久しぶりに国立競技場で勝ちました。
たしかにリーグ戦の中の1勝ではありますが、今回は格別な気がします。
J1第17節
6/1 15:03キックオフ in 国立競技場
鹿島3-2横浜FM
(鹿)
57'鈴木優磨
74'濃野公人
84'関川郁万
(横)
10'アンデルソンロペス
90+2'植中朝日
昨シーズンのリベンジ!
鹿島のスタメンは
GK早川
DF濃野(→須貝)
DF植田
DF関川
DF安西
MF佐野
MF知念
MF仲間(→樋口)
MF名古(→松村)
FW師岡(→チャヴリッチ)
FW優磨(→柴崎)
ベンチは、山田・須貝・樋口・柴崎・松村・チャヴリッチ・垣田
昨シーズン、横浜FMに力の差を見せつけられての敗戦。
そして、国立競技場での相性がよろしくないという状況。
勝ちたい気持ちはありながらも、どこかで不安はありました。
そして、試合は早めの時間帯に失点し「またか・・・」と不安に駆られました。
主力の1人として頑張っている関川。
でも、どうしても出てしまう悪い癖。
パスなどが雑になってしまう所があり、そこを突かれてボールを失った事が失点に繋がる事に。
失点はしましたが、昨シーズンの横浜FM戦と比べて明らかに良くはなってる感のある鹿島。
今シーズン、全体的に見ると調子が良いとは言い難い横浜FMですが、それでもパスワークや選手の動きはやはりレベルが高いなと感じました。
VARでのゴール取り消しなどがあり、0-1で前半終了。
でも、誰も諦めていませんでした。
後半の逆転劇!!!
同点弾は、濃野の右サイドからのクロスから。
そのクロスはこぼれますが、そこに優磨!
優磨が落ち着いてボールを射抜いて1-1。
いつもは同点弾では喜ばない自分ですが、今回は普通に叫びました。
国立競技場の雰囲気もありますが、無意識に何かを感じ取っていたのかもしれません。
歓喜の逆転弾は、好調男の濃野!
ここまでのデュエル王で、この試合を通しても素晴らしい動きを見せている知念のアシストから。
パスを受けた知念がペナルティエリア付近までドリブル。
右サイドを全力で駆け上がってきたのが濃野!
優しいパスが知念から濃野へ。
もともと攻撃的な選手だったという濃野。
そこで得た決定力がここで火を噴きます。
右足を一閃すると、強力なシュートが相手に当たりそのままゴールネットに突き刺さり逆転。
スタジアムはもう大騒ぎです。
そして最後は、1失点目のミスを取り返し、正真正銘のゴールを見せつけた関川!
左サイドからのフリーキック。
キッカーは樋口。
この鋭い弧を描いたボールは、ゴール前へ。
オフサイドギリギリで突っ込んだ関川の強烈なヘッドでトドメ!
3-1になり、全ての鹿島サポーターが勝利を確信。
勝利の歌を歌い、あとは試合終了を待つだけ。
でも、ここで詰めが甘いのがまだまだな所かもしれませんね。
後半ロスタイムに、左サイドから鋭いクロスを入れられての植中のヘディング。
1点差に詰められると、ここからはチームコールをしながらひたすら祈るのみ。
本当に恐い場面もありながらも、選手たちは集中して守り切りました。
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、久しぶりに全力で叫びました。
3-2で鹿島勝利!
横浜FMのパスワークだったり、ボールも選手も動く戦術だったりに苦しめられる時間もありました。
まだそういうところが鹿島には足りない部分であり、ボールを待つのではなく自分から貰いに行く動きも含めて、勝ったから言えますがお手本になった部分もあったかなと思います。
鹿島は、前への意識や少ないタッチで繋いでいく事を目指しつつ、そこからは強い気持ちでゴールに迫りました。
FWからボランチに転向した知念は、以前からボランチをやっていたのではないかと思わせられる動き。
ボールを狩る能力だったり、デュエルの部分で強さを発揮。
点は決めていませんが、影のMVPと言っても過言ではないのではないでしょうか。
名古はポポヴィッチ監督の元で覚醒の兆しを見せていますし、濃野はルーキーとは思えない活躍。
ここまで5得点。
右サイドを駆け上がるスピードとパワーは常本以上ですし、この試合では守備でも奮闘。
濃野がどんどん凄くなっていきますね。
昨シーズンと比べて相手の力が落ちているとはいえ、しっかり勝てた鹿島。
チームとして上がってきているのは間違いないかもしれません。
層は厚いとは言えないので、まだまだこの先どうなるか分かりませんが、何より横浜FMを国立競技場で撃破したのは最高に嬉しかったです。
次は、奈良との鹿ダービー。
どちらが本当の鹿を持つ地域かを決める戦い。
あくまで奈良の鹿は、鹿島から行っているというのを証明してやりましょう。
2大カップ戦の1つは早々に失いました。
残った天皇杯は、ぜひ!
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