ナナメ俯瞰から見た僕 -749ページ目

お化けタマネギの恐怖・その3


※その1&2を先に読んでね♡





芽吹いたタマネギが入った野菜室の引き出しを、黙ってそっと戻した僕。



その後、1週間経ち、2週間経っても、
一向にタマネギは大きな変化を見せない、ように感じられた。
半透明のケース越しではあるが、
枯れたり腐ったりすれば、茶色っぽく変色してわかると思っていた。

でも、そうした雰囲気がなかったので、
引き出しを開けずにさらに放置。

そして、またしばらくの間、存在を忘れてしまった。




それから、どのくらい経ったろうか。

僕は、ふとタマネギのことを思い出した。
入れっぱなしにしてから1カ月は余裕で経過している。



野菜室を外から見ると、
相変わらず色には変化がない。
腐ってはいないようだ。



「さすがに、しなびちゃったかな」



野菜室を引き出すや、僕は固まった。





タマネギの芽、いや茎は、野菜室の隅に置かれた本体からニョキニョキ伸びて、
30数cm先の反対側の壁に達しようとしていた。




「タマネギが、長ネギに、なっとる…」




茎は、太さも長さも、質感も、ほぼ長ネギのそれだった。
違うのは、緑の葉? の部分がないことぐらい。

こうなると、捨てるどころか、触るのすら怖くなった。


「頼む、早く枯れてくれ~」


そう思いながら、僕は再び引き出しをしまった。






それからまた、1~2週間経った。
外から見る野菜室は、当たり前だが不気味なほどに静かなまま。
僕は、ドキドキしながら、また野菜室の中を見てみることにした。


「ん?」

グッと野菜室を引き出そうとすると、なぜか途中で止まってしまう。


そしてすぐに、僕は、気づいた。






(その4に続きますぅ)