試合観戦記2024~ジェフ千葉LvsEL埼玉~最終節に相応しいアグレッシブさ溢れる一戦! | FC kazumaxのFIELD OF Soccer ブログ!

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決して強豪とは言えない両チームの対戦でしたが、試合は思った以上に見応えのある良い試合でした。

 

Jりーぐはもちろん面白い、でもWEリーグも面白い!

 

WEリーグ最終節

5/25 14:03キックオフ in フクダ電子アリーナ

ジェフ千葉レディース1-0ASエルフェン埼玉

(千)

12'城和怜奈

 

初めて、ジェフ千葉レディースの試合に行ってきました。

全体的に良い雰囲気でしたが、その辺りは明日と明後日のブログにて。

 

試合は、激しい攻守の展開とレベルの高い内容でした。

浦和レディースや日テレベレーザのように日本代表がいるわけではありません。

上位争いをするようなチームでもありません。

でも、その中で両チームの選手たちは気持ちを全面に出して、全力で戦っていました。

 

序盤からアグレッシブな展開。

その中で気になった選手が、ジェフ千葉レディースのNo,24城和玲奈選手。

金髪という見た目ですぐに目についたというのもありましたが、とにかく前への意識が強くゴールを常に狙ってる姿勢が良いですね。

スピードもありますし、フィジカルも強め。

得点シーンも、そのゴールを狙っている事で生まれたモノでした。

ゴール前でこぼれたボールが、この城和選手の方に転がっていったのですが、やはり狙ってる選手の方に行くんでしょうし、選手も本能的に感じたのかもしれませんね。

 

ただ気になったのが、何度か守備に奔走する場面があった事。

もちろん、現代サッカーは攻撃の選手も守備をしないといけない流れになっていますが、このタイプの選手は可能な限りアタッキングサードでゴールを狙い続けて欲しいなと思っています。

実際に守備で戻ってしまったため、ボールがエルフェン埼玉陣内に流れた時に、人数が足りずに攻撃に繋がりませんでした。

もったいなかったかなと思います。

 

これはジェフ千葉レディースの仲の良さが表れたシーンなのですが、城和選手がゴールを決めた後は当然ピッチ内で仲間たちと喜ぶのですが、ベンチの選手たちもピッチ脇まで出てきて「早くこっちに来て来て!」と言わんばかりに手招き。

そしてそのままベンチメンバーたちとハイタッチ。

面白かったのは、さらにそのあとサポーターが「オォォォォ~~~!」と煽り、それに応えるように城和選手がサポーターの「オイオイオ~イ」の掛け声と共に拳を3度ほど突き上げた事。

ゴール後、サポーターとそういったパフォーマンスをするのは少なくともJリーグでは見た事ないですし、他のWEリーグの試合でも見た事がありませんでした。

こういうのも良いですね。

 

これは後半に見られたシーンだったのですが、ジェフ千葉レディースの控えGKがバインダーを持って選手に指示を出したりする姿もありました。

監督よりもコーチが積極的に前に出て指示を送る姿もありましたが、控えGKが指示を出すという場面もあり、チーム全体で戦っているんだなと実感。

 

その後も、アグレッシブな試合は続きます。

ジェフ千葉レディースもエルフェン埼玉も積極的に攻撃に出るも、お互いに強めの寄せと体を張った守備で対応。

決定的なチャンスには繋がりませんが、見応えがありました。

しかも、それがほぼ90分続いたので、良い試合を観に来たなと実感。

 

他にも気になる選手がいました。

同じジェフ千葉レディースでは、DFのNo,5田中真理子選手とNo,6蓮輪真琴選手の2人。

ここは個人個人というより、このコンビが良かったなという印象。

ジェフ千葉レディースは4バックで、田中選手が右サイドバックで蓮輪選手がセンターバックだったのですが、田中選手が上がると自然に蓮輪選手が位置をズラしてそこのスペースを埋める位置取り。

蓮輪選手が少しもたついたりすると田中選手がすぐにカバーに走ったり、他にも田中選手が蓮輪選手にポジショニングの指示を出したりし、常にDFラインが崩れないようにお互いに気にかけているように見えました。

他の試合を観ていないのでこの試合に限ってですが、DFが常に他の選手を気にかけていたため大きな崩れが無く無失点に繋がったのではないでしょうか。

大事な事です。

 

ジェフ千葉レディースからはもう1人。

途中出場のNo,7小川由姫選手。

まず第一印象が小柄という事。

でも、その小柄な体型を武器にスピードで勝負する選手。

先ほど24番の城和選手について書きましたが、スピードではその城和選手よりも上な気がします。

決定機は無かったと思いますが、途中から出てきてあそこまで走られたら相手はイヤだと思います。

チームにとってもスーパーサブ的な存在なのでしょう。

 

エルフェン埼玉では、No,10吉田莉胡選手。

特別スピードがあるわけでも高さがあるわけではなく、でも全体的に能力は高い印象にありますが、何かに飛び抜けたモノを持っているという感じはありませんでした。

ただ、いてくれるとありがたい選手なのは間違いありません。

キャプテンとして周りの選手に自分のプレーを見せるタイプかなと。

FWではあるのですが、何処にでも顔を見せ、ずっと走り続けました。

常に自分が何処にいれば良いのかを考えながらプレーしている印象。

他の選手にとって、いて欲しい所にいてくれるのでありがたいのではないでしょうか。

相手キーパーがボールを持った時は積極的にプレッシャーをかけに行きますし、中盤では相手と競り合いに行きますし、スペースができてもきちんとそこを埋める動きをしたり、さらに時には守備に走り守備陣をフォロー。

もちろんFWなので、特に終盤は積極的に何度もゴール前に走り込むシーンもありました。

得点には繋がらなかったものの、こういった姿は他のチームメートに勇気を与えられる気がします。

とても良い選手だなと感じました。

 

試合は1-0のまま終盤へ。

同点に追い付きたいエルフェン埼玉がより強度を上げてジェフ千葉レディース陣内へ。

必死に体を張りながら守るジェフ千葉レディース。

もちろんその逆もあり、疲れているハズなのですが終盤により緊張感のある展開。

 

エルフェン埼玉の頑張りも空しく、そのまま1-0で終了。

足をつった選手もいましたし、試合後に膝に手をやる選手もいました。

それだけ戦っていました。

 

自分が最初に行こうかと思っていた浦和レディースvs日テレベレーザのように上位決戦ではありませんが、本当に見応え充分な試合でレベルが低いとは一切思いませんでした。

どうしても「女子サッカーはレベルが低い」というイメージが付いている人も多いハズ。

実際現地で観ればそうではないというのが分かるかと思います。

今シーズンはこれで終了となりましたが、来シーズン1度行ってみてはいかがでしょうか。

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