令和5年度が始まりまして、、今年も宜しくお願い申し上げます。。
さて、今年の最初の投稿と言っても、昨年のお仕事ですが、、
名古屋市緑区の御客様さま、、ご注文を有り難うございました。。
座面が本革張りのダイニングチェアが6台、
でも、この椅子は見たことがあるな~ 、と思いまして、
やっぱり、同じく昨年に同じ椅子を張り替えていました。。メーカーは不明ですが、
けっこう覚えているもんです。。
それではこのダイニングチェアを張り替えます。
前回は本革からソフトレザーに変えましたが、
今回の御客様は本革にこだわられていまして、本革を選ばれました。。
入荷しまして、こんな感じで牛の背骨辺りを中心に(それぞれ左側)カットされてきます。
一番広い箇所で700mm、長さは2.000mm位ですが、いびつな形状です。。
半分にカットしないと1枚が大きすぎて流通させれないという事情もあるようです。。
赤い矢印箇所には10mm位の穴が空いていますが、これ位は仕方なく流通してしまいます。
さて、座面をはがしてウレタンゴムを診ますと、赤い矢印箇所で切れ目があります。
上段真ん中は裏返して内側から見た状態です。
つまり、長年の使用で合板の角張ったエッジがウレタンゴムにあたって切れて、
更に張地にも影響を与えるわけです。。
ですから弊社では角張った合板のエッジを面取り(左下)して滑らかにするわけです。
部材が少しでも長持ちするように
次に、チップラバーとウレタンゴムを使ってウレタンゴムを成形していきます。。
工程を細かく載せてみました。。
3層で当初よりも厚めです。。
本革を張り易いサイズにカットするのですが、キズがあったら大変ですので
よ~く 確認します(右上)。すると赤い矢印を見つけたのでチェックします。。
冒頭の目立ったキズとは別でして、
この程度は個体差の範囲として仕方ないキズとも言えますが、出来ることなら避けます 。
白い線はチョークで囲った線でして、ここを除けて使います。
なめし加工の工程でキズ処理してあるようですが、見れば解ります。
それが目立つ箇所にきていたらお客様はイヤでしょう。。
本革ですので慎重に、 新しいシートを下に敷いて張り込みます。。
完成 本革のダークブラウンです。。
フレームの背面上部の塗装の劣化も塗っておきました。。
お問い合わせは 竹永椅子店 まで
御見積もり御希望の方は、先ずはお写真でも送って下さい。
送り方はホームページの お問い合わせ ページを見てくださいネ。。
お近くであれば1脚だけでも見せに来て下さい。。
その際は事前に必ずお電話を~。。