T&P RUBY REFLEXがわからない | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

THORNTON &PICKARD社の木製大型一眼レフにSPECIAL RUBYというモデルがあります。よく目にするのが手札判のモデルですが名刺判のモデルも存在します。ただこれは他のメーカーやカメラにもよくあるパターンで、同じカメラを何種類かのサイズを作ることは普通です。ただT&PにはVICTORY REFLEXという名刺判の一眼レフが存在します。こちらは名刺判しか私は知りませんが、形態やスペックはスペシャルルビーと同じでした。そしてもう一つJUNIOR SPECIAL RUBYもこの会社にはあり、これも名刺判と手札判の一眼レフでした。私がみた限りではこれら3者に大きな違いは見出せませんでした。途中で名称を変更し、また販売先によって名前を変えたというのであれば同じカメラに行く詰み名前があっても納得ができます。私が調べた資料では、ジュニアはややスペックダウンしたモデルだと書いてあっただけで特に違いはわかりませんでした。家にあるジュニアは手札判で、愛宕(オタギ)さんのカメラと全く同じ形態でした。ジュニアはシャッターレバーが本当にレバーで、繰り出しノブの反対側に軸が出ていて、レンズカバーにロックがついていませんでした。ただそれだけでモデル名を変更するとは思えません。どちらもレストアしましたが特に変わったところは気づきませんでした。またVICTORY REFLEXについてはSPECIAL RUBYによく似ているという表記はありましたが、違いはやはり記載がありませんでした。イギリス製のカメラは長いスパンで一つのモデルを作り続けているので、その間にいろいろマイナーチェンジを行なってきたようです。スペシャルルビーにもいろいろな形態があるので、これらを詳しく解説している本を探したいと思います。イギリス製のカメラは製造されて90年以上経っているわけで、なかなか資料探しも大変そうです。