例え、アメリカから安いお米の輸入があったとしても、国産のお米の価格が下がることは無いでしょう。むしろ、アメリカからの輸入米という「安い選択肢」が出来たわけですから、国産のお米の価格はさらに高くなるでしょう。

 

高金利な定期預金と個人向け国債、どっちが良いのでしょうか?迷ったら、両方、やるのも良いかもしれません…効率の良し悪しや手間を考えると、どちらか絞るのも良いかもしれません。

個人向け国債は複利しません。ですので、利子の有益な使い道を考えないと「ムダにお金を拘束している」だけになってしまいます。ところで個人向け国債は毎月、発行されています。ですので、個人向け国債を6か月連続して買うと、以後、毎月、利息を受け取ることができます。その利息で積み立て投資というのもありかも知れません。が、利率が毎月、異なる可能性があります…利息の額も毎月、異なりますね。

高金利な定期預金は複利します。つまり、定期預金に預けている間、お金の動きはありません。まさに、「お金を時間に委ねている」状態ですね。しかし「利子の有益な使い道」を考える必要はありません。

 

高金利な定期預金と個人向け国債、どちらにしますか?

 

 

 

ネット広告で、時々、高金利な定期預金がありますね。あそこまで高金利だと「ダイジョウブ」と言いたくなりますね。
確認しておきたいポイントは2つ。
預金保険の対象か否か…預金保険の対象なら、1,000万円+利息まで、保証されますね。
もう一つは、中途解約した場合の扱いについて。まあ、たいていは「中途解約利率の適用」で、元本割れが生じることは無いのですが。

なお、金融機関が破綻し、預金保険の適用がなされるような場合、「破綻後、すぐに引き出すことができない」場合が、あるようです。
なので、「ダイジョウブ?」と心配しながら、利用する定期預金の場合、預けるお金は「余裕資金」の方が無難だと思いますよ。使い道と時期が明確なお金、例えば、子どもの進学資金などは、金利は低くとも「安心な」銀行の定期預金を利用したほうが良いでしょうね。

 

 新窓販国債も、ある意味「個人向け」というか、「個人が買いやすくした」国債というところでしょうね。とはいっても、「5万円以上、5万円単位」での購入になりますし、満期までの間は「価格変動」があります。複利しない点は、個人向け国債を含め、利付債券に共通ですね。また満期まで待てば「額面」で投資したお金を返してもらえる点も、債券ならではの特徴ですね。(時々、例外もありますが、国債については「額面償還」ですので、例外はありません)。

 価格変動には、特に留意が必要です。
例えば、新窓販の10年満期の2025年4月国債の場合、額面100円に対し、販売価格は100円35銭です・・・どいうことでしょうか?この国債を「10万円分」買おうとする場合、100,350円が必要です。
(100,000円×100.35÷100=100,350円)。
「これって、買った瞬間に元本割れじゃないの?」。そうですね、100,350円で買って、満期時には額面、つまり100,000円で戻ってきますからね…いいえ、元本割れではありません。満期までの間、利息を受け取れますからね。10年満期の2025年4月国債は額面100円に対し、1.4%(税引後 年1.115590%)の利率です。つまり、毎年1,115円の利息を受け取れます。この利息も利益を科が得れば、元本割れにはならない筈です。利息が少ないなあと思った人は、購入額を増やすことになりますか…。なお債券ですのでNISAの対象外です。

 それにしても、今、物価の上昇率は2~3%台でしょうか?それに対し、さっきの国債の利率は1.4%。あきらかに物価に負けています。まあ、リスクを回避しつつ、何らかの金融所得を得たい、という人には良いかもしれません。既述の通り、国債の利子は複利しませんから、利子の有効な使い道も考えておいた方が良いでしょうね。利子で投資信託を買う、とか。

 

基軸通貨という言葉は既に終わっているハズ。でも「金」や「原油」を買う時と言うのは、世界中、「ドルで決済する」ということになっています…こう書くと、やっぱり「ドルは基軸通貨」ぽっく聞こえますね。ドルは流通量も多いですからね。そういう点でも安心感と信頼感があるわけで。
ところで、ドルそのものを売ったり、アメリカ国債を売ったり。その反対側には、当然、買っている人がいるわけで。さぁて、誰だ、こんな時にドルとアメリカ国債を買っているのは?

 

嵐の前の静けさとは言いたくないですが。株式市場も為替市場も、とりあえずは平静ですね。
こんな時だからこそ考えたい、というよりも、こんな時にしか考えないのが個人向け国債。
今月の3年物で、税込み利率0.78%…ちなみに個人向け国債はNISA対象外ですから、ここから税金が引かれて、手取りの利率が0.6215430%です。
つまり、3年物の個人向け国債を1,000,000円買ったとして、得られる利息の額は6,215円です。まあ、一応、「金利がある」状態でしょうかね。物価の上昇には叶いませんが、トランプ騒ぎの被害にも遭わずに済みますね。ちなみに、買ってから1年間は中途解約できませんし、1年超が経って、中途解約すると、直近2回分の利子を差っ引いて返金されます。
なお、預金と違って、個人向け国債の利息は複利しません。
こんな時にしか考えない個人向け国債を考えてみました。

 

トランプ政権のことですから、まだまだ油断はできません。
しかし、2営業日続けて、株価上昇となると、やはり期待したくもなりますね。
「日経平均株価は年末に4万円」という予想を立てている証券会社もあります。
為替も143円台を堅持しています。
さて、今夜のNYは・・・。