なでしこジャパンが、いろいろありましたがそれを乗り越えて、パリ五輪出場を決めました。
総合力、そしてそれぞれの覚悟が見えた戦いだったと思います。
コーナー「THE SCENE」
数多の苦難の先に掴んだパリ五輪の出場権だった。
運命の北朝鮮との2連戦。
初戦のアウェイ戦は、直前まで開催地が決まらない前代未聞の状況に巻き込まれた。
最終的にはサウジアラビアで試合は行われたが、コンディション調整はかなり難しいモノになったに違いない。
それでもアウェイでの一戦をしぶとく0-0で折り返すと、ホーム国立競技場でのゲームへ、池田太監督は相手のシステムとかみ合うように3-4-2-1へ布陣を変更。
昨夏のワールドカップでベスト8で涙をのんだチームは、その後キーマンの長谷川唯、長野風花らをより高い位置で起用する4-3-3にチャレンジしてきたが、絶対に負けられない大一番では、しぶとく勝ち切る戦い方を見せたのである。
8年前、なでしこジャパンは大阪で開催されたリオ五輪予選でまさかの敗退を喫していた。
東京五輪は開催国として出場を果たしたが、あの悲劇を繰り返せば女子サッカーの盛り上がりが落ち込んでしまう恐れを誰もが感じていたのだろう。
「本当に、正直に一言、ホッとしています。
本当に嬉しいです。
ありがとうございました。」
試合後のキャプテンの熊谷紗希の安堵の言葉からもその想いは読み取れる。
まさに決死の覚悟で手にした世界への挑戦権だと言えるだろう。
本大会が開催されるのは今年7月末。
黄金のメダルを目指すにはまだまだやるべき事は多い。
それでも重厚な経験を重ねてきたなでしこジャパンの意志の強さに期待したい。
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この試合は、なかなかチケットが売れずにゴール裏の販売枚数がまさかの北朝鮮側の方が直前まで上回っていました。
それでも、選手たちや公式が頑張ってアナウンス。
それが実を結び、最終的に20777人ものサポーターが国立競技場に集結。
選手たちもその応援を背に全力で戦い抜きました。
自分はテレビで観ていましたが、本当に感動しました。
もし負けたら、女子サッカー全体の衰退が加速してしまいます。
選手たちの「絶対に勝つ!」という気持ちはテレビからも伝わってきました。
カッコ良かったですね。
メダルは、今の何倍も頑張って力を付けないと成し遂げられない領域。
でも、なでしこジャパンの団結力と気持ちがあればできると信じています。
ガンバレ!!!
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