こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの織田でございます


最近は、小麦の値上がりについての報道が増えてきましたね
確かにガソリンのように一部の人に影響が出るのとは違い、
今回は食糧品の物価上昇ですから、全ての人に影響を与えます


しかし、ここでも、
相変わらず、どこのチャンネルでもやってる事は一緒。
カップラーメンやパンの値上げをしきりに連呼して、
肝心の金融情勢や『どうして?』という背景を説明することなく、




「いや~、考えると恐ろしいですね~」



なんて呑気な事しか言いません
僕たちが知りたいのは小麦の値上がりではなく



「どうしたらいいの?」



という対策なのですが、
しかし、残念なことにキャスターには、その知識がありません

おそらく多くの家計において、キャスターも含め笑
今年から、普通預金にしてあるお金の減り方が変わり始めます
今まで「預貯金はリスク」と言われ続けてきた出来事が、
本格的に始まろうとしています


こうなると、今のままでは、
自己防衛出来るのは、一部の投資家というのがやっとで、
もはや格差という当たり前すぎる表現では、
語り尽くせない状況になると思います


これは昨年一年間の代表的な商品の上昇率です





出所:ロイタージャパン/リッパージャパン
原油、ガソリン、金、銀はニューヨーク
農産物はシカゴ



昨年、いち早く価格上昇が始まり、
一年間話題の耐えなかったガソリンは、
55%の上昇である一方、小麦は実に77%も上昇しています
さらに報道にはないですが、大豆も75%上昇しています
ガソリンよりも遥かに上を行っているのです


そして、そんなタイミングに政府は
小麦の価格決定方法を昨年の4月から変更しました
今までは混乱が生じないよう小麦の価格は、
国が固定させていましたが、
昨年の4月から、変動する仕組みに変わったのです



ですから、商品をつくる企業にとっては、この材料高騰は、
売上圧迫の要因となり、経費削減、コスト削減など、
企業はありとあらゆる手段と努力で商品の価格を抑えてきましたが
75%も原材料の値段が上がれば、
さすがに商品の価格を上げざるを得なくなったという訳です



昨年のサブプライムローンを発端とした金融不安や
中国、インドなど24億人を超える人口国の急成長に伴い、
資源・食料の需要が急速に増してきたことや、
温暖化を背景とするリサイクル需要、

バイオ燃料需要が叫ばれる時代になった事や、
巨額のオイルマネーが、株式や債券から商品相場に流れたことなど、
世界で起こっている出来事が複雑に絡みあって、
小麦という一つの食料の価格に社会情勢が表れているわけですね
もちろん、まだまだ様々な要因があります




不安を煽れば、確かに人の目を引けますから、視聴率が取れるのもわかります
しかし、
理由もなく勝手に値段があがることなんてないんですね

「どうして?」という事も、しっかりと伝えなければ、何の解決にもなりません


僕は、これからはキャスターにも金融の知識が必要不可欠だと考えています
金融情勢の分からない無頓着なキャスターが、
意味を理解することなく原稿を読み上げていては、
僕たちは、かえって混乱するだけです




言ってる方が理解していないわけですから、
聞いている、こちらはもっと理解できません




では一体、誰の何のための報道なのでしょう?笑
キャスターの採用試験にも金融科目を必須にする時代だと僕は思います


キャスターの声は、時には、何千万人という人に届きます

この圧倒的な影響のある人が理解していないようでは、

最大のリスクは、そのキャスターということになりそうです




「いや~、考えると恐ろしいですね~」




は、小麦ではなく、実はあなたなのですよ!笑

なんて、テレビを見て、ついつい思ってしまいました





それでは!