■連載■赤ちゃんの睡眠③ 生後2ヶ月の赤ちゃんのお昼寝、どのくらい? | +Sleep(プラススリープ)快眠セルフケアを学ぶ

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今夜から寒の戻りで、またいったん寒くなりそうですので、夜はあたたかくしてお過ごしくださいね!

Sleep 女性と子どもの眠育サロン
代表 鶴田名緒子です。

今日は、赤ちゃんの睡眠の第3回です。

■連載■
赤ちゃんの睡眠① 生後1ヶ月までのママの過ごし方
赤ちゃんの睡眠② 生後2ヶ月からは赤ちゃんも昼夜のリズムで

昨日は、赤ちゃんの昼夜のリズムをつけることをポイントに書いていきましたが、「生後2ヶ月から、日中のお昼寝はどうしたらいいの 」という疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。

そこで、今日は赤ちゃんの昼寝について書いてみたいと思います。
赤ちゃんの日中のスケジュールにお役立てください。

まず、先日も書いたように、朝は赤ちゃんを毎日決まった時間に起こすことを習慣にしてみてください。
目標は、7時起床です。

そして。この2ヶ月ごろから。
日中のお昼寝はリズミカルに3回  」を心がけていきましょう。



 1回目

7時に起床して、朝の授乳やおむつがえ、着替え、お顔拭きなどが済んで、明るい部屋で心地よく過ごします。
眠るタイミングと睡眠時間は、9時~10時まで1時間ほど。
起こしてあげたら、授乳して、満足させてあげましょう。

 2回目

お昼の12時ごろから2時間半ほどお昼寝させてあげましょう。
明るい部屋で昼寝させてあげるのがポイント。
日中は明るいことを教えるため、カーテンを引いて暗くする必要はありません。
明るいままでOK!

ママは、赤ちゃんが眠っていてくれる時間が長いほど、手がかからなくていいですよね。
でも、のちのち、夜の睡眠で苦労することを思えば、寝かしっぱなしにせずに、時間が来たら起こしてあげるのが正解!

ちょうど、ランチタイムなので、ママはここで一息のリラックスタイムにしてもいいですよね。

ランチのお楽しみに、ちょっと美味しい食べ物を買っておいて食べたり、好きなテレビを見たり。
「家事がたまっていて、そんな時間はないわ~! 」、という方も、自分のための時間を30分でも作り出すだけでも、気持ちがゆるむもの。
少し家事の手を休めて・・・。
自分のための、ご褒美時間はぜひ作ってみてくださいネ!

14時半ごろ赤ちゃんを起こしてあげて、そのあと、授乳、おむつ替え。
16時半ぐらいまで、また心地よく起きて過ごせるように。

 3回目

17時前くらいまでに30分ほど寝かせるイメージです。
ここは、短めで切り上げます。

赤ちゃんを夕方にたくさん寝かしてしまうと、夜なかなか眠ってくれなくなってしまいます。
ママは夕飯の支度などで忙しいと思うのですが、長く寝かせないように意識しましょう。
夕方、たとえラクであっても、そのぶん、ママは夜しんどくなりますよぉ・・・。

私は自分の息子の育児を振り返ってみると、夕方3時間くらい寝かしておりまして。
だって、夕飯の支度や洗濯物をたたむのにちょうどいいんですもの。
それで、どーなった?かというと。
夜、寝かしつけに苦労しました!!
そんな知識、当時は誰も教えてくれませんでしたから。
「お願い、寝てよぉぉ。 」なんて赤ちゃんに逆に泣きついていましたよ。

「夕方たっぷり眠ったから、夜眠れないんだよ。」なんて赤ちゃんは言葉で教えてくれませんからね。
ただ、元気!眠りたくないから、寝かしつけられて、大泣き。
「だーかーらー!!ママ、眠れないんだってば!!」って伝えたかったりするのカモ・・・。
考えたら単純なことでも、意外と原因が睡眠にあるとは、なかなか結びつかないですよね。

そういう気づきや学びを得るのに「眠育」が必要なんです。
子育て中のママやパパにこそ、睡眠の知識を学んでもらえたらいいなって私は思うわけです。

おっと、話が横道に・・・。

夕方の30分の眠りから覚めたら、授乳タイミングです。
そして、お風呂に入れてあげましょう。
入浴は、7時半から18時くらいの間です。
就寝の1時間から30分前にお風呂に入れると、夜眠りにつきやすくなります。

お風呂からあがったら、お部屋の照明をなるべく暗めに落として就寝の準備に入ります。
「夜は暗いんだよ。 」と赤ちゃんに教えてあげる時間帯です。

間接照明を使ってもいいですし、難しい場合は、赤ちゃんを横にする場所に天井から直接光が当たらないか確認し、なるべく薄暗い場所を選ぶようにします。

夜に強い光を浴びると、眠くなるホルモンである、「メラトニン」の分泌を妨げてしまうためです。
これは、赤ちゃんや子どもに限らず、大人の睡眠にも言えることですが、夜は暗いお部屋で過ごすことを意識しましょう。

赤ちゃんの夜の就寝時間は19時を目安に。
ちょっと早いような気がしますか?

でも、赤ちゃんの睡眠時間は長いものです。
1日トータル15~17時間も必要なんですよ!

あえて、耳に痛いことを言いますが、赤ちゃんの睡眠を決して大人のモノサシで考えないようにお願いしたいのです。

赤ちゃんを大人の生活リズムに合わせないようにどうか注意してあげてください。
赤ちゃんの睡眠時間を大人が奪ってしまうことになるからです。

赤ちゃんはたくさん眠ることで、成長ホルモンを分泌して、脳神経を発達させたり、骨を成長させていきます。
「寝る子は育つ」というのは、こういう理由が背景にあります。

頭がいい子に育てたいですか?
元気で活発な子に育てたいですか?
幸せに育ってもらいたいですか?

そのすべての鍵は、赤ちゃんの良い「睡眠」にあります。
そして、それは、すべてママが叶えてあげられます。

「眠育」は、子どもの成長を育む大切なもの。
どうか、愛する子どもたちに「睡眠」というプレゼントをしてあげてください。

ここで・・・。
「パパの役割忘れてない~? 」って声がママだけでなく、育メンのパパさんから聞こえてきそうですね。
これについては、連載が進んだら、書いていきたいと思います。
パパにはパパの役割がありますよ!
待っていてくださいね~。

赤ちゃんのお世話はどうしても、物理的にも時間的にもママ中心となってしまうのは、昔も今も変わらないので、それを前提として書くことになってしまいます。
私もジェンダーについては勉強したこともありますが、、ジェンダー云々というところから、睡眠の役割を論じることは避けたいと思っておりますので、ご理解くださいね。

ママにできること。
パパにできること。

赤ちゃんの睡眠はママとパパで上手に、補完し合う感じで相談しながら取り組んでいくのが、きっといいと思います。