先日のこと。
友人からこのような相談がありました。
「昨年半年間、働いていない時期に年金を免除してもらっていて、
“追納の案内ハガキ”が届いたのだけど・・・
これって、後々のことを考えたら支払った方がいいのかな?
追納の金額は99,560円
とのこと。
ちょっと計算をしてみました。
基礎年金の保険料を20~60歳の40年(480か月)の満額支払ったとして
基礎年金の受給額 795,000円(年額・2023年度額)…①
6ヶ月払わなかった場合
795,000円×474か月/480か月=785063円…②
※年金額は2023年度の金額です。将来を保障するのではありません。
※免除の種類(全額・3/4・半額・1/4)によって、金額が多少変わります。
①と②を比べると、追納をしなかった場合、年間1万円受給額が少なくなります。
追納金額が約10万円ですので、10年受給すると追納額を超えることになります。
今は長生き時代と言われているので、10年以上受給する人は多いか思います。
ただし、人の寿命は誰にも分からないので、これをどう捉えるかはその人の価値観になりますね。
同じ内容を友人に伝えると
「私は長生きしそうだから、払うことにする!」
「そして、長生きするようにがんばる!」
と言っていました。
皆さんだったらどうしますか?
単純に計算するとこのような結果を見ることができますが、制度はどんどん変わっていくもの。
流動的な制度にアンテナを張りながら、自分でしっかり選択していかなければなりませんね。