2018J1リーグ 第34節vs名古屋(A) 感想 | ベルおにいさん#60のブログ ~take it easy~

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==2021年2月7日湘南ベルマーレ暴れん坊プレーヤー7年目突入!==
サッカーに関することを中心に、子を育てる親の想いなども交えてできるだけ率直に書いております。JFA4級審判員。アラフォーですが、気持ちはいつまでも「おにいさん」ですな。

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どうも。

12月に23℃とか、勘弁して頂きたいベルおにいさんでございます。

冬は冬らしく、というか季節ごとの適切な温度になってほしいなぁと思うわけです。

 

さて、長かったJ1リーグも最終節が終わりました。

ベルマーレは最終戦で名古屋グランパスに2-2と引き分け、自力でJ1残留を決めてくれました笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

最後の最後までもつれましたが、最終節前までに自力で残留を決められる状況にもっていったチームマネジメントと努力については大いに称賛されるべきです。

 

ルヴァンカップ王者がJ2降格など、、、というようなニュアンスの話も聞こえてきましたが、今年に関しては本当に混戦で正直分かりませんでしたね。

 

冷静に湘南の成績を分析してみると、今年の湘南の成績は十分J1残留の安全圏に位置する戦いぶりだったと評価することが出来ます。

 

 

このブログの中でも何度も繰り返して書いてきましたが、過去の歴史を振り返りながら考えるとJ1残留には勝点「40」を取れば安全圏、というデータがありました。

さらに、勝点40を取るためにはどれくらいの成績を残せば40ptに到達するのか、というシミュレーションをした結果、

勝利数 10以上

引分数 10以上

という最低限のライン設定が見えてきました。

 

今年のベルマーレに関して言えば、10勝11分け13敗とまさに残留するチームの成績を残してくれていたわけです。

後半戦で4勝しかできなかった点については来年への課題だと思いますが、その分勝点1をしぶとく獲得する試合も7試合あり、このあたりはチームとしての確かな成長の証だと思います。

 

次に、得点と失点の関係についてですが、得失点差を考えるとできるだけ「±0」を目指すのが妥当という認識でした。

今年の最終成績を見てみればよく分かりますが、12位から16位まで得失点差、さらに言えば総得点の差でも順位に明暗が分かれています。

 

湘南に関して言えば、得点38はもう少し取れた部分はあると思いますが、失点を43で抑えたことは2017年J2リーグ優勝で培った粘り強い戦い方がJ1でも通用したことを証明するものだと感じました。

ちなみに、2017年シーズンの湘南の得点は58、失点36というものでしたが、昇格チームの得点力がぐっと落ち込むことは想定内でした。これは過去の歴史が証明しています。しかし、失点はもっと増えることが予測されていましたが、よく43失点で耐えたと思います。

 

今期の試合で象徴的なのが、降格するチームの典型的なパターンとしてあげられる「余計な失点」を喫する試合が少なかったということです。

 

例えば、13節のホーム仙台戦、14節のアウェイ清水戦、22節のアウェイ仙台戦のような、試合のペースをつかみながらも、あれ?という間に失点を重ねてしまうような「スキ」を見せてしまうと、J1リーグでは徹底的に突かれてしまいます。そこからチームのリズム自体も大きく崩れていくことになります。

今期の湘南はこういう節目のタイミングの後の試合で、ずるずると連敗しないで泥臭い試合だとしても、粘り強く勝ち点1を積み上げる試合も多かったように思います。実際、連敗は「3」が最長なので。

 

シーズン序盤からも一つ負けたなら一つ勝てばいい、出来るだけ勝点0の試合をなくしていく、という見方でベルマーレを応援してきましたが、そういう意味でも最終結果としてはJ1残留するチームに相応の結果をしっかり残してくれたのだな、と感じました。

 

それだけやるべきことをやって成績を残した湘南でさえ、残留争いに巻き込まれてしまった今年のリーグ戦残留争いは本当にハイレベルでした。

 

下の表を見てもらえばわかるように、17位の柏が勝点39ptで自動降格圏、って信じられませんよね。柏サポの皆様には本当に慰めの言葉も見つかりません、通常なら余裕で残留だったはずなので。

 

最下位にはなりましたが長崎も最下位としては30ptという過去最高の勝点を稼ぎました。

 

長崎は8勝、柏に至っては12勝してもJ1残留できませんでした。

 

今年はブログ内で残留ライン予測メーターを掲載していましたが、例年であればどんどん残留ラインを下げて、チーム数もせいぜい3~4チームで争う構図になるのですが、今年に関しては最終節まで7チームが何かしらの降格争いに巻き込まれる、という当事者以外は面白すぎるリーグでして、このメーターに至っては、最終節前に予測ラインを「40pt」から「41pt」に上げるwという異常事態。

結果的に、41ptを獲得してもJ1参入プレーオフに回らなければならない磐田にも同情の余地はありますよね。

 

通常のレギュレーションであれば、自動降格でしたから。

41pt取ってJ2降格とか、信じられません。

プレーオフでは東京V相手にどんな戦いをするのか注目ですね。

 

残留ラインメーターに補足情報を書き込みましたが、最終節まで残留争いに巻き込まれたチームにはそれぞれの課題が見えました。

 

12位横浜、15位名古屋は失点数が多すぎる。

13位湘南、14位湘南は得点力の改善。

 

特に鳥栖は得点が20点台と残留においては極めて厳しい結果でしたが、1試合あたりの失点が1と守備力の高さがJ1残留には必要ということを示してくれたチームではありました。

 

横浜の失点数の多さは意外でしたが、名古屋の失点の多さはある程度予測していました。というのも2017年J2シーズンでも失点数は「65」でしたので、昇格しても苦しむだろうとは思っていました。

実際、シーズン前半戦は相当苦労しましたよね。途中で守備陣を大量補強して何とか整いましたが、J1残留にはまず守備の整備は必須、ということは言わずもがな、ということでしょう。

 

点は取るけど、同じだけ取られます、では数年前の湘南みたいです。

現在の湘南は守備が整備されつつも、攻撃力がシュリンクしていますから、このあたりのバランスはどのチームも苦労していますよね。

だからこそチームの成長を見ることも楽しみの一つではありますが。

 

今シーズンは毎節試合の感想はブログでつづってきましたが、その分チーム内のトピックス的なことはなかなか書けませんでしたショック

 

来年はまた新しい角度でベルマーレの試合について書いていけたらと思っています。

 

さて、これからシーズンオフに入ります。

移籍情報が活発になりますね。

私も、出来るだけ思うところを書いていきたいと思います。

既にミキッチさんの退団、島村さんの引退、曺さんの契約更新など大きな動きも出てきています。新卒加入の選手情報もあります。

中央大学から大橋選手、熊本県大津高校から福島選手、長崎総合科学大学付属高から鈴木選手、楽しみな選手ですね。

 

特に大津高校の福島選手は、冬の高校選手権で1回戦の相手が神奈川の桐光学園です。(12月31日12:05kickoff)@ニッパツ三ツ沢球技場

これは行くしかないでしょ。どっち応援したらええんやw

 

以前、四日市中央工業から田村 翔太選手(現福島)が湘南に入団した年の選手権2回戦の相手がこれも桐光学園でした。

この時は桐光学園が4-2で勝利しましたが、この試合でもいましたよね、ベルマーレサポの方々。しかも、田村選手あての横断幕も出して、主催者側にとめられたりしてw

 

今年も行くとしますかw 

 

移籍情報などについては、別トピックスで立てていきます。

 

今年も1年間リーグ戦コラムにお付き合いいただきありがとうございました。

 

ではまた。