WILCA AUTOMATICを持ち出しました | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

ブログにカメラの写真をアップするために箱から出したついでに、大きくて持ち出さないと言ったばかりのWILCAを持ち出してみました。WILCA純正マガジンは一つしかないので、供給側にそれを使い、巻き込み側にはほぼ同じ形状のMINICORDのマガジンを使いました。当然フィルムは両孔の16みりふフィルムです。カメラは大きくてかなり厚みもありますが、レンズがボディーの奥まったところにあるので出っ張りはほとんどありません。まずフィルムマガジンノッチで感度が自動設定となります。またレンズ真下のダイアルで露出計の指標を動かして指針に合わせるとプログラム的にシャッターと絞りの組み合わせが決まり適正露出となります。つまり巻き上げレバーとそのダイアルだけが操作部となります。あとは被写体に向けてシャッターを押すだけです。カメラはミニチュアカメラとしてはかなり大きく、35mmフルサイズのコンパクトカメラ、ローライ35を超えていますが操作部が少なくて押すだけなので撮影はとても気楽にできます。ミニチュアカメラにしては珍しく広角気味の標準レンズで、固定焦点なので本当に向けてシャッターを押すだけなので、大きさを忘れて手頃なメモカメラという錯覚に陥ってしまいました。落ち着いて考えると写る写真は16ミリサイズなので、かなり大きなカメラを持って歩いていることになります。カメラをよく見ると同じようなカメラが思い出されました。それはGOLDECK16です。あのカメラもかなり大型でしたが、その理由がレンズシャッターをカメラ内部に組み込んでいたからでした。



このカメラもシャッターと絞りを操作するダイアルの位置からして、多分既成のレンズシャッターをカメラ内部に組み込んだ結果大型になったのだと思います。あくまでも想像ですが、その証拠にレンズ名にところにPROMTORとも書いてあります。



ローライ35はシャッターユニットをうまくカメラ前面に平面展開して大きさを小さくしています。このカメラやゴルディック16の頃はそのような発想はなかったのでしょう。既定のコマ数を撮り終えると巻き上げがロックしてそれ以上撮影することができなくなります。


なぜか露出計を頼りに撮影したら大幅に露出アンダーになってしまいました。

フィルムの感度自動設定がおかしいようです。次回はそれを直して撮影してみたいと思います。