REALIST STEREO雑学 | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

今更ステレオカメラと言われてしまうかもしれませんが、35mmステレオカメラの中で多くのユーザーが欲しいと思うのは、なんだろうと考えました。多分REALIST CUSTOM 、REALIST ST-42、WOLLENSAK 10などの大口径デラックスモデルではないでしょうか?ヨーロッパサイズだとVERASCOPE F40かBELPLASCAあたりだと思います。ただREALIST STEREOでヨーロッパサイズを撮りたいという人もいて、その改造を引き受けてくれるところや改造方法もアップされていました。コレクターだったらREALIST MACROやその他生産量の少ないモデルでしょう。そこではP話をREALISTに絞ってみます。 REALISTの本を見ると、STEINHEIL製の広角コンバージョンレンジ、REDUFOCUSは2.8レンズとの相性が良いと書いてありました。そしてヨーロッパサイズに改装する機種としては、ST-42がイメージサークルも広くて好都合のようです。ST-42(後群のすぐ前)とCUSTOM (前玉のすぐ後ろ)では絞り位置がかわっているので、CUSTOMはあまりおすすめではないようです。レンズに解像力はCUSTOM の方がST-42より良いようです。解像力が魅力でCUSTOMをヨーロッパサイズに改造すると、絞り位置の関係で四隅がけられるという問題が発生します。2.8にはEKTAR36/2.8とDW35/2.8、DW35/2.8Germany、DW35/2.8rare earth Germanyがあります。3.5はPARAGON35/3.5、DW35/3.5、DW35/3.5Germany(これは未確認)があるそうです。1機種のカメラで、有名レンズメーカーコダック製レンズ、ILEX製レンズ、STEINHEIL製レンズを取り揃えているものはなかなかありません。それもステレオカメラでこれだけのレンズが揃っているのは珍しいと思います。これだけでもステレオカメラの大御所だと言えると思います。