勝つ人がいるなら負ける人もいる

 

 

投資というと

勝つこともあるかもしれないけど

大負けすることがあるだろう

と言われますが

 

それは利益を奪い合うゲームのようなこと

投機に近いこと

 

厳密に言えばそれはギャンブル的に投資を利用している

ということになります

 

本来、投資は育てる事

 

と言われるものの

まだまだそのイメージは変わっていないな

と感じます

 

このイメージが変わらないと

投資は怖いというイメージも変わって行かないでしょう

 

 

テキストを入力

 

預金でも毎月コツコツと一定の金額を一定期間

積み立てている人は

そのこと自体で勝つとか負ける

ということは考えていないと思います

 

ただ地道に貯めて行こう

と考えて継続していると

 

これが本当の投資であって

短期的に結果が出るものではない

 

途中、紆余曲折ありながらも

長年見守ることで自分で資産を積み上げ

そこに若干の利息が付く

 

正に子育てのようなもの

違うのはそこに掛かる費用が

子育てに比較して圧倒的に少なく済むということ

 

将来どう育つのか、変わっていくのか

考えたところで結果は今は出ないもの

 

投資は時間がかかるもの

と諦めて?

じっくり続けることを覚悟すれば

途中の下落があったとしても

どっしり構えていられる気持ちの余裕も出てきます

 

 

 

 

 

投資信託だけど株のように

 

数年前からETFの人気が上昇してきて

最近では名前くらいは聞いた事ある

という人が増えてきました

 

ETFは投資信託と株のいいとこどりの商品ですが

何がいいのかというと

 

①投資信託なので

 一つの企業に偏らない

 一つ持てばその中に複数の会社を持つ事に

 

②株と同じような売買方法 

 投資信託の価額は1日1回しか動かないけれど

 ETFは株と同じようにその時の価格で売買可能

 

③インデックスは特に手数料が安いことが多い

 

などなどです

 

そうなると投資信託にする必要がないのかな?

と思いがちですが

 

そういうことでもない

 

銘柄にもよるけれど

 

10年20年コツコツ積み立てることを考えると

 

投資信託の方が向いている、安心できることもあります

 

ETFについては

最近人気になって取り扱い銘柄が増えてきたので

 

長年の実績が見れないものが多いことなど

まだまだ発展途上のこともあるので

 

ここでもまた

ETFだけではなく投資信託や債券、商品など

他の商品にも目を向けてみて

 

選択することが最善です

 

外貨建て債券の魅力

 

株に比べて債券って利回り低いですよね

安定と言っても企業が倒産したら社債も

いくら返ってくるのか分からないから

リスクも結構あるし

 

そうなんです

 

100万円の社債を買って

2%の金利が数年約束されたとしても

 

2万円の金利から税金引かれて・・・

1万8千円を割り込むから

リスクに対してのリターンは

そう効率が良いものではない

 

定期よりはいいかな?

くらいです

 

ただこれは日本円での話なので

 

これが外国の通貨を介するものだと

当然為替が関わってくるので

複雑怪奇(喜)になることも

 

 

外貨建ては諸刃の剣

外貨建ての社債でも仕組みは同じですが

金利は日本より高い

そして為替の状況によっては

更にプラスが見込めることも

 

受け取る外貨建て利息は一定ですから

3%の300$と仮定した時

 

為替相場が1$=147円であれば

300$×147円=44,100円

 

150円なら

300$×150円=45,000円

 

金利+為替差益で利益が上乗せされ

これこそ外貨建て社債の魅力です

 

しかし当然逆の場合もあるので

300$×145円だと43,500円

300$×137円だと41,100円

 

というように円高になればなるほど

受け取る円での利息は減ることになります

 

いくら海外の金利が良かったとしても

為替で打たれてしまったら

多少の金利くらい一瞬で吹き飛んでしまいます

 

為替が味方になるか敵になるかで大きく損益は変わってきます

 

 

為替変動の回避策

 

債券に限らず

外貨建ての商品に手を出す場合は

 

満期はあってないようなもの

と覚悟してからの方が無難です

 

5年の債券だから5年後満期償還

にはなりますが

 

その時もし預入したときよりも円高になっていたら

わざわざ損をしてまで円に戻したくはないですよね

 

であれば

為替の回復=円安を待てるかどうかです

 

今、円に戻したら損するから

しばらくこのまま他の運用でもして待っていよう

 

という期間の余裕のある資金で取り組むと

ストレスも大幅に減る

と思います

 

 

為替手数料ってどう取ってるの?

 

ドルを始めとする他国通貨を売買する時

為替の手数料がかかる

ということは皆さんご存じですが

 

ではどう取っているか?

になるとどうなの?と言われます

 

 

TTS・TTM・TTB

ニュースで流れてくる

「本日の外国為替は・・」

というのはTTMのこと(ミドル)です

 

ここを挟んで私たちがドルを買う時にはTTS

同じく売る時(=円に戻すとき)はTTB

の数字を使うことになります

 

このTTMとTTS・TTMの差が為替手数料です

 

今日のドル円は1$=140円というニュースが流れていたら

ドルを買う時には140.5円で

売る時には139.5円で計算することになります

 

そしてこのTTMとの””差””は

その金融機関によって随分違うということがあります

 

0.1円のところもあれば1円というところもあります

 

一般的に銀行の窓口など人の手を介す所ほど高い手数料となっています

 

 

外貨建て保険や外債の購入

外貨建ての商品の代表

保険・社債・株・投資信託などを購入するときには

 

同じ商品であっても

取り扱う金融機関によって為替手数料が違う

ということがありますので

 

そこのところも差別化の一つになりますね

 

 

 

積み立て開始1年

 

新NISA祭りで始まった昨年

8月に大幅下落してから

やっぱり流行りに乗るのは怖い

と水をさされてちょうど1年

 

ここで積み立てを止めずに踏ん張れた人は

今良かった~戻ってきた

と思っていますよね

 

とは言え、始めたばかりの人達は

随分心配した1年になったはず

 

ただ、長期運用していると

こういうことは多々あること

 

これにも段々慣れてきます

 

 

一番苦しい時期

銘柄に関わらず

 

積み立て投資をしていて

一番つらいのは

 

実は始めた頃です

 

期間が短ければ短い程

元本を挟んで上下に行ったり来たりが激しい

 

僅かにプラスになっていると喜んでいたら

翌日にはその倍くらいの下落

 

チビチビ上がってドーンの繰り返しです

 

そしてまた始めたばかりだと

どうしても気になるから

 

毎日のようにどうなっているか

見に行ってしまいます

 

これが一喜一憂の罠です

 

心配にはなりますが

 

ここは踏ん張りどころと心得て

始めたら3年は様子を見るようにして欲しい

 

3年前後静観していたら

元本割れも少なくなってきて

僅かながらでもプラスの領域に居続けるようになります

 

もしも、そうならないファンドならば

どこかで見切った方がいいですね

 

 

 

そのままにできない厳しさ

 

運用はプロであるほど儲けるだろう

プロはいいなあ

いろいろな事が分かるから

 

さぞかしバリバリできるだろう

 

と先入観として持っていませんか?

 

もちろんプロは私達一般人と比較して

経験も知識も豊富

とても太刀打ちできるものではないですが

 

ファンドマネージャーと呼ばれる人たちは

それなりの苦悩を抱えていて

 

思うように運用ができないことも多々あります

 

 

 

分っているのにできないもどかしさ

昨年8月の下落時や今年4月のトランプショックの時

皆さんはどうされたでしょうか

 

一般投資家である私たちは

そのまま様子を見ていた人が多かったのですが

 

一方でプロは

一時的なことだから放っておいて大丈夫

 

と判っていてもそのままにできないことも

 

それはファンドそれぞれが持つ決まりごとがあるから

 

ファンドが保つと約束している割合が

下落によって崩れたら

そのままにできず

バランスを元に戻さなければならないから

 

ここで売らない方がいい

と思っていても

売らざるを得ない

 

それにより更に下落する

 

というジレンマ?がある

 

 

結果を求める期間の違い

 

私たちは自己責任で

長期間置いておくことができるけれど

 

プロはある程度の短期間での結果が求められるので

置いておくことができない

 

この点だけを見れば

プロよりも私達の方が長期というメリットは

享受し易いですね

 

 

そんな大変さを抱えながら

利益を積み上げるファンドマネージャーは

やっぱり凄いです

 

 

トラッキングエラーが表示されていない?

 

インデックス運用が主流な中

最近どうして?

と思っていることがあります

 

それはトラッキングエラーが表示されていない

あってもとても見にくい、分りにくい所にあること

 

 

トラッキングエラー

 

ベンチマークは

日経平均とかダウとかs&Pなど

 

代表的な経済指標のことです

日経平均をベンチマークとして・・・

と書いてあれば

 

そのファンドは日経平均をお手本にして

出来る限り同じ動きをするように運用します

と宣言しているものです

 

そのベンチマークとあるファンドの

動きを比べてみた時に

 

全く同じとはなかなかなりません

その同じにならなかったズレの部分

 

この差(トラッキングディファレンス)を

標準化した数値がトラッキングエラーと呼ばれる数値

 

ちょっとイメージが難しいですね

 

単なる差は乖離なので

それをもう少し均したものと考えていただければいいかな

 

 

トラッキングエラーは小さい方が〇

そのような意味を持つ数値ですので

数値が大きいと大きなズレがあり

小さいとズレは小さく安定している

 

ということになります

 

インデックス運用では

いかにベンチマークに近い運用ができているか

が評価の鍵

 

そのお手本とズレているということは

運用上手くない?

という判断基準になりますね

 

それが最近の運用報告などに

明記されていないファンドがある

 

というのがどうなの?

と思っているのです

 

信じて託しているのに

大事な報告してよ

 

判断できないでしょ

と思いませんか?

 

どのファンドとまでは載せませんが

 

そういう目線で報告書を見ると

そのファンドの信頼度が計れますね

 

 

 

 

8月は夏枯れ

 

毎年2月、8月は運用相場としては

下がると言われます

 

夏場の夏枯れは

summer vacationで商いが少なくなるとか

決算発表前後で手控えるとか

 

でも今年は今のところ

ちょっと様子が違いますね

 

夏枯れどころか

夏に最高値更新なんて

なかなか専門家も予想しなかったのでは?

 

でもこのまま行くのかな?

 

アメリカが利下げすれば

さらに株価が上がりそうではあるけれど

 

すでに織り込み済みの情報で

 

タイミングによっては

逆に下落の可能性もなくない?

 

その時には単なる下落では済まず

○○ショックになるかもしれないですね

 

 

 ショックを最小限にする

 

調子が良ければ良いほどに

その反動が怖いものですが

 

ある程度の心の準備をして

できることをしておくこと

 

クッションでショックを和らげることもできます

 

株でも投資信託でもそうですが

暫くはずっと持ち続ける

と決めている銘柄はそのままで良いでしょうが

 

持つ事、下がることに不安があるのなら

半分とか1/3とか

一度利益確定しておく

 

などということも

立派なリスク回避です

 

特に個別株やテーマ型の投資信託などは

あまりに落ち込むと浮上が大変なので

 

テッペンは取れなくても

程ほどのところで・・と

することもアリですよね

 

 

 

医者の不養生??

 

昔から物事に詳しい人ほどそれをしていない

という例えで医者の不養生と言いますが

 

いろいろな所で言えるようで

運用の世界でも例外ではありません

 

証券会社や銀行に勤務しているから

さぞかしバリバリに運用しているだろう

 

と思いきや自分の資産を

どうしたらいいのか分からない

 

そしてそれを人に言えない

 

と悩んでいる人が多いようです

 

 

 専門外のことは分かってない?

 

分業していればしているほど

自分の担当していること以外のことは

全く分からないから

 

または

人の資産のことについては客観的に見れるし

アドバイスもできるけれど

 

自分のこととなると

なかなか思うように踏み出せない

 

という人も多い

 

以外に一般人の方が

バリバリにやっているものです

 

私の友人にも銀行の運用チームに所属しているけれど

自分の資産運用は分からないから

よろしく!と

持ってくる人は一人二人ではありません

 

みんな同じようなもの・・・

 

と言えるのかもしれません

 

長く投資しても上がっていない

 

投資の基本は

長期・積み立て・分散

 

これからはね

じゃあこれまで持ってきた人はどうなの?

 

失われた20年に日本株だけを持っていた場合

 

残念ながら育っていない

 

ということはありました

 

もちろん今まだ持ち続けていたとしたら

上がっているとは思いますが

 

言い方を変えると

これだから株は怖い投資は怖い

と言われるのだと感じます

 

何でも長く持っていればいい

という訳ではないということですね

 

 

 何を持っていればいいのか

 

じゃあ何を持っていればよかったのか

という話になりますが

 

そこで分散が出てきます

 

これだけを20年・・

というのではなくて

 

いろいろな物を少しずつ持って

育ち具合を確かめながら投資を続ける

 

 

 どう分散するのか

 

個別の株や債券を考えながら自己判断

が出来る人はその方法で

 

そんなの分からない

という人は投資信託などプロに一部任せ

一部は自分で少しずつ

 

そう考えると

少し方向性も見えてきそうです