古いカメラ困る事 | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

古いカメラを修理する上で一番困っていることがあります。それはネジです。ネジにはビス(ボルト)と木ねじがあります。どうしてもカメラを組み立てる上でネジは必需品です。そのネジが時代によって木ねじだったりビスだったり、マイナスネジだったりプラスネジだったりと違いがあります。今はプラスのビス(ネジ)かプラスチック製のカメラだとタッピングビスばかりですが、私が子供の頃はマイナスばかりでした。マイナスネジのころ、それが普通だと思っていたので何も考えずに使っていましたが、気づかないうちに全てがプラスネジになっていて、マイナスネジがなくなっていました。カメラも金属カメラの終わり頃からプラスネジに変わっていました。プラスチックカメラ時代はみんなプラスネジになっているので、修理するカメラによって時代にあったネジが必要になります。ただ金属製カメラはジャンクでいくらでも安く手に入るので、そこから取ることができます。カメラに使われているビス(ボルト)は1.4ミリか1.7ミリが多いので、比較的手に入りやすいので助かります。問題は木製大型カメラです。使われているネジはマイナスの木ねじです。これはサイズや長さの違いがあり、また皿ネジだったり鍋ネジだったりと形状もさまざまです。少し前までは全くマイナスネジが手に入りませんでした。そして海外から入るようになってきて、最近では古い家具などを直すためにいろいろ売られるようになってきました。ただサイズが大きなものばかりで、カメラに使えるネジを探すにはかなり困難です。大型木製カメラの修理に興味があったら日頃からマイナスの木ねじを探しておくことがおすすめです。古いカメラにプラスネジを使うと誰の目にも素人が直したということがバレてしまいます。それどころかカメラの雰囲気まで壊してしまいます。時代にあったネジというのはカメラの修理には必需品です。