昭和の時代からあるのが喫茶店 、
近年になってから出来たお店はたいてい今風にお洒落だからカフェ 、、
今回は弊社からお近くのカフェのボックスソファの座面~下だけを張り替えます。
何故ここは カフェ っていうのかって、
それはこのお店が「カフェ~」って名乗ってるからです。。
名古屋市南区のカフェさま、ご注文を有難うございました。
なんていうのか、高級感のある佇まい(たたずまい)、ですね。。
70席分位あって、ファミレス位の大きさのお店です。。
ここに見えてるボックスソファの座面~下だけを張り替えるわけですが、何故 って、
それはね、クッション材やバネがへたってお尻が沈み込み過ぎるので、
テーブルとの高さのバランスが崩れて飲食がしずらい、ってことなんです。
てなわけで、張り替えというよりも、クッション性を改善するのが今回の目的なんですね。。
それではこのボックスソファを張り替えますよ
先ずは代わりのソファを並べて、フロアが数か所に分かれているので順番に進めます。。
、、
持ってきまして、、いつものように、針おこしで針を浮かせてニッパーで1本づつ、
はがすっていう画像を撮り忘れまして、、
はがしますとクッション材が見えてきました。。白ワタの下が黄色のクッション材です。。
130mm位の厚みのクッション材でして、その下にウェービングベルトが張ってありますが、
これを全て取り外します。。下地処理としてここからが大変なんです~、、
縦横と、W1.200~長いのはW2.200mmもありますので、
これだけのウェービングベルトを取り外すだけでもしんどいものでした。。
貼り付いたクッション材は簡単には取れませんので、ヘラやワイヤーブラシを使います。
ようやく下半身がキレ~になりましたね
ここからが今回の急所でして、ウェービングベルトの代わりに合板を取り付けて、
バネの伸縮性を無くすことにするわけです。。
オーナー様にも構造の変更によるメリット、デメリットをよく説明してご納得頂きました
世間の様々なベンチシートやらボックスソファはこのように合板仕様の方が多い位なんです。
ちなみにいつもの癖で面取り(右上)しかかりましたが、今回は不要なんですね
合板を取り付けたら、数か所に空気を通すための穴(左下)を空けておきます。
狭い工場ですからこんな状態です
ここで、取り付けた合板のエッジを面取りします。。
上の画像は背面を床に倒して座面を上にした状態です。なんでかって、
床に近い足元はお客様の靴のかかとが当たって破れやすくなるのでしっかりと面取りします。。
実はこのカフェ様、5年程前は10台位の足元だけを張り替えたんですね。。
その時もここをしっかりと面取りしましたが、改めて全部をやります
特注しておいたクッション材が入荷してきました。。
サイズがバラバラですので、順番に貼り付けていきます。。
いつもの通りですが、少し大きめに頼んでおいて、微調整として余分をカットします。。
パンの耳みたいッ
座面を裁断~縫製~張り込んでいきます。。
続いて足元も張地を留めてから、ウレタンゴムを長細くカットして、
張り付けて、、左下の矢印は斜めにカットしてあるこだわりようです。。
こうして足元(下マチと言います)を張り込みます。。
はがしておいた背面裏側を留めて完成
ここで2つ上の斜めカットのこだわりが表れます。。
ほんの少しのことですが、自然な丸み、曲線がでるんですね。。こだわりどころ。。
、、、
納品ですが、今回はビフォ~、アフタ~でお見せします。。座から下が張り替わってますね。
ここはW1.800mmが6席の一番広いフロアです。。
極端な沈み込みは無くなっても、適度な柔らかさはありますので飲食も快適でしょう
抗菌、耐アルコール、耐次亜塩素酸のビニールレザーですので
コロナ禍が終わったようですが、しっかり吹き付けて拭き取って下さい。
お問い合わせは 竹永椅子店 まで
御見積もり御希望の方は、先ずはお写真でも送って下さい。
送り方はホームページの お問い合わせ ページを見てくださいネ。。
お近くであれば1脚だけでも見せに来て下さい。。
その際は事前に必ずお電話を~。。