父親が死亡した翌日の朝一番にしたこととは | 助太刀いたす!熊本で唯一の住宅ローン専門FPオフィス

死亡1時間後から始まった

 

住宅ローンでボーナス払いはどうなのか?よくお客様から尋ねられます。この質問が来るたびに我が家で起こったことを思い出します。

 

ボーナス払いの結論から言えば公務員ならいいのではと思っています。ただ民間企業は今回のコロナのようなことがあると大変になってしまうのでオススメはしません。

 

なぜオススメしないのか?何があったかを久しぶりに書きたいと思います。

 

父親が4ヶ月半の入院生活にピリオドを打つ日がきました。病名は成人T細胞白血病(ATL)です。

 

医師より『まだ生きているだけの状態ならそのままでもいいですがどうしますか』と言われましたがもうお金が尽きていました。もう結構です。と答えるしかありませんでした。

 

その日の夜に息を引き取り失意のうちに控室の椅子にこのされた親子3人大人しく座っていると早速待機していたであろう葬儀屋さんが近づいてきました。

 

偶然か自宅から5分のところにある互助会に入っている葬儀屋さんさったので話は早く済んだと記憶しています。

 

というのも私の頭の中は明日のことでいっぱいでした。もうお金が残っていない我が家にとって明日はかなり重要だったからです。

 

朝一番で行くところとはどこか?それは『銀行』でした。

 

もう支払いができない

 

父親の4ヶ月半の大学病院の個室での入院生活で我が家の財政はボロボロと言ってもいいくらいお金がありませんでした。

 

なぜ死亡した翌日の朝一に銀行に行くのか?それは『住宅ローン』を止めたいからです。6月でしたがその月はボーナス加算月でした。

 

母親と2人でいったのですが私が窓口の女性に話しかけます『父が(銀行で)借りている住宅ローンのことですが昨夜なくなったので止めていただけないですか』

 

わかりやすく行ったつもりだったのですが窓口の女性が要領を得ないことを言っているので再度住宅ローンの団体信用保険の申請をしたいことを伝えました。

 

それでも意味がわからないことを言っているので仕方がなく専門用語をできるだけ多く並べてわざと難しくして話しました。

 

すると後ろから物々しい気配を感じたのでしょうか、支店長らしく男性がきてくれたので最初から説明しました。

 

私、結構必死だったと思います。そのくらいお金を使い果たしてボーナス加算で引き落としされたらどうしようと思っていたからです。

 

今から考えれば先に口座からおろしてから交渉すれば良かったのですが当時の私はそんなレベルでした。

 

こうして何とかボーナス加算前に住宅ローンは止まり引き落とされることもなくそのお金で葬儀をすることができました。

 

最も生命保険に入っていれば問題なかったのはわかっていますが当時そんなにお金がない我が家にとって生命保険はとても重たい出費でした。

 

保険さえあればもっと母は楽をできたのにとと思うと保険の大切さを実感するのですが今となってはしかたがないというしかありません。

 

もうすでに15年以上も前の話なのに住宅ローンのボーナス加算の話になるといまだに思い出すのですから当時の私の必死度がわかっていただけると思います。

 

結局何が言いたいかと言えば『将来お金に困ることがあるようなマイホームだったり住宅ローンだったりを組むのはやめましょう』ということです。

 

老後資金を貯められるような住宅ローンのご提供をしながらも当時のことを思い出しながらお客様のライフプランを作成しています。

 

にもかかわらずライフプラン作成もせずにマイホームを購入しているということ。そんな人を見ると『ギャンブラー』だなと。

 

人生はギャンブルですか?私はこんなことがあったので結構計画的にマイホームを購入することをオススメしているのですが考えすぎなのでしょうかね?

 

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