社会保険労務士の中村真里子です。
本日も当ブログをご覧いただきありがとうございます
アベノミクスの経済政策で
「限定正社員」という言葉を聞かれたことが
あるかと思います。
これはまだ「案」の段階で本決まりではないようですが、
「限定正社員」とは
勤務地や職種などを限定する正社員のこと。
一般の正社員に比べると給与は安くなりますが、
有期雇用ではなく無期限の雇用となり
このあたりが契約社員との違いです。
但し、勤務地や職種が限定されることで、
その店舗や支店が閉鎖されると
解雇されるということになります。
一般の正社員だとこういうときでも他の支店に異動させるなどの
処置が会社に対して求められます
（簡単に解雇とはいかない）。
例えば家庭の事情などで絶対に転勤はできないという方などには
有効でしょうが、
果たして日本の企業が勤務地や職種限定の社員を
戦力としてみなしてくれるのか？
というのは大いに疑問がわくところです。
この制度が本決まりになるのか？
経緯を見守っていきたいと思います。