Goerz TENAX 4x6.5 テナックス | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

ドイツのゲルツが製作したアトム判のカメラですが、フィルムホルダーを取り付けるレールがエルネマンなどよりも小さく共用は出来ません。
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ベストポケットテナックスを小さくしたモデルで薄くてなかなかハンサムです。タスキはストラットタイプで向かって左側中央にある大きめのボタンを押すと飛び出します。
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まっすぐ広がって途中で折れ曲がるところはありません。シャッターはこの手のカメラの定番になっている前板の中に組み込んだ形式で、向かって左側の短辺にシャッター切り替えとシャッターダイアルが上下に並んでいます。それらを操作するダイアルはそれぞれの横についています。
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シャッターチャージは反対側にあるレバーを引き上げてセットします。絞りは板に3種類の穴が空いていて、それをカメラ開閉ボタンの後ろにあるレバーを引き出すことで調整します。ピント合わせはカメラ上面にあるダイアルで行いますが、前板全体が前後します。ピント合わせのためにシャッターを開放にしたいときにはシャッターダイアルの後ろにあるレバーをいっぱい引き出せがシャッター板が開いて固定できます。ただし戻し忘れてシャッターチャージをするとシャッターが閉まりますがレリーズすると開放のままになってしまいます。レンズはダゴール75/6.8が付いています。
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シャッターはエアポンプ型でほとんど音がしません。ファインダーは前板に格納されていて使うときには横にスライドさせてます。細いストラットだけで前板を支えているのでちょっと華奢な感じがします。ダゴールが魅力のアトム判カメラですが、撮影するにはまたホルダーを作り必要があります。撮影したいのですが無限大を出して作るのはかなり工作が難しそうです。