配偶者の車をぶつけてしまった! 誰の保険を使うの? | 人生にゆとりを生みだす!賢いお金の使い方

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賢く「お金」を学び、ゆとりある生活を目指しましょう!

先日、友人からこのような相談の電話が来ました。

「夫が私の車をガードレールにぶつけてしまってガーンどうしたらいい?」

 

友人の希望はこうです照れ

・かなり派手にへこんでいるので、修理をしたい

・夫に修理代を出してほしい、または夫の自動車保険で何とかしてほしい

・しかし、家計費は減らしくたくない

・自分自身は1円も出したくない

 

気持ちはとてもよくわかりますキラキラ

 

この希望を考えると・・・

修理代が支払いできる許容範囲であれば、現金やクレジットカード払いなどを利用し、夫のお小遣いから出してもらうのがベストかもしれませんひらめき電球

 

しかし、修理代が高額になると保険を視野に入れる方が多いかと思います。

 

それでは、このような場合、夫の保険で対応してもらうことはできるのでしょうか!?

 

 

他車運転特約で補償できる?

他車運転特約(保険会社によって特約名は異なります)は

他人の車を一時的に借りて運転し、事故を起こしてしまった場合に、補償が受けられる特約ですおねがい

 

他車運転特約で補償を受けられる範囲は、自分が加入している自動車保険の補償内容に準じます。

 

具体的には、事故で他人をケガさせてしまった時の「対人賠償保険」、他人の財物に損害を与えた時の「対物賠償保険」、自分や同乗者のケガに対する「人身傷害保険」、車の損害に対する「車両保険」に加入している場合で、それぞれの契約内容に沿った補償が受けられます。

 

それでは、友人の夫が自身の自動車保険にこの特約を付けていれば、その保険を使うことはできるのでしょうか?

 

答えは NO!です叫び

 

なぜなら

他車運転特約は、記名被保険者(今回の場合の夫)や配偶者(妻)、同居の親族が所有または常時使用している車を運転中の事故は、補償の対象外となります。

 

例えば、夫が妻の車や、同居している子どもが親の車を借りて事故を起こしても、他車運転特約ではカバーされません。

 

ですので、この友人の場合、夫の保険に特約がついているとしても、使うことはできないのですえーん

 

それでは、他にどのような対策が考えられるでしょうか?

 

自身の保険を使う

 

「修理費用が高額になり、家計から出したくない」

「夫の保険は使えない」

となると、自身の保険を検討することになります。
 

しかし、自身の保険を使うと翌年以降の保険等級が下がり、保険料が上がってしまいますアセアセ

自分に過失がないにも関わらず、保険料が上がってしまうのは、納得いかないかもしれませんね。

 

修理費用<保険料増額分の総額

の場合は、保険を使わないほうが、金銭的にはお得になります。

 

修理費用>保険料増額分の総額

だとしたら、保険を使った方が良いと言えるでしょう。

 

そこで友人の選択は・・・

 

夫婦で話し合った結果、

保険を使い、保険の増額分を夫のお小遣いから出してもらうキラキラ

ということで落ち着いたとのこと拍手

 

めでたしめでたしお祝い

かは、分かりませんが、、、

 

この度の一件で、友人は夫や自身の自動車保険に「他車特約」がついていることを、初めて知った音符とのことです。

そしてそれをきっかけに、その他にも把握していなかった自身の保険内容を知ることができたと、とても感謝してくださいましたハート

 

皆さんは、ご自身が加入されている保険の内容をしっかり把握できていますか!?

 

保険を使うような出来事がないよう、日ごろから注意し、予防することが一番ではありますが、いざという時に心身共に焦らず進められるよう、ぜひ確認されてみてはいかがでしょうかウインク