TAMRONがすごい | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

マウント交換システムをいくつかコレクションして実際に使ってきました。我が家にあるのは、T2マウント、コムラーユニ、コムラーユニオート、コムラノン、マイネッテ/ハニメックス、トキナーT4/TX、タムロン アダプトマチック、シグマYS、タムロンアダプトール/アダプトール2、キルフィット(L39)、キルフィットスピゴット小、キルフィットスピゴット大、ノボフレックス(ネジ)などです。もちろん全てのシステムのレンズやマウントも揃っているわけではありません。特にキルフィットやノノフレックスは海外製で、国内での流通数も少なく海外から購入するにしても高すぎるので一部でも持っているだけですが、実際に使ってきました。それらを色々な面で検討してみると、まずマニュアル絞りとオート絞りに分けて考えた方が良いと思います。マニュアル絞りのシステムはほぼ交換方法がネジになっています。こちらに属するのはT2、ユニ、マイネッテ、キルフィット、ノボフレックスです。これは工作が簡単なのと、ライツのビゾフレックスなどのミラーボックスを範として制作されたせいだと思います。ただコムラーとキルフィットがそれをベースに拡張していったので、ライカマウントをベースにしています。ただどちらもそこから発展させてキルフィットはスピゴットタイプに、コムラーはより一眼レフに向く口径の拡大を図りました。これらの中で一番使い勝手の良いのはやはり世界中に広まったT2システムだと思います。たくさんの会社からレンズが供給されていて好きなレンズが選べるのと、マウントの種類がほぼ世界中の一眼レフをカバーしているからです。オート絞りのシステムはどうでしょう。こちらの属するのは、ユニオート、コムラノン、トキナーT4/TX、アダプトマチック、YS、アダプトールです。ユニオートとコムラノンはレンズの開放値によって専用のマウントが必要です。また種類がそれほど多くありません。アダプトマチックはシステムが熟成していなかったり華奢な部分があって耐久性と安定性に欠けていると思います。YSシステムも外部でリンクさせたり、取り付け後位置調整が必要だったりとT2マウントと共用できる利点はありますが欠点も引き継いでいて、アダプトマチックと同じようにちょっと未完成は感じがします。T4/TXはよく出来ていてマウントも結構多く出ています。T4とTXの関係はアダプトールとアダプトール2の関係と同じで、バージョンアップモデルのために完全に互換性が保証されているわけではありません。取り付けられないものや性能を発揮できない場合もあります。唯一の欠点は取り付ける時のセッティングです。色分けされていて視覚でわかるようにしてありますが、ミスセッティングの可能性もあります。ビビターブランドとソリゴールブランド、そして本家のトキナーブランドがあり入手できる可能性はかなり高いレンズです。最後がアダプトールですが、やはり最後に開発されたシステムだけあって取り付けや作動の確実性などで一番優れていると思います。またかなり多くのマウントも準備されているので、それも魅力です。最後に製品化された高級レンズ群もマウント交換式だから嬉しいレンズたちです。マニュアル絞りもオート絞りも良く考えたらどちらもタムロンが開発したものだとわかりびっくりしました。タムロンは開発者が素晴らしいのかも知れません。