■家計の金融資産は現預金が増加中!!
昨日の日経新聞に、「日米欧 現預金2,500兆円超」という見出しで、家計の金融資産は安全志向の高まりで現貯金が増えているとの記事が載っていました。
そこで、日本銀行が昨年12月に発表した統計の「資金循環統計(2011年第3四半期速報)」から2011年9月末時点における家計の金融資産の増加率(前年比)についてご紹介。
家計の金融資産合計 : 0.1%
現金・預金 : 2.1%
債券 : ▲12.5
投資信託 : ▲12.5
株式・出資金 : ▲7.2%
保険・年金準備 : 0.5%
その他 : ▲0.0%
詳しくは、日本銀行HPの統計のページか、こちらのPDFからご覧ください。PDFをご覧になる場合は、5ページからが分かりやすいと思いますよ。
http://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf
つまり、家計全体の金融資産が微増である中で、債券や投信、株式が大幅に減り、現金・預金に流れているというのが分かりますね。
世の中の金融不安の流れと、物価が下落している現状においては現預金で持っていると、実質価値が上昇しますからね。