300円の大型一眼レフ | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

ジャンクということで300円で販売していたカメラ(一眼レフ)を手に入れました。それはイギリス製大型一眼レフで残念ながらレンズは付いていませんでした。まぁ300円なのでレンズがついている方がおかしいわけで、ボディーのみですが格安で手に入れました。カメラ名はENSIGN POPULAR REFLEXで画面サイズは手札判です。レンズはついていないと書きましたが、当然レンズマウント(座金)もついていませんでした。多分シャッターが故障して、外観も結構劣化していたのでボディーは捨てるつもりでレンズだけマウントごと外したようです。中を確認しましたが、昔リボンがきれて交換した形跡がありました。またなぜかファインダーフードが前後逆に取り付けてありました。実はこのカメラをレストアしようと思ったのは、先日レストアしたばかりの六桜社製のNEAT REFLEXとシャッターの構造が同じで直しやすいからです。リボンはボロボロで採寸できそうもなかったので、NEAT REFLEXの時に採寸したデータを使いました。画面サイズからして元々ついていたレンズは150ミリくらいだと思い手持ちのレンズから探しました。本来イギリス製のレンズがついていたようですが、手持ちのROSS XPRES150ミリだとレンズカバーに当たってしまりません。そこでツアイスのテッサー150/4.5を選択しました。このレンズだとレンズカバーがちゃんとしまります。幕とリボンを交換して、ファインダーフードを正しい方向に付け直し、レストア組み上げて完成しました。外観はかなり革が乾燥して色も落ちてきていたので、ミンクオイルを塗って色落ちの激しいところは革の染色塗料で染めてみました。革に油気が出たのでかなり見た目は良くなりました。300円のジャンクボディーが撮影できるまでに蘇りました。革の劣化は元通りにまでは直せませんが、少なくともただのジャンクには見えなくなったと思います。また木製大型一眼レフが一台コレクションに増えました。