かなり前からこのカメラはコレクションになっていて、昨日レストアしたのはその後手にれた個体でしょた。今回レストアが完成したのをきっかけに2台出してみました。てっきり同じ大きさだと思っていたのですが、実は今回レストアしたのは手札判で、元々持っていたのは大手札判でした。レストアしている時に、何となく小ぶりだなとは感じていましたが、本当にサイズが違っているとは思ってもいませんでした。手札判より僅かに大きいだけですが、手に持った感じは明らかに大きく重いのがわかります。今では絶対に行われないであろう、同じ形態でサイズ違いが作られていた時代は選択肢があって良いのかもしれませんが私なら買いに行って迷ってしまうと思います。大型一眼レフの時代は大手札判が主流だったようで、ほとんどのカメラが大手札判をメインの他のサイズも揃えていたようです。アメリカでは4x5がメインだったようで、手札判がそのコンパクト判として売られていました。名刺判は小型カメラに部類に入ってしまう扱いでした。ただ日本人の手のサイズからすると、大名刺判か名刺判あたりがちょうど使いやすいサイズだと思います。このクラップレフレックスにも大名刺判があれば欲しいです。このカメラとの最初の出会いは、大昔に横浜伊勢崎町で行われた骨董品市でした。広告に世界最初の35mmフルサイズカメラとして有名なシンプレックスが出ていたので、それを買いに行ったら一緒にこのカメラもありました。その当時シンプレックスはまともな写真すらなくて、大昔の広告の写真か何かをカメラ専門の本では使い回すほどレアでした。そのカメラが5万円だったのに対し、このクラップレフレックスは1万円という値がついていました。その上開いた状態で保存されていたようで、革が硬化していて畳めませんでした。未整備品で10万円はとても出せる金額ではありませんでした。私は目的だった新プレックスだけを買って帰りました。それから数十年経ってやっと手に入れたのが大手札判の方でした。それからまたかなり経って今回レストアしたのは手札判を手に入れたわけです。最初に骨董市で見た時、絶対に自分の手元に来ないと思っていたので今回に大サイズ違いで揃って大満足です。ホルダーを見つけて撮影してみたいです。ちなみに大手札判は、大昔に撮影した記憶があります。こちらはロールフィルムホルダーがあったと思います。今回の手札判にも会うホルダーがあればいいのですが。
