「孤独力」という、大人のたしなみについて | +Sleep(プラススリープ)快眠セルフケアを学ぶ

+Sleep(プラススリープ)快眠セルフケアを学ぶ

「ねむりをプラス、輝くあした」をコンセプトに、幅広い世代へ向けた「睡眠講座」や、個別相談を行っています。
睡眠を整えることからあなたの健やかで幸せな生き方がはじまる。
+Sleep(プラススリープ)がお手伝いします。

みなさん、こんばんは。

+Sleep 女性と子どもの眠育サロン
代表 鶴田名緒子です。

春なのに、ちょっとまだ肌寒い感じがするのは、私だけでしょうか。
週末はおなじみの公園で過ごしていました。

ボストンテリアのミミ。(注:女子)



風邪もおかげさまですっかり良くなりました。
今回、復活がすごく早かったです。いっぱい睡眠とって。
あと、美味しいスイーツ食べてました。

明日からの1週間は講座の準備や、企画書の立案を一生懸命集中してやっていきたいと思います!赤ちゃんの睡眠の本もまた、入手。

週末はやっぱりのんびり過ごしてしまいます。
だからブログもこんな夕方時間デス。

図書館で本を借りました。
2冊とも齋藤孝先生の本です。

『孤独のチカラ』



『くすぶる力』



タイトルを見ると、「え~、まだ落ち込んでるの?大丈夫? 」って心配される方も多いと思うのですが、私はもうすっかり至って元気、静かにポジティブですので、ご心配なさいませんように・・・。

そもそも、どうしてこのタイトルの本を手にとったのかというと。
齋藤孝先生の不遇の時代の孤独力に惹かれたから。

今テレビでよく見る、齋藤先生の明るくて気さくなキャラクターとは違う一面が垣間見れて、興味深いです。
結構、孤独な期間も長くいらっしゃって、なんだか暗くて、ストイック。(スミマセン
でも、「くそーっ、いつかやってやるぅぅ!!見返してやる~!!」って、気力がみなぎっていて、その憤懣が良いエネルギーやパワーに変換されていくのが、本当に勇気をもらえます。

そういう時期を乗り越えたからこそ、今のご活躍があるんだな、と。
とても親近感が湧きました。

いつかお会いしたいです。

実は最近、もやっとしていたときに、「孤独とは何か?」について、よく考えていました。

振り返ると、自分自身に備わっている「孤独力」は、幼稚園に上がる前から培われていました。

私は幼い頃から、一人で自由に遊べる子でした。
友達も多かったのですが、一人でも、とてつもなく楽しく遊べるような子でした。

3歳で富士山が正面に見えるところに引っ越したときは、近所に1軒しか家がなくて、あとは野山でした。
いつも野山を駆け巡っておりまして。

自然が友達でした。いろいろ空想力を働かせて、「毎日、わくわくが止まらん!!」って女の子。
幼稚園に入ってからは、お友達もいっぱいできて、新しい世界が楽しくてたまらなくて。
それと同時に、絵本に目覚めて。
片っ端から絵本を読み漁っていました。読みすぎて、職員室に呼ばれて先生に注意されるくらい。

絵本と野山と幼稚園。
友達といる私、一人時間の私、その頃から孤独力は身に着いていました。
一人は寂しいと思ったことはなくて、集団と一人の時間のメリハリがあって、それぞれが楽しかったんです。

小学校は家から5分だったのと近所の子どもが皆無だったので、毎日一人で登下校していました。
登校班というものはなかった。
だから、学校が終わると友達と校庭で遊ぶか、予定がなければ一人で図書館にぶらっと行って本を借りて、家で読むとか、そんなことを小学校卒業までやっていました。

社会人になってからも、一人で興味があることはどんどんやっていきました。
独身の頃は、ピンときたら、友達とつるんだりせず、一人でまず飛び込んでいく。

ダイビング、パラグライダー、カヌー、テニス、スノーボード。
そして、その趣味の世界で友達を広げていくような人でした。
Facebookもない時代なのに、よくそうやって友達を作っていました。
だから、当時から顔は広かった・・・。

スノーボードも一人でボードをかついで仕事帰りに毎日行って孤独もきっちり楽しんでいました。

あと、大切なことほど人に相談できなくて、一人で考えて決めてきました。
これは性分なので仕方ない。

最近は、人に相談することもやっと増えたり、仲間を作ることができるようになり、人間らしくなったかもしれません。

ただ、根底にある「ひとりでとことん考え抜く力」というのは、私にはあるのかもしれません。
やはり自分の人生を決めるのは最終的には自分なので、自分が責任をとれる生き方をしていかないとならない。

生きていく中で、必要な処世術のようなものが、私の中には幼いころから連綿としてあって。
だから、今息子のことで何度もくじけそうになって、どん底を味わっても、考えて考えて考え抜いて道を作ってきたように思います。

「人に相談してもこんなこと、ヘビーすぎて、相手を困らせてしまうだけだろうな。」

そういうときは、いつも自分の心にクエスチョンを出してきました。
「今、私は何が困ってる?」「何を解決したい?」
それを心に問いかけていると、アンテナのようなものが立つのか、情報をキャッチすることができます。

私はそれを本に求めることが多いので、図書館や書店の本棚をすべて回ります。
自己啓発、エッセイ、小説、なんでもいいんですけど。
その答えが書かれている本は、不思議なほど、自分を呼んでくるのです。

寝込みそうに悩むときには、寝込んでいる自分の傍らに本が居並ぶ。
そして、読み終わっていくうちに、みるみる生きる力がよみがえる。

孤独は怖いものではなく、自分をとことん見つめることができる時間。
新しい道を開かせる時間なのだと思います。

どん底や不幸な状況って、ぶっちゃけ、飽きるんです。
「飽きたわぁ・・・。」と思った時が、充電完了のサイン。
発奮して、次のエネルギーに変える。

何事も、これの繰り返しなのかなぁ、と思いました。

「ママだから~できない。 」という人も多いかもしれませんが、行動を広く大きくすることはできなくても、狭い範囲でできることを、深く深く掘って掘って、掘りまくるんです。
範囲を広げるのではなく、深堀りして突き抜ける力をつけるんです。

そうすれば、行動範囲が広がったときにも、きっととてつもないパワーになるんじゃないかな、と思います。

見え方が変わると生き方が俄然面白くなります。