■開催しました!■こみかる・きっず「ママといっしょ♥ベビーマッサージと赤ちゃんの眠育」眠育編 | +Sleep(プラススリープ)快眠セルフケアを学ぶ

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「ねむりをプラス、輝くあした」をコンセプトに、幅広い世代へ向けた「睡眠講座」や、個別相談を行っています。
睡眠を整えることからあなたの健やかで幸せな生き方がはじまる。
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みなさん、こんばんは!
Sleep 女性と子どもの眠育サロン
代表 鶴田名緒子です。

昨日、記事を更新して、Facebookページにもアップしたのですが、びっくりするような人数のリーチをいただきました。
公開ページになっておりますので、Facebookをやっていない方も、ご覧いただけます。

子育てママさんの反響が大きかったのでしょうか。
ありがとうございます。

昨日は前半のベビマ編。
ほんの少し、アロマのことや、ハッカ油の注意などにも触れてみました。

■開催しました!■こみかる・きっず「ママといっしょ♥ベビーマッサージと赤ちゃんの眠育」ベビマ編

今日は眠育編なのですが、はっきり言って、内容は今まで赤ちゃんの睡眠の連載で触れてきたことばっかりです。

人の睡眠のリズムは、ノンレム睡眠とレム睡眠からなり、これを睡眠周期と呼びますが、大人は約90分です。
赤ちゃんは短く、60分の周期になります。

質の良い睡眠とは、このノンレム睡眠とレム睡眠が一定のサイクルで繰り返される状態です。

ただ、赤ちゃんの睡眠は全体的に浅く、目覚めやすい状態なので、夜に赤ちゃんがぐずって目を覚ますのは、当たり前の状態です。

ママは「お腹が空いているのかな?」と心配になってしまったり、「おむつが汚れて嫌なのかな?」と思ってしまうので、授乳をしたり、おむつを気にしたり、ソワソワしてしまうでしょう。
でも、赤ちゃんの眠りはまだ、大人のリズムに近づく成長段階でもあるので、ただ単に目覚めやすいということが言えます。

「赤ちゃんが泣く→授乳する」というサイクルが出来上がってしまうと、赤ちゃんもママの授乳を期待してしまうため、なかなかそのサイクルを崩せなくなってきてしまいます。

でも、日中に離乳食や授乳などをきちんとあげていれば、栄養もしっかりとれていますので、夜の授乳は月齢が高くなっていくごとに回数が減っていくものなんですね。

赤ちゃんが自分で眠りにつける力をサポートするのがママの役割です。

寝かしつけ方法を変えると、赤ちゃんも抵抗して泣いたりもするのですが、とりあえず1週間は新しい方法を試してみると、赤ちゃんも自力で眠れる方法を体得していくでしょう。

ただ、昨日の質問にもあったのですが、ママはしっかり赤ちゃんの眠りについて本を読んで勉強しているんですよね。
それほど、最初の赤ちゃんの育児でつまづくのは、「夜の眠り」であるんです。

「赤ちゃんが夜泣きしても、授乳をしないで自分で眠ってくれるのを待つんですが、やっぱりギャン泣きで・・・。
「泣いてしまうのが3時間とか続いてしまうんです。それでも、放っておいた方がいいのか・・・。

私の見解なんですけど。

赤ちゃんの眠りのスケジュールというのは、基本に戻れる方法を知っておくのはママにとっても育児の見通しがつきやすくなり、おすすめですということを伝えています。

でも、そのスケジュール通りにならないこともあると思います。
赤ちゃんや子どもは思い通りにならないのが常。
だからこそ、うんと悩みますよね・・・。
欲しい答えが本のどこにも書いてなかったり、専門家に聞いてもなんだかよくわかんなかったり。

夜泣きだけにスポットをあてて悩んでしまうことも多いのですが、体内時計という24時間のスパンで考えたときに、ある一定の時間の中に「睡眠」があります。
「覚醒」している日中の過ごし方から続いているものなんですね。
だから、日中のお子さまの様子がどうだったか、振り返ってみると案外そこに答えが隠れていたりもするかもしれません。
それは、ママにしかわからないお子様の情報だったりします。

3時間泣いてしまったお子様をお持ちのママさんは、お仕事をしながらお子様を保育園に預けて子育てをがんばっていらっしゃるそうです。

私自身の体験として振り返ってみると。
私の息子は3歳児クラスで保育園に入ったのですが、当初は眠りのリズムを一定に保つことがとても難しくなったこともありました。
また、体調を崩すことも多くなったり、てんかん発作が頻繁に起こってしまったりもしました。

幼い子どもにとって、環境の変化は、体調に大きな変化をきたすほど、大変なものです。
そんな日中の興奮や、子どもなりの悩み。
3時間泣いてしまったのは、もしかしたら、抱えているものが溢れだしているかもしれないし、他の理由もあるかもしれません。
私はママではないので推察しかできないのですが・・・。

そのとき、ママの直感で「抱きしめてあげよう、あやしてあげよう!」はやってあげてもいいと思います。むしろ、進んでしてあげて、とエールを送りたいです。

それって、子どもの心を受け止めるってことだから・・・。
眠り以前の問題かな と思うんです。

こんなに何時間も訴えてきているからには、安心したいという子どもの感情をいったん受け止める。
イレギュラーなことがあっても、育児はいいと思うんです。

さんざん眠育をやっていますが、ママのオリジナリティを加えて、そのご家庭ごとの眠育にアレンジしていってほしいです。

昨日のご質問の中で、「パパの気持ちを尊重するにはどうしたらいいでしょうか? 」という声も多く聞かれました。

夜泣いてしまうと、仕事で遅く帰ってきたパパの手前、どうしたらいいのか遠慮してしまうママもいらっしゃるでしょうし・・・。
「3時間もほったらかしにして、どうして寝かしつけしてあげないの?
それは、パパのリアルな声ですよね。

育児本の理想に合わせようとママも必死になるから、「どうしてうまくいかないんだろう?」ってきっと悩んじゃいますよね。
でも、パパは育児には協力的とおっしゃっていました。

受け止めて、そういうときは抱きしめてあげたり、ちょっと気分を変えて抱っこしてゆらゆらもいいんじゃないかな、と思う一方で、このような方法はいかがでしょうか?

私は保育園時代から、支援級小学校2年生になる現在に至るまで、「連絡帳」を毎日欠かせません。

保育園時代は、3歳児クラスで毎日の「連絡帳」の記録はいったん終了しました。
4歳児クラスに進級した途端、他のお母さんは、連絡帳を緊急のとき以外には、書く必要がなくなりました。
保護者会では、「保育園の様子が全然わからなくなった。」と言う声が聞かれたのが印象に残っています。

私は、クラスの担当保育士さんに毎日の連絡帳のやりとりをこれまで通りでお願いしていました。
保育士さんの負担になるので、返事はできるときで構わないと。
なぜなら、息子は言葉を話すことができないため、園の様子も本人の口から聞くことは不可能でしたし、てんかん発作が頻繁で、体調管理を徹底する必要があったためです。

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(↑当時から現在までの連絡帳の一部。 本来3日坊主な私でもこれだけは頑張り中!)

保育園に預けているママさんで、夜の眠りがうまくいっていないときは、「連絡帳」を活用するのもおすすめですよ。
私のように毎日でなくても、一定期間だけ、保育園と家庭で連携をとる感じで、交換日記のように気楽にやってみるといいと思います。

具体的に何を書いていたかと言うと。

・就寝時間~起床時間
・検温
・食欲
・体調
・家での様子

これを毎日朝、A5サイズのノートに3~5行ぐらい書いて保育士さんに渡しました。
今は支援級の先生、デイサービスと2箇所分。(倍!!)
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↑4歳児クラス(一番体調を崩して入退院を繰り返していた年度)

一番上が家庭。(朝書いているので字が雑。)
就寝時間→自立起床時間 

その下、保育園。
昼寝時間。

一番下が家庭の順。
 
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↑同じく4歳児クラス。(この直後入院しています。)

眠りや体調のことばかり書いていました。
上から、保育士さん、私、保育士さん、私。

毎日していたので、保育士さんとの信頼関係が自然にできてきました。
私はお迎えに行ったときも、かなりじっくり保育士さんのお話を聞くようにしていました。

園がお返事が大変というなら、一方的に書くだけでもいい。
ただ、お昼寝をどれくらいしたのか、食欲はどうかは、必ず聞くようにしていました。
健康のバロメーターなので、それだけでも、帰宅後の育児の関わり方が気持ち的にも変わってきます。

例えば、給食をいっぱい食べてくれたなら、夜の食欲があまりないのもOKが出せます。
保育園で昼寝しすぎちゃっていたら、夜なかなか寝付いてくれないのも理由がわかるので、翌日はお昼寝は少し短めに・・・など園にお願いもできますよね。

本当に、保育園には今でも感謝しております。

夜泣きがひどくて夜あまり眠れていないときは、保育園に送ったときに、「お昼寝を少し長めにして様子を見てください。」と伝えることもできるでしょう。

このように、「夜泣き」だけスポット的に見るのではなく、前後の日中の過ごし方で、眠りのサポートをフレキシブルに変えていく、そういうこともママの感性で応用してみてください。

これは、あくまで私の方法なので馴染まない方もいらっしゃるでしょう。

それでは、他にどんな方法が考えられるか、パパに相談してみるのもいいでしょう。
男の人は、ものごとを総括的に、俯瞰で考えることが得意なんじゃないかな、と思うのです。
ママとは違う育児の感性を持っているはずです!

あと、前回もあったんですけど。
「パパが赤ちゃんを好きすぎて、夜11時ごろに帰ってきてお風呂に入れたがるんです。これって良くないですよね・・・。」
というご質問。

平日はなかなかパパは育児に参加できないから、パパなりの関わりの仕方をしたいのはすごく理解できるんです。
でも、せっかく赤ちゃんの眠りが安定してきたのに、夜起こすクセをつけると、遅寝遅起きを大人が習慣させることになってしまいます。
これは、あまりにももったいないですし、何より、赤ちゃんの心と体を育む睡眠を願うなら、ちょっと考え方を変えてみましょう。

この季節、寝汗もすごくかきますから、朝に赤ちゃんの体を拭いてあげたり、やさしくマッサージしてあげたり、おむつを替えてあげたり、着替えをさせてあげてもいいですよね。
パパは朝早く仕事に行ってしまうけど、パパが選んだ服を赤ちゃんが着ていると思ったら、仕事に張合いも出るかなっ?
育メンパパさん、赤ちゃんのスキンシップ方法を「夜活」から「朝活」へチェンジしてみてください。

何より「行ってきます!」と声をかけてあげると、それが赤ちゃんにとっても愛情が伝わりますし、朝の儀式になります。
ママも、忙しい時間帯にちょっとパパに赤ちゃんを見てもらえると助かりますしね。

赤ちゃんの眠育、ママの気持ち、パパの気持ち。
眠育の基本を大切にしながらも、答えがひとつじゃない、頭を柔らか~くした育児方法を探してみてくださいね~!

本日も、ながーくなっちゃってすみません。
読み飛ばしていただいても構いません。