FOCA I 分解(トップカバーの外し方) | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

フォカを最初に手に入れたのは、カメラコレクティングを始めたばかりの頃でした。アメリカ・ロサンゼルスにあったHENRY'sというカメラや電気製品を売っている中古屋さんで偶然見つけて購入しました。その当時フォカのことなどほとんど知りませんでしたが、単純にあまり目にしないカメラだと思って購入を決めたのです。そのフォカは3スターで、スクリューマウントでした。ただヘリコイドはカメラ側についたコンタックス形式でした。交換レンズもなくそのままコレクションとして保管していました。それから数十年、今度は国内で2スターを手に入れました。ただ相変わらず交換レンズは手に入りません。仕方なくヘリコイドの破損したパクセッテの35mmレンズを改造して広角レンズは何とか準備しました。ただ純正も欲しいと考えやっと手に入れたのがIスターです。ただこの個体はあまり長い間使用していなかったためにシャッター幕の動きが鈍くなっていました。そこで今回分解して注油し作動を安定させることにしました。このカメラはフィルムゲートを外すのにトップカバーを外す必要があり、ミノルタ35にように簡単には外せません。トップカバーを外すには、巻き戻しノブを通常の方法で外し、シャッターダイアルを持ち上げて2箇所の穴からネジを緩め、シャッターチャージをした上でフィルムカウンターを押さえながらセンターのネジを外します。あとはカウンターの下から出てくるかに目を外せばトップカバーが外せます。トップカバーが外せたらファインダーを外してその下に隠れているネジを外します。シンクロ接点を外してその下にある穴からドライバーを差し込んでその下のネジを外します。ここまできたらフィルムゲートをの両サイドにある上下のネジを外します。センターのネジはシャッターユニットを固定するものなので、今回は外しません。最後にカメラ底部のフィルムゲートをを止めている小さなネジ2本を外すとフィルムゲートが取れます。ネットでいろいろ探して分解する動画を見つけましたが、シャッターユニットは遮光板などで支えていて本体はかなり華奢な感じだったのであまり先まで分解しない方が良さそうです。多分これ以上は修理に慣れた人でないと、組み立てで苦労しそうです。今回は注油するだけなので、ここまでの分解で止めることにします。