誕生
カラカラカラと保育器が近づいて来る音
「産まれましたよ」
10ヵ月、ずっとずっと待っていた愛しい我が子との対面
小さい体で一生懸命泣いている。
新生児処置室に入り体を拭いたり、体重を計ってもらっている我が子。
自然に涙が溢れて来る。
服を着せられ、布でくるまれた可愛い娘。
心配していた体重も小さいながらも範囲内だし、心肺機能も問題ない様子。
その後1時間程で妻が戻って来る。
出血量が多く、体温も下がってしまってかなりしんどそう。
管が沢山付いてるその手で小さな娘を撫でている。
産まれるまで、本当に何があるのか分からない。僕たちの出産も自分たちが思ってもいなかった出産だった。
でも
娘が無事に産まれて、これが僕たちの出産だったと思えた。
自然分娩したかった妻の気持ち
2週間も早く外に出された娘の気持ち
入院から出産まで心配してくれた家族や友達の気持ち
娘を迎える僕たち夫婦の気持ち
その全てが僕たちの出産だった
今、娘は6ヶ月
離乳食のバナナを僕の膝の上で美味しそうに食べる
僕の宝もの
産まれて来てくれてありがとう
ありがとう
「産まれましたよ」
10ヵ月、ずっとずっと待っていた愛しい我が子との対面
小さい体で一生懸命泣いている。
新生児処置室に入り体を拭いたり、体重を計ってもらっている我が子。
自然に涙が溢れて来る。
服を着せられ、布でくるまれた可愛い娘。
心配していた体重も小さいながらも範囲内だし、心肺機能も問題ない様子。
その後1時間程で妻が戻って来る。
出血量が多く、体温も下がってしまってかなりしんどそう。
管が沢山付いてるその手で小さな娘を撫でている。
産まれるまで、本当に何があるのか分からない。僕たちの出産も自分たちが思ってもいなかった出産だった。
でも
娘が無事に産まれて、これが僕たちの出産だったと思えた。
自然分娩したかった妻の気持ち
2週間も早く外に出された娘の気持ち
入院から出産まで心配してくれた家族や友達の気持ち
娘を迎える僕たち夫婦の気持ち
その全てが僕たちの出産だった
今、娘は6ヶ月
離乳食のバナナを僕の膝の上で美味しそうに食べる
僕の宝もの
産まれて来てくれてありがとう
ありがとう
ついに
診察室に入ると先生が2人。
先ほど検査したNST検査のグラフを持っている…
赤ちゃんの心拍数が少し落ちてしまった所に赤い丸印…
そして何となく予想していた言葉
「赤ちゃんが苦しんでいます。このままには出来ません」
自然に妻の手を握りしめ、先生に頭を下げる「先生どうか宜しくお願いします」
診察室を出ると、病棟から車椅子の迎えが来ていて、それに乗せられて妻は産婦人科病棟へ向かう。
手術室の空き待ちで直ぐに手術となる為、血管確保、点滴、術衣への着替えなど妻の処置が始まる。
その間に義母さんに電話をして荷物を持って来てもらう。
手術は午後2時から。
この微妙な待ち時間が不安を煽る。
妻は赤ちゃんに会える喜びよりも手術への不安の方が大きく、もの凄く怖がっている…
変わってあげられたらと何度も思うが「絶対に大丈夫だよ」と声をかける事しか出来ない…
13時40分
手術室に向かう
手術室に向かうエレベーターの手前までしか一緒に行けないので、あとは妻に頑張ってもらうしかない。
「私が帰って来るまで赤ちゃん抱っこしててね」と言い、妻はエレベーターに乗った。
妻の姉が帝王切開で出産した時、麻酔が効きすぎて2日間意識不明、意識が戻ってからも一週間位記憶がなくなっていたと言う事もあり、妻は自分が「戻って」こられるのか不安だったらしい。
手術は1時間から2時間。
その間は産婦人科の待合室で待つ…
ただただ祈るしかない…
男は無力だ…
続く…
先ほど検査したNST検査のグラフを持っている…
赤ちゃんの心拍数が少し落ちてしまった所に赤い丸印…
そして何となく予想していた言葉
「赤ちゃんが苦しんでいます。このままには出来ません」
自然に妻の手を握りしめ、先生に頭を下げる「先生どうか宜しくお願いします」
診察室を出ると、病棟から車椅子の迎えが来ていて、それに乗せられて妻は産婦人科病棟へ向かう。
手術室の空き待ちで直ぐに手術となる為、血管確保、点滴、術衣への着替えなど妻の処置が始まる。
その間に義母さんに電話をして荷物を持って来てもらう。
手術は午後2時から。
この微妙な待ち時間が不安を煽る。
妻は赤ちゃんに会える喜びよりも手術への不安の方が大きく、もの凄く怖がっている…
変わってあげられたらと何度も思うが「絶対に大丈夫だよ」と声をかける事しか出来ない…
13時40分
手術室に向かう
手術室に向かうエレベーターの手前までしか一緒に行けないので、あとは妻に頑張ってもらうしかない。
「私が帰って来るまで赤ちゃん抱っこしててね」と言い、妻はエレベーターに乗った。
妻の姉が帝王切開で出産した時、麻酔が効きすぎて2日間意識不明、意識が戻ってからも一週間位記憶がなくなっていたと言う事もあり、妻は自分が「戻って」こられるのか不安だったらしい。
手術は1時間から2時間。
その間は産婦人科の待合室で待つ…
ただただ祈るしかない…
男は無力だ…
続く…