史跡探訪 平家物語(2)岡部 | 中島幼八のブログ

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岡部六弥太忠澄の遺跡

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  前橋へ行くとき、停車した車窓から、名所案内板に岡部六弥太の墓とあったので、初めて知った。

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   (岡部駅前の看板)

平家物語巻第九に記述あり
   六弥太が平家の武将と取っ組み合いになった末、相手の首級をとった。しかし、

「よい大将軍討ったりと思ひけれども、名をば誰とも知らざるけるに、えびらにむすびつけられたる文をといて見れば、「旅宿花」といふ題にて、一首の歌をぞよまれたる。

   ゆきくれて木のしたかげをやどとせば花やこよひのあるじならまし

  とかかれたるにこそ、薩摩守とは知りてんげれ。」

  つまり、平忠度であるとわかった。
  さすが平家の公達、戦場においても、風流を忘れなかった。
  六弥太は、文武両道の大将軍を惜しみ、自分の里(現深谷市)の高台に忠度のお墓を建てた。
    上の写真は六弥太の墓所、下の写真で手前から2番目は六弥太の墓。簡素な石を組み上げた五重の塔。
    岡部駅から随分歩いた。人家のはずれにあり、近くにゆかりの寺(普済寺)もあった。

   明日のBlogに忠度を載せます。