JUNIOR REFLEXで撮りたい | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

アメリカ製の大型木製一眼レフといえば、グラフレックスがその代表です。もともとアメリカは機種ごとに大手メーカーがあり、それら以外は他の国のそれよりもっとマイナーな存在となってしまい、存在すら忘れられてしまったものがたくさんあります。簡易カメラはARGUS、UNIVEX、中級機だとBOLSEY、CIRO、DETRORA、PERFEX、高級機を含むカメラ全般はEASTMAN KODAK、ANSCO、大型木製一眼レフはGRAFLEXという感じでした。ただ実際にはまだまだ多くのメーカーが存在していて、いろいろ個性的なカメラを作っていました。



今回取り上げるカメラはグラフレックスとも競合しない簡易型一眼レフです。ドイツ製やイギリス製の簡易型大型一眼レフと比べてももっとシンプルです。スペック的にはイハゲーパフくらいのカメラです。



シャッター速度は1/10〜1/100、絞りは一枚の板に大きさの違う穴を開けてその一つをレンズ正面にセットする穴絞りです。ピントは固定でフィルムは乾板ホルダーかパックフィルムホルダーをカメラ後部の空間に差し込む構造でロールフィルムホルダーなどは取り付けられません。いろいろ試して、グラフィック用の手札判ホルダーがあれば撮影ができそうです。tqだ我が家には何故かグラフレックスホルダーはいくつかあるのですが、グラフィックホルダーが一つもありません。もしかするとどこかにあるにかもしれませんが探せませんでした。そこで幅が合いそうなホルダーを探した結果、イギリス製の大型一眼レフ用と思われる乾板ホルダーを見つけました。ただグラフィックのような出っ張りがなくて平面なので、ここから光線漏れしそうです。改造してよければ土手を木材で作って接着すればグラフィックホルダーのようになるのですが、ちょっとそれは避けることにしました。前回使った真鍮製の手製シースにシートフィルムを貼り付けて装填できれば撮影できそうです。このカメラはファインダーフードを畳むとただの箱になってしまいます。