史跡探訪 平家物語(3)深谷 | 中島幼八のブログ

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平安時代歌人  平忠度

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いろんな人が忠度を描いているが、これは月岡芳年作。
  えびら(箙)と書いたが、左腰にかけている征矢(そや)を入れる入れ物。

  都落ちした平家、忠度が出陣する前に歌の師匠藤原俊成の門を叩く。勅撰の際に一首入れてくれるように、次の歌を残した。

   さざなみや志賀の都は荒れにしを昔ながらの山ざくらかな

    師匠は「千載集」には載せたが、詠み人しらずにした。敗軍で戦死した忠度の名で載せる訳には行なかったという。悲しい逸話である。

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深谷駅からだいぶ歩いた。JR高崎線のそばにある清心寺境内というか、門前にある供養塔(奥に見える)。お寺と別個にある感じ。
ちなみに、彼は平清盛の異母弟にあたる。

千年ほど前の人物ですが、尋ね歩くと頭の中に生きてきます。僕の疲れも吹っ飛んで消えてしまいます。