いつまで時代遅れなことしてんの?
開業してから何人くらいのお客様のマイホーム購入のお手伝いをしたことだろうか。そのリストを見ている。何を探しているかと言えば『設計士さん』
お客様が工務店から間取りの提案があったのですがお気に召さないようで別のハウスメーカーでも出してもらったけどやはりダメだったということで相談の連絡がありました。
お客様とZoomで面談。お気に召さなかった理由はすぐにわかりました。というかセールスはなぜ分からなかったんだ?だが残念なことに私はFPなので設計ができない。
それでお客様に紹介できる設計士さんを『思い出す』ために過去のリストを見てたのでした。設計士さんを紹介するときに気を使うのはお客様との相性です。
今回間取りがお気に召さなかった理由はいくつかあったのですがその1つが実は情報格差でした。これが今のマイホーム購入の現実なのですが気がついていない方も多い。
通常の情報格差は工務店やセールスの方が圧倒的に詳しくマイホーム購入では素人のお客様がプロである彼らに誘導されるということで使われてきました。今でもきっとあることでしょう。
しかし今回のお客様はネットで勉強しまくっていました。そう、工務店よりセールスよりも勉強していたのです。お客様はプロに対する不満があったのです。
工務店さん、それはもったいないです。
マイホーム購入のお手伝いをしていて気がつくことがあります。それはお客様の方が圧倒的に詳しい部門があるのです。その際たるものが住宅ローンをはじめとしてお金のことです。
お客様はスマホで調べまくっているという事実があります。
ただそこはやはり素人さん、スマホで得られる情報では知識と知恵の差が分からないのでプロサイドがしっかり勉強すればやはり情報格差はチャンピオン防衛になります。
しかし住宅ローンなんてそもそも考えるのがめんどくさい。
だから住宅ローンなどお金に詳しくないので『銀行に行ってきてください』や『ネット銀行より地元の銀行の方がいいです』なんて言っているのです。
もっとも住宅ローンの勉強をするくらいなら大好きな設計や建築のことを考えていたい。それが自然だと思うのです。だから弊社のように工務店さんや設計士さんから紹介されるわけです。
プロ同士の棲み分けをしないとお客様に知識で勝てない時代がすぐそこまできているのです。いや、もうきているのですがただ気がついていないだけです。
工務店さんはそんな時代に備える時がきています!
人との出会いだけが人生を変える
永野FPオフィス 担当FP永野 修