事務椅子の張り替えの御依頼です。。
オフィスでよく使われている事務椅子、オフィスチェアーとも
言ったりします。今回はPLUSの製品です。
名古屋市天白区の法人さま。 リピーターさまでもあります。
PLUSとゆうと事務用品のイメージが強いでしょうか。
私も PLUSの 「テープのり」 を使ってます。。(*⌒∇⌒*)
でもオフィス家具も幅広く製品化しています。
これです。。
座面はまだしも背面は複雑な形状です。。
スキーのゴーグルか、懐かしいかな、アカレンジャー(ゴレンジャー)の
目のような形をしています。。
つまりは背面が非常に難しいわけです。。
今回はこの形状でも加工できる生地を限定させて頂きました。
それでは、この事務椅子を分解して張り替えます
背面のカバーは大抵フック式ですので、
このように隙間に工具を突っ込んでフックをしっかり掴んで
ゆっくり力を加えていきます。
独自の取り外し方ですが、普通におっかなびっくり力を加えて
取り外す方も多いようです。(うちも前はそうでした。。)
(初めて登場しますが、これが私です。。恥ずかし~)
それでもこのフックが折れたりしたら大変なのです
これを危惧して事務椅子には手を出さない業者もいる位ですから。。
なんとか、かんとか、、取れました。。
今回は全部で25脚位の御注文です。。有難うございます。
以前にも何度か触れてきましたが、
歯科ユニットや事務椅子の場合、生地の裏面とクッション材の表面は
しっかり接着されています。
ですから、へこんだすり鉢状のような形状になるわけです。
ですから、はがす時にはこのようにゆっくり慎重に
はがしていきます。
乱暴にやると生地の裏面にクッション材がくっついてきて、
クッション材の表面がデコボコになるからです。
多少は凹凸もできますので、弊社では少しウレタンゴムを載せて
補強?とゆうか凹凸を緩和します。
はがれにくい時は接着を緩和するために温めてからはがします。
暖房機の前に置いてます。。
はがすとこんな感じ~、、
いくら丁寧にはがしても少しデコボコとゆうか凹凸が残るんです。。
座面のウレタンゴムを少し補強しました。
座り心地が良くなるほうがいいですからね。。
座面の側面にはカバーが付きますので、
カバーがはまるように周りのウレタンはカットしました。
では、座面の表面に接着剤を吹き付けて、、
生地の裏側にも接着材を吹き付けた後に
生地を載せて、なでるように貼り付けていきます。
特に側面にシワが残らないようにするのが難しい~
裏返して張っていきます。。
次はいよいよ背面、、
先ずは座面と同様、ウレタンゴムで少し補強します。
ウレタンゴムに接着剤を吹き付けて、、
背面パーツにも接着剤を吹き付けて、、
サッと載せます。。
サ、サ、サッ、となでるように貼り付けていきます。
ここは手際よく、、
改めて側面にも接着剤を吹き付けます。
丸めこむように貼り付けます。。
はみ出した箇所をカットしていきます。
完成~ ピース~ッ
これが職人技でしょうか。。
座面と同じ要領で背面の表側と生地の裏側に接着剤を
吹き付けてから貼り付けます。
この形状は非常に難しいのです
特に表面にシワたるみが残らないように、、
さすがの職人さんも何度か失敗していました。。
シワをとりながら張り込んでいきます。。
背面が完成 ここでもピース~ッ
難しいことも数をこなしていると慣れてくるようです。。
座面を取り付けて次々に出来上がります。。
完成です~
国内オフィス家具メーカーの製品は高品質ですので
(高価格でもありますが、、)躯体はしっかりし過ぎていますので
張り替えれるものは長く使えますよ。
詳しくは弊社ホームページ→ 「竹永椅子店
」 へ