NARCISで撮りました | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

大きくて重たいと言って、私的なベストミニチュアカメラから外したナルシスで久しぶりに撮影してみました。相変わらずピント合わせのしずらさと、普通絞りの使いにくさが改めて実感させられました。このカメラを最初に手に入れるまでは、かなり大きな期待を持っていました。ところが手に入れてみて、交換レンズはないしファインダーは暗いしプリズムの精度が悪くて薮睨みだし、西側世界では絶対に商品にはならないものだと思いました。医療カメラならまだ仕方なく使うのでしょうが、民生用カメラでは明らかに失敗作だと思います。ただ写真を撮る機能(ピント、シャッターなど)に関しては、当時のソ連の技術でしっかり完成できています。






木の幹の状態がよく伝わってきます。







フィルム送りがスプロケットでも調整機構もないので、撮影が進むとだんだんコマ間隔が開いていきます。

同じソ連製のカメラ、レニングラードと同じです。これは本来の規定枚数を撮れないことを意味し、フィルムを無駄に使う原因にもなってしまいます。ただ解像度は下の写真を見ても分かるようにかなり素晴らしいものを持っています。