保険屋FPひろのお金の教室 -223ページ目

保険見直しの現場より

いや~寒い!

寒いと昔怪我で痛めた足や膝や腰や首が痛んで(かなりボロボロじゃんww)涙目のFPひろです。


ようやく本題に入りますが、前回前々回 の記事は実はココに繋がるお話だったのです。


今週保険の見直しをしたお客さんのケースをご紹介します。


そのお客様現在加入中の生命保険は△△△△生命のアカウント型の生命保険でした。

そしてその保険に入られたのは、ちょうど10年前。


今年が更新の時期なので、結構今の保険会社から営業さんが通ってきてるみたいです。


まずは現在加入している保険の内容をご一緒に確認させていただくと・・・


『えっ??そんな内容でした?』



ずっと若い頃に親が掛けていてくれた保険を引き継いで、その後も何度か見直しをしてもらった事はあったけど、最初に親が掛けてくれていたものは活かされてると思って大事に継続していたそうです。

結論から言うと・・・

最初に入った保険から次の契約、またその次の契約へと『転換』を繰り返してきたものと思われます。

今の保険の内容もしっかり『転換』されてましたから。




転換と言う手法そのものを否定するつもりはありません。場合によっては有効な手段であるとは思います。

しかし・・・多くの場合はわざわざ転換なんてする必要のない契約を様々な理由をつけて変えさせています。


その内の一つが前回お話をした『逆ザヤの解消』だったりするんですね。




このお客さんも、営業さんがたびたび来て顔も良く知る間柄であった事で、特に疑問も持たず今の保険に変えたんだそうです。

しかし・・・やはり『更新』と『転換』の違いが良くわかってらっしゃらいませんでした。


10年前、今の契約に転換した時の解約返戻金は50万円ほど。

そして今現在の解約返戻金は12万円。

これは特約転換といって、新しい契約の特約部分に以前の契約の解約返戻金を充当する方法を取っているので、毎年その充当金を取り崩すために年々返戻金が減っていったと言う事を表してます。実際に口座から引き落とされる金額は以前とほとんど変わらないので、お客さん的には良い内容だと思われていたようですが・・・


『内容が良くなったって言うから、車で言えばクラウンに乗ってるつもりだったのに、降りて外から眺めたらカローラだったって感じ?』と聞かれましたので・・・

面白い例え方に関心しながらも『残念ながらその通りです』


今の内容は再三言っている『目的に対して全く合っていない』という内容だったのです。

実はこのようなケースは結構多いんですよ。

見えないお金の事なので、普段はあまり意識もしていませんからなかなか気付かないものです。

しかし、このように知らないうちにご自分の資産が減ってるということがあるんですよ。

知らないとか、わからないというのは後になって結構ダメージがあるものです。

大体このようなパターンで、今の保険に変えた理由って『特に無いけど勧められたから』


内容の確認って結構大事ですよ。


今ご自身が入っている保険の内容を今一度確認してみたい。だけど、担当さんに話すと営業されそうで・・・

と思ってる方。



お金の事がよくわかる無料相談会


までお越しください。

まずはご一緒に内容の確認をいたしましょう。


1月20日水曜日

場所:大崎ゲートシティ・スターバックスセミナールーム

時間:18時30分より2時間

費用:ご自身のお茶代のみ


参加希望はコメントかメッセージで(b^-゜)


まだまだ参加者募集中!


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転換って何?

前回の記事 の続きです。


予定利率が高い保険契約は保険会社の経営を圧迫すると書きました。


何故かはおわかりですよね?

予定利率が高いという事は、その分保険料が少なくなります。

少ない保険料でキッチリ保障しなければならない訳ですから、運用成果が出ていない場合は保険会社がそのマイナスを負担しなければなりません。

つまり収益が出なくなるという事です。


保険会社としては、その逆ザヤ契約を無くしてしまいたい。

しかし、解約されると保有契約と保険料収入を同時に失ってしまう・・・


そこで手っ取り早くその問題を解決する為に行ってきたのが『転換』です。


転換とは、それまでの契約の解約返戻金を新しい保険契約に充当するという、保険の見直し方法の一つです。


『新しい保険が出たので、今までの保険を下取りして乗り換えませんか?』という提案を受けたという話を聞いた事がありませんか?

そう、その『下取り』こそが『転換』なのです。

仕組みとしては自動車の下取りと同じ様に、新しい保険契約の保険料の一部に充当します。

つまり、以前の保険の解約返戻金で支払うと言う事ですね。


『保険料はそのままで保障が充実します』とか『保障はそのままで保険料は安くなります』
皆さんこんな事を言われて加入した覚えがありませんか?

そもそも生命保険は年齢によって保険料が決まります。

同種の保険契約を行うのであれば、年齢が上がって保険料が下がるという事はありえません。

覚えがある方は今一度ご自身の契約を確認しましょう。

内容によっては契約者にかなり不利になります。


何が問題なのかというと・・・


一つは当然のこととして、高い予定利率であった契約を今の低い予定利率のものに入れ替えます。

お客さんにとってはかなり勿体無いことをしてしまう・・・

保険会社にとっては逆ザヤ契約が消滅するので収益が改善される。

『お宝保険は大切にしましょう』というのはココからきてます。


一昨年に大手生保が逆ザヤ解消なんてニュースがありましたが、これは収益体質が改善されたのではなく、逆ザヤ契約を大幅に少なくする事が出来たという事です。


もう一つはそれまでの解約返戻金が、新契約への充当により取り崩されてしまう事があるという事です。

つまり資産が減少していっているのです。


他にも内容によってはだいぶ厳しい事になっている事もあったりします。


転換と言う手段自体が悪いわけではありません。立派な見直し法の一つですが、その用い方の多くはちょっと・・・


実際現場で起こってることは・・・また次回に。


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逆ザヤって何?

今日はちょっとマジメなお勉強の時間。


予定利率って言葉聞いた事がありますか?


生命保険は保険料を決定するに当たっていろいろな『見込み』を立てて計算します。


どんな事を見込むのかというと・・・


●予定利率

●予定死亡率

●予定事業費率


という3つの利率です。


お客さんが支払う保険料は、事務経費が引かれた後、保険金などの支払いに充てるため「責任保険金」として積み立てられます。責任準備金の運用利回りを「予定利率」と言います。

予定利率が高いほど保険料が割り引かれ、保険料は安くなります。当初設定した予定利率予定と実際の運用利回りの差を利差と言い、保険会社の収益のひとつになります。

契約時の予定利率は基本的には満期まで変わりませんが、所謂『お宝保険』と呼ばれるようなバブルの頃~平成7年ごろまでの保険契約は実際の運用利回りよりも高い予定利率となっていたりします。

これがいわゆる『逆ザヤ』と呼ばれる現象です。


逆ザヤがどのような影響を与えるかというと・・・


保険会社の収益を圧迫します。


それに対して保険会社は何を行ったか・・・



それはまた次回ににひひ


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