謎です | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

最近中判カメラの値段が上がってきているように感じています。少し前まで、PENTAX67やマミヤRB67をはじめとする中判一眼レフやフジカGシリーズなどの距離計連動カメラは一万円を割る価格でもなかなか売れない状況が続いていました。例外としてはコンタックス645と距離計連動カメラのマキナ67シリーズ、ブロニカRF645、マミヤ7くらいしかなくて、それ以外は軒並み値崩れをして人気もガタ落ちでした。ブロニカもその例にもれず一眼レフはどれも値が崩れていて、健闘していたのはSQくらいでした。私もあまりの値崩れで、まだまだこの値段が続くと思い欲しいカメラがもっと安くなるのを待っていました。ところがふとそれらのカメラに目を向けたら値段が安くなっていません。それどころか値上がりしている機種が増えて、手の届かないところに行っているものまで出てきました。フィルムカメラの衰退でそれを使うカメラの値段が下がってくるのは、時代に流れで納得できます。フィルムの値段はますます上がってきて、気楽に撮れる時代ではなくなってきています。それなのにフィルムカメラが上がっておりのはなぜでしょう?特に一枚あたりのフィルムコストの高いブローニーを使うカメラが値上がりしてきているのに納得できません。値上がりしている中判カメラは、特に珍品でもなくコレクションには向いているとは思えないカメラばかりです。かと言って中判カメラを使い始めた人が多いとも思えません。私が唯一理由として思いついたのが海外の傾向です。 日本でもフィルムカメラを使う人は、私を含め限られてはいますが存在しています。ただ海外では結構アナログ人気がありようで、フィルムを使う人が結構いるようです。その証拠にフィルムを販売しているメーカーが海外に多いことが挙げられます。また、動画などでフィルムカメラを使ったり、解説するものも多く流されています。私が心配しているのは、中古車と同じことが起こることです。日本の中古車が海外に流れて、それらが話題性に富んで人気が出て国内からの流出が止まらないことです。もともと中古カメラは海外から日本に多く流れてきていました。ただそれらはドイツ製など海外製のものばかりでした。ところが値上がりしているカメラは国産品がほとんどです。もし中古車と同じことが中古カメラでも起こると、感材は値上がりしましたが、それでも今まで高嶺の花で手に入らなかったカメラが安く買えたので多少無理をしても撮影することができました。ところがカメラまで高くなっては、ますますフィルムカメラに手を出す機会が減っていよいよ国内でのフィルムカメラの存在が危なくなってしまいます。売り手としてより高く売りたい気持ちもわかりますが、フィルムカメラファンとしては国内のフィルムカメラの滅亡はなんとか防ぎたい気持ちでもあります。今後の中判カメラの動向に注視していきたいと思います。