないと誰が言えるのでしょう?


そもそも保険は不測の事態に備えるもので、損得で考えるものではありません。

自動車保険に入っていて『事故を起こさなかったから勿体無かった』なんていう人はいますか?いませんよね。

むしろ事故を起こしたとき『入ってて良かった』と思うはずです。

もっと身近に起こり得るものに備えるのに『元が取れない』とか『支払う保険料に対して受け取る保険金が少ないから損』なんて言い切るのはどうなんでしょう?


医療保険や生命保険はいつ使うかは分からない『万が一が起こった場合に契約している保険金を受けとる権利』を買ってるのです。契約の内容によっては自動車保険を払うよりも少なくなったりする事もあるんですけどね。


前にも言ってますが、『どれだけお金を使っても困らない経済環境』を持っている方はともかく、毎月のお給料をやりくりしながら生活している我々にとっては少なくとも『不要』ではないと思うのですが。


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リタイアメント

ちょっと会社で時間を持て余してしまい、何の気なしに資料の整理をしていたのですが、ちょっと面白いデータがあったことを思い出しました。


最近は比較的若い世代もアーリーリタイアなんて事を仰るケースがありますね。

ガッツリ稼いで悠々と暮らす。

出来れば自分もそうなりたいものです。


さて、思い出して引っ張り出した資料にはリタイアメントに関するデータがいろいろと揃っておりました。


データを見ると良くわかるのですが、就労者の意識はここ数年で確実に変わってきているんですね。


僅か5年前のデータとの比較ですが、退職後の準備を始めている人の割合は12%から39%へ。

また、退職後の準備を始めた年齢は52歳から31歳へと大きく変わってきています。


なかなか将来の見通しが立たない状況なのでこのような変化が起こっているのでしょうか?


しかし世界的に見ると、日本人の退職後の準備に関してはまだまだ関心が薄いのかもしれません。


欧米と比較してみると、準備を始めた年齢はようやく同じくらいになって来ましたが、準備を始めている人の割合で見ると比率で見て欧米の約半分くらいで、欧米では6~7割の人は30歳前後から将来の準備を始めているんですね。

しかし、退職後の収入に満足している(するだろう)という答えでは、実は8割方満足できないと答えており、一方海外の主要国では半数以上が満足していると答えています。


私も良くライフプランがどうとか書いていますが、まだまだ日本ではまだまだ認知がなされていないというのが現状なのでしょうね。

最近でこそ子供のうちから金融教育をという事が言われていますが、必要な情報が不足しているのでしょう。

年金に対する不安も、社保庁や国の不祥事ばかりではなく『知らない』ということが大きな要因になっていると思います。

自分に出来る事は僅かかもしれませんが、少しでもお役に立つ情報を提供できたら良いですね。


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