※休載にあたり、恐らく細かな情報を忘れると思うので書き留めておきます
最新情報になりますので、ネタバレにご注意ください。
【現在、巣での戦いで夜側についている人物たち】
■二十五日の夜
ファグのスレイヤー候補 ジュ・ビオレ・グレイス 非選別者 波使い
C級選別者でありながら、ランカーを倒せる実力を持つ(ランキング管理局にて認定済)
アルレンとVの息子で、赤ん坊の時にザハードに殺されたはずだが、いつか塔に戻ってザハード王を倒すと伝えられていた
本人は何も知らずラヘルを追ってこの塔に入り、ザハード反対派のファグに強制的に入れられ、スレイヤー候補とされる
その時の師匠である真田ユタカが自分を守るためにザハード軍に捕えられたと知り、現在、真田ユタカを助けるために50階にあるロー・ポー・ビア家の「巣」に乗り込み中
ザハードに対抗し、真田ユタカを助けるために、エヴァンケルの弟子となって修行した
<夜のなかに現在あるもの>
・光の球(すべてを吸収していく。夜が技をすぐ習得できたり、いろんなものが体に入るのもこのせい?)
・たくさんの霊魂(ホワイトの集めたものを地獄列車で吸収 光の球に吸い込まれた 自分の力にできる)
・青い鉢(恐らくトゲを動かすためにファグに入れられた悪魔みたいなもの 管理人の力がある?)
・赤い鉢(死の階で入った 管理人の力を持つ)
・宿敵ビオレ(隠された階で吸収された)
<主な能力>
・神之水・・・・神之水の抵抗力が非常に高く、神之水を際限なく引き出せる特異体質を持っている 1つの放のなかに多くの力を込められる「張力」が秀でている オーブの性質を習得
・神源流・・・・非選別者が地獄列車内の釜で教えられる神秘的な力を持った技 神之水の能力を消すといった特異な性質などもあるっぽい オーブとの組み合わせも可能 ただし神之水のように無限に使えるわけではない
・トゲ・・・・現在2本所有 エンリュウの残したもので、鉢の力(管理人の力?)で動く? 工房戦で得たものと死の階で得たものがあり、前者のほうが扱い慣れている 後者は空間移動能力があるらしい トゲを出せばものすごい威力がでるが消耗が激しいため使用時間は限られている 黒の三月と併用すると使用時間がすこし長引く
・擬態・・・・ドゥームにより犬族にされそうになったことで習得 鉢の力により身体が武器に変化する 犬族の擬態とはなにか違うらしい
・技の習得能力・・・・一度くらった技はだいたい習得できる なぜなのかは謎
・呪術対応・・・・呪術が効かないし、呪術を消すことも可能らしい 神源流の能力か、夜自身の持った性質かは不明
・レボリューション・・・・非選別者が地獄列車内の釜で教えられるもの 夜は自分の中に書いた線を意識することで発動し、赤と青のツノが出る(トゲと連動?)
・身体に刺す・・・・黒の三月やトゲなどを身体に刺すとさらに力が増す 奥の手
<武器など>
・黒の三月・・・・強い呪術のかけられた始動武器で、本来はザハードの姫が持つもの 「終着駅」の戦いでユリから借りっぱなし エヴァンケルの修行中は使用を禁止されていたが、そういや今はどうしたんだろ
・A級ポケット・・・・塔に入った時にエヴァンからもらい受ける 宝庫レベルで超高価
■クン・アゲロ・アグネス
C級選別者 クン家の直系 灯台守 頭脳派
クン家の権力闘争で追い出された「捨てられた息子」と言われたりしているようだが、実はアゲロ自身が実姉ではなく異母姉妹のマリアを推した結果である
母親の権力欲がかなり強く、クンも子供のころから政治的な振る舞いを叩きこまれて育ち息苦しく覚えていたため、マリアを推すことですべてを壊して選別者となって塔に来た また、実父のクン・エッドアンに良い印象を持っておらず、家主になる目標がある
「捨てられた息子」の割にはクン家の蔵から秘蔵アイテムを持ち出したり、クン家のコネを使ったりとかなり好きにやっている
夜についていくと決め、今はそれが生きがい 夜とともに「巣」に乗り込んでいる
<主な能力>
・灯台・・・・ベータが灯台内にいるとエンナーコアという選別者の手に負えない演算が可能となりパワーアップする(現在、ベータは不在)
・神之水・・・・氷属性を習得 氷の槍使いとなれる能力があるらしいが、父親のエッドアンを意識しすぎて乗り気ではなく、現在はもっぱら灯台で氷属性の技を使う また、隠された階でラヘルにより心臓を狙われるがクン自身のもつ氷属性が咄嗟に自身を凍らせることで死を回避した しかし、突然の発現だったため自力で元に戻すことはできず蓮家の火花(蓮雲の槌)で回復した
・炎の魚(鮎)・・・・蓮家の火花の力のこもった槌で叩かれて得た能力 回復&パワーアップできる力があり、自身も死から生還した(※一度、ポールに倒されたが復活した) まだよくわからない点も多く、鮎自身はいつか「火魔」になると不穏な言葉を残している その力を使うと非常に熱を帯びるため頻繁に使うには注意が必要となる クンが氷属性を持っているので耐えられている部分もある
巣での戦いではホワイトを復活させるために鮎の炎とホワイトの呪術を連動させ、戦場の霊魂をかき集めた
<武器、その他>
・選別者として塔に入る前に父親エッドアンの宝庫からもってきたお宝レアグッズをいろいろ持っている
・白天京・・・・工房戦の景品として得たナイフ 心臓を刺した対象を最大3人までなかに封じ込めることができる その他にも機能があるらしい
■ラーク・レクレイシャー
C級選別者 ワニ ヤリ使い 釣り好き
ザハードたちが塔に来る前からこの塔に住んでいた巨人の子孫ネイティブワンの性質があるっぽいが本人は自覚がないためよくわからない
夜に一番最初に目をつけ、夜のことが大好き 夜とともに「巣」に乗り込んでいる
夜、クン、ラークで仲良し3人組 夜やクンが弱気な発言をすると喝を入れる
<主な能力>
・血の気は多いが、ヤリ使いと言うこともあり、戦術として主に守りや遠方からの警備にあたることも多い
・岩の盾・・・・ネイティブワンは塔の元素を支配し操ることができ、そういうときは光に包まれ、別の形態に変えることができる ラークも同様の性質を持った能力で岩を作成できる
・ヤリ・・・・工房戦でマッドショッカーという投てき用のヤリを召還し使っている
・圧縮認定者・・・・塔内での活動に支障のある大きさをもつ生命体は管理人の許可のもと体を圧縮させることができるという定めに従って縮んで行動していることが多い
■ファリョン(カレン)
ファグ 道案内
道案内は塔に祝福を受け、塔のすべての道を熟知し人々を誘導し、時には未来を予想し変えてしまうこともできる存在と言われており、塔の中でも珍しい存在である しかし、非選別者は道案内ですらもコントロールできず道が読めなくなる
「赤髪の魔女」とも呼ばれるが、ホワイトからは「汚れた血を持つ種族」だと嫌われている
ファグのメンバーは自分がついていくと決めたスレイヤーを「神様」と呼ぶが、ファリョンは夜のことを神様と決めており、基本的に夜のことを第一に考えて道を読む
試験の階(2階)では夜から攻撃を受け片目を負傷し、以後、眼帯をつけている 試験の階で夜と出会ってから基本的にはずっと夜の側にいた
終着駅の戦いの後、夜がエヴァンケルの修行に入ってから2年間はふらっといなくなっており、その間は1人旅を楽しんでいたらしい
「巣」での戦いではファリョンが戦闘準備の指揮を取っているが、それでもかなり厳しい戦いとなることが予想されている
■エヴァンケル
ハイランカー 「地獄のエヴァンケル」と呼ばれる
身の内に象の古代種を宿しており、燃え上がる属性のレアオーブを扱う
もともとは人殺しが好きで戦場を渡り歩き、雇われ兵をしながら強い者を探していた やがてユハンと出会い、命を燃やす価値のある戦場へと誘われユハンと組むようになる その後、ザハードの選んだ前支配者を殺し、2階「試験の階」の支配者となる しかし、突如、管理人によって2階の支配者をクビにされた上にユハンと共に終着駅へと飛ばされ、そこでの戦いに参戦することとなる
「試験の階」の支配者だったころはランキング60位だったが、支配者をクビになったことで現在のランキングは100位圏内へとダウンしている
試験の階の外では管理人と契約を交わして筋肉を圧縮した状態で生活しており、パワーは落ちるがそのほうが目立ちにくくなる 圧縮前の姿はとても巨大な鬼のようだと言われる
終着駅の戦いで夜と出会い、夜の師匠となり、夜と共に「巣」に乗り込んでいる
身の内にいる古代種は自分の存在目的を忘れてしまっているが、ユハンが導く戦場で自分の存在理由を見つけられるのではないかと期待している
■ユハン
ファグの一員
2階「試験の階」の元総試験監督 インスタントのコーヒーが大好き
エヴァンケルの階の潜魚 天才波使いと呼ばれ、王族直属警備隊副隊長を驚かせた実力を持っていると言われる ハイランカーの座を捨てて試験の階で総試験監督をしていた
夜を脅しファグに引き込んだ張本人である
終着駅の戦い直前に夜のことを知っておりながら見逃したとしてザハード軍に処刑されそうになるが、エヴァンケルと共に抜け出し終着駅の戦いに参戦 現在はエヴァンケルと共に「巣」へと乗り込んでいる
他のランカーと違い永生を望めな身体ではあるらしいが、若い頃から今に至るまで常にこの塔に新しい波を起こしたいと考えて行動しており、様々な情報を持っているとみられ、かなりあちこちで暗躍している
■カラカ
ファグのスレイヤー
最近スレイヤーとなったばかりでランキングをあげているところ
真田ユタカの弟子であり、常につけている甲冑は真田ユタカから贈られたもの
甲冑が作り出した仮想呪術の空間には自身の心臓が隠してあり、心臓が守られている限り現実のカラカは不死身となる 仮想空間は管理人や十家主がその気になれば入ることはできるが基本的にはカラカ自身がゲートを開けない限り外部とは遮断されており、通常はカラカの部下デスバード、デスレディ、デスカランビット、グロムが守っている
紅灯家の王子が持つ指輪を持っている 指輪は134階より上に続く扉を開ける鍵の半分が入っており、紅燈家の王子全員が塔をのぼったとき扉は再び開かれると言われている
塔の97階に隠れ家を持っている
夜のトゲはいつか自分の命を狙ってくるだろうと考えており、その前に夜を殺そうと考えていた工房戦ではポーケンを使って夜を溶解液で溶かし武器化しようと試みた
夜を育てる真田ユタカにも不信感を持ち、真田ユタカも勝手な行動をして夜を消そうとするカラカの態度に怒り、2人の関係は悪化していた
しかし、終着駅の戦いでカラバンという共通の敵ができたことをきっかけにカラカは夜を徐々に認めるようになっていき、現在は一緒に「巣」に乗り込んでいる(※が、夜はまだ内心複雑な思い)
暗黒世界という黒いボールを出し、触れたものを吸収させる技を使う
■ホワイト
ファグの元スレイヤー アリエ家の直系
アリエ家の直系であるホアキンが古代悪魔と手を組み、アリエ家の家主アリエ・ホーンを越えたいと思う兄弟ヴィセンテ、エナ、ダビド、アルベルダを騙して自身に取り込み、ひとつとなった存在
禁忌を侵して出来上がったホワイトは魂を食らうことでしか生きられない怪物となり、ファグの11人のスレイヤーの中で「10番目の権座」ホワイトと呼ばれ、人の命を弄ぶ極悪無道なスレイヤーとして悪名を成し約10億人の人間の魂を食らった しかし、同じ家門であるアリエ家のザハードの姫によってスレイヤーの座から引きずり降ろされた
力を失ったホワイトは地獄列車に逃げ込み、一旦は兄弟とも分離してホアキンへと戻り力の回復を図るも、そこにいた選別者(サッチ、ボーロ、アッカー、ダニエル、ローエン)によって不完全な封印状態となってしまう しかし、600年の時を越え、ラヘルたちファグのメンバーによって再び目覚めた
ザハードの姫に負けて制御が弱まり兄弟が分離した時、兄弟のひとりであるアルベルダは犠牲になった数十億という生贄の怨恨と融合して「最後の分身」となっており、再び目覚めたホアキンとは敵対して夜の味方となった 夜は「最後の分身」からホワイトによって犠牲となった魂をもらい受ける
地獄列車の終盤、終着駅で危険が迫っていることを知ったファリョンの計らいで、ホアキンは「最後の分身」を取り込んでホワイトとして復活し、その代わりに夜の味方として戦うことを約束する
以降、一応は夜側についているが、心の中では夜の魂を美味しそうと思っている しかし、夜の成長に注目してる面もあり、夜に魂の使い方を教えて見せた
まだ全盛期の力は戻っていないためC級選別者扱いとなっており、一時的に力は出せても長い時間維持はできない
「巣」での戦いではロー・ポー・ビア家の支派長など大物の魂を吸収したことでかなりの力を取り戻した しかし、やはり全盛期ほどの力の維持力はない
また、魂を吸収すると感情のコントロールも効くようになっていく傾向があるっぽい
■ベイロード・ヤマ
ファグのスレイヤー ハイランカー 犬族の王 ベイロード兄弟次男
かつて、ファグの介入により犬族を使い捨てにしようとする兄ドゥーム&弟ポールと争い、兄ドゥームを封印、弟ポールを追放、自身はファグのスレイヤーとなって犬族を守っていた 現在はその問題も解消され、犬族の王として君臨している
スレイヤー候補である夜に対しては狂犬を仕向け命を狙ったこともあったが、夜が犬族にまつわる問題の解決に大きな役割を果たしたため一目置くようになった
ファグの元老ケル・ヘラムの見た運命に翻弄され、「平和と共存の城壁」でザハード軍第5軍団長ロー・ポー・ビア・ヤスラーチャによって犬族を操られてしまう事態に陥り、多くの犬族が死に、幹部は連れ去られてしまった その復讐に燃え、残された犬族たちと共に「巣」へと乗り込んでいる(※こうやって書くと、犬族はファグに翻弄されまくっており、ファグも元凶と考えた方が良いのでは・・・)
ケージという犬族の暮らす母艦を持っており、「巣」での戦い用に戦闘型に改造されたが、ザハード軍に破壊された
犬族が大好きで守りたいと思っていたため、己を鍛え、全身擬態を完成させている
自分を恐れる者の神之水に対しては100%の抵抗力を持つ特殊な体質がある
■ベイロード・ドゥーム
ベイロード兄弟長男 ハイランカー
ベイロード3兄弟の中で唯一自分の力を分けて犬族を作ることができ、その犬族を精神的に操ることができる
その能力に目を付けたファグが犬族を自分たちの戦闘兵力にしようとし、ドゥーム自身も自分の作った犬族を使い捨てとしか考えていなかったためベイロード兄弟喧嘩の発端となった その戦いに負けたドゥームはヤマによって心臓を奪われ封じ込められていたが、ファグの元老ケル・ヘラムの目論見で復活 その支配下に置かれそうになったところを夜に助けられた
ベイロード兄弟の父親は工房の実験体であり、自分を引き取って育ててくれたロー・ポー・ビア家家主に忠誠を尽くすため犬族の群れの長として家門の汚れ仕事を担っていたが、ヤスラーチャに騙され死に追い込まれた 父親は死ぬ直前にヤスラーチャの脅威を案じ、長男であるドゥームがまだ幼くて何も知らないヤマとポールを連れて逃げたという経緯を持っている
6段階擬態まで可能 半身擬態が可能 ベイロード兄弟のなかでドゥームだけが自分の体から切り離した部位も擬態可能
牙が強力な武器となるらしい
■ベイロード・ポール
ベイロード兄弟三男 ハイランカー
ベイロード家の兄弟喧嘩によりケージを追放され、自身の群れを作っていた
もともとは自分たちを追放したヤマに復讐するためにケージに乗り込んだが、現在はポール自身もその群れも犬族としてまとまろうと考えている
ヤスラーチャとの戦いで自分の群れの幹部も連れ去られており、守るべき群れがあるという自覚から「巣」に乗り込み戦う意欲を見せている
子供のころ最初にした擬態でコントロールが効かなくなり暴走して死の淵をさまよったことがあったため今まで擬態を封印してきたが、「巣」での戦いでは一時我を失うものの無事に擬態を成功させ、あっという間に半身擬態までできるようになった その急成長っぷりには、長男ドゥームが自分の立場がなくなるとぼやくほどだった
■チャー
元隠された花園チームリーダー 封印されていた英雄 太始人の末裔 釣り師
創世期終盤に頭角を現したチームで桃園とともにリーダーを務めており、チームはロー・ポービア家直系子孫を殺害する功績を残している
ダブルリーダーを担っていた桃園が封印されるとチームを抜け、1人でザハード軍に攻め入った後、逃走した その後、ザハード似の男から城壁に封印されればいつかまた桃園に会えると教えられ、自ら進み出て「平和と共存の城壁」に封印された
ザハード似の男からは、封印が解けたあとに出会う「高潔な血と運命を持つ少年」(夜)が願望をかなえてくれると教えられ、封印が解けた際には夜に仕えようと決心していた
桃園が好きで封印が解けた際には告白すると言っていたが、実際に封印から解放された時、桃園がザハード軍に属したことを聞いてもあまり悩むことなく夜側に属した
「巣」での戦いでは主に夜の護衛を務め、桃園との再会を果たした
あまりに長い間封印されていたため現在の公式の記録はないが、実力はハイランカーレベル
■桃園
元隠された花園チームリーダー 封印されていた英雄 別名ワスレナグサ 波使い
創世期終盤、チャーと共に「隠された花園」チームのチームリーダーを務めていた
桃花国出身 桃園の家系は桃花国の騎士であり、花の神之水制御術を使うことができる 父親は国王の命令でザハード軍と戦い戦死 桃園自身も父の復讐のため、自分の祖国のためにザハード軍と戦った
最終的に桃花国がザハード軍によって包囲され桃園の封印を要求したため、桃園はその要求を飲む形で封印された
桃園は封印される直前にザハード似の男に会い、未来で争いごとの火種になる少年(夜)の話を聞いた そのため、妹のカネにより封印を解かれた際、桃園はこれ以上血が流されることに反対し、夜を敵対視した
創世期終盤、ザハードの反対勢力はファグを中心に集まり、反ザハード派は各国ならびに各勢力でそれぞれ最も優秀なランカーをファグの師匠のもとにつかせて活動させた そのため、桃園にもファグの師匠がおり、桃園は師匠からVの息子の話を聞いて、彼が再び塔に来る日を待ちわびていた
そして、封印を解かれた現在、自分が敵対視し、争いごとの火種になると言われる夜が自分の待ち望んでいた人物であることを知り戸惑う
桃園は自分がどうしたら良いのか結論を出せず、とりあえずはその場を丸く収めるためにザハード軍の仲間になることを決め、カラバンと行動を共にすることとなった
その後、隠された花園の仲間がザハード軍に捕えられていることを知り、「巣」での戦いでもザハード軍側で戦う姿勢を見せていた しかし、目の前でかつての仲間クン・ハインド・ルチが自爆したことを知り、その指示をしたザハード軍4軍団長のライボリックに対して復讐心を抱く そのため、カラバンと共に夜たちと共闘することになった
■クン・ハインド・ルチ(死亡)
元隠された花園チーム
創世期終盤、桃園やチャーが封印された後、残された花園チームメンバーはファグのケラ・ヘラムチームと手を組みザハードに復讐しようとした クン家出身であるルチは決してザハードに勝てないと考えていたため、同じクン家出身のポー・ビダー・ライボリック・クンを頼り、情報を漏らす代わりに助けを求めた しかし、ライボリックに裏切られ、花園の仲間たちは捕えられ、ケル・ヘラムらのザハード襲撃は失敗に終わり、ルチ自身が裏切者となってしまう
捕らえられた花園の仲間たちを人質にライボリックの言うことをきくしかなくなったルチは後悔と罪悪感からライボリックの言いなりとなり数々の依頼を引き受けるしかなく苦しんでいた
そして、ライボリックが軍団長になった折にはザハード軍の師団長となり、巣での戦いで自分の命を犠牲に自軍の旗艦を爆発させた
■タロー・ヨーク
元隠された花園チーム 白い獣人のヤリ使い
創世期終盤、桃園やチャーが封印された後、ファグと手を組みザハードに復讐しようとしたが、クン・ハインド・ルチが密かに頼ったライボリックの裏切りにより、ザハード軍に捕えられてしまった 巣での戦いでも捕虜として連れて来られており、桃園がザハード軍から離反しないよう牽制材料となっていた
クン・ハインド・ルチは旗艦を爆発させる代わりに仲間の解放を望んでおり、ライボリックは約束通りに人質を解放したと答えている しかし、ライボリックが本当に約束を守るかどうかが疑わしいため、本当に解放されているかかどうかは不明
ライボリックは花園チームの人質を2人連れてきていると桃園に伝えていた ルチを人質として数えていなかった場合はもう1人当時の仲間が一緒である可能性がある
■ケル・ヘラム
ファグの元老
創世期終盤、最も強硬な戦闘派のチームを作っていた
当時、運命を見る力を手に入れたことで自信を得たケル・ヘラムは天狗になっており、桃園やチャーが封印された後に「隠された花園」チームの残りのメンバーを仲間に加え、不利な戦況を覆すために自らがザハードを倒す計画を立てた そして、ザハードの前までたどり着くことに成功したが、そこで見た光景は自分の見た運命とは違うものであり、ケラ・ヘラムチームは破れ、ケル・ヘラムを除く他のメンバーは安否がわからない状況となってしまった
ザハードは運命が見えると自惚れていたケル・ヘラムから一瞬にして視力を奪ったらしい
その後はファグの元老となるものの、活動履歴がなくなりブルーホール(長期間活動がなく、生死が不明だったり、影響力や戦闘力を計れないランカーのこと)となっていたが、平和と共存の城壁が壊されるという運命を見たため再び動き始めた
しかし、それもまたザハードにより見透かされ、結局、ベイロード・ヤマたち犬族に多大な被害に与えることとなってしまった
この結果にすっかり意気消沈したケル・ヘラムはその後の戦闘に参加する気力をなくしてしまったが、ベイロード・ヤマに説得され、巣の戦いで戦闘用ケージを防壁内にワープさせて突破口を開くまでは協力した
牛の古代種を持つ ケル・ヘラムの矢に、ソーが特殊な神之水(水先を変える青玉魚)をくわえると、テレポートが可能となる
■ソー
道案内 赤髪の魔女(ファリョンと同じ血筋の持ち主)
ケル・ヘラムと共に行動しており、ケル・ヘラムの過去にも詳しい
ケル・ヘラムと共にザハードには勝てないという思いを強く持っており、立ち向かえば被害が大きくなるため戦いの火種となる夜の存在を否定し、平和と共存の城壁に封印されている英雄たちの復活に反対する立場をとっていた
かなりはっきりした物言いをするが、ケル・ヘラムの意志には素直に従う
■カラバン
ハイランカー 元ザハード軍第4軍団軍団長
三千年前、塔の非探検区域であり、支配者の影響力が及ばないミヤブチャン村で「武の浄水」を守っていた その頃、まだランカーになりたてだったカラバンは噂を聞きつけて会いに来た真田ユタカの言葉をキッカケに、家門が代々守ってきた「武の浄水」を自分のものとした 「武の浄水」のなかには並外れた武術の達人が封印されており、殺戮に疲れ果て悲しみと後悔の念に溺れていたが、カラバンはその力を受け入れさらに強くなった
その後、度重なる真田ユタカによるファグのスレイヤー勧誘を断り、カラバンは数百年の修業をし、旅に出てハイランカーとなった 手あたり次第に強者と戦い打ち負かして気に入った相手は従者として仕えさせ「人間コレクター(人間ハンター)」と呼ばれた
カラバンには、もし仮にすべてをひとつの巨大な力で従わせることができれば、戦争と分裂が終わり平和が訪れるのではないかという思いがあり、強大なザハードという力のもとでひとつになろうと考え、ザハードに仕えることを決めた そのため、ザハードと対立する夜とは敵対する立場であることに揺るぎはない
終着駅の戦いに向かう途中で真田ユタカと戦い、マスチェーニ・ザハードと共に真田ユタカを瀕死状態にした その後、終着駅ではじめて夜と戦い、ザハードを倒す可能性を秘める夜のことを強く意識するようになる
終着駅の戦いの敗戦によりザハード軍軍団長から降格し一般兵となるものの、桃園を仲間にしたことで現在は中隊長となっている また、一時期は罰として左腕を封印されていたが、現在はそれも解かれている
「巣」での戦いで夜&ホワイトの攻撃により右腕を失ったため、爆発の力で腕を再生させている
「巣」での戦いで自分に仕えていた仲間たちが属していたザハード軍第4軍団が新軍団長ライボリックにより壊滅状態にされたため、軍法に背き、軍団長ライボリックを倒して軍団長に返り咲くことを決め、一時的に夜たちと行動を共にすることになった
■真田アマネ
ザハード軍第4軍団第2師団長 ハイランカー
ユリ・ザハードがD級選別者時代にA級選別者だったため、ユリに稽古をつけていた
真面目な性格で真田家のことを思うがゆえ、ユリザハードの行動の軽々しさには否定的な言動をしている
終着駅の戦いではユリを立場上拘束し移送した
(ちなみに一緒に移送していたラヘルと真田ユラは途中でポー・ビダー・グストアンに奪われた)
カラバンから助言を求められる時もあり、2人の間には割と信頼関係があるらしい
「巣」での戦いでは、カラバンから軍団長に返り咲くために助力を求められ、カラバンの味方として一時的に夜側についている
■ユルカ
ハイランカー 小隊長 カラバンの従者
カラバンのために師団長のポストを諦めて小隊に入ったほどカラバンに心酔している従者
カラバンが「人間コレクター」と従えた仲間の一人であり、カラバンとともにザハード軍に入った
「巣」での戦いでは、戦いの最中にカラバンの元に駆けつけ軍団が壊滅状態になる中でも生き残った
それなのにカラバンの下剋上に選ばれたのは真田アマネだったよう・・・・
ちなみに、何も知らずにつけている目の模様は、その昔、ホワイトが流行らせたものらしい
■エルファシオン(死亡)
ザハード軍4軍団副軍団長 ハイランカー
カラバンが「人間コレクター」と従えた仲間の一人であり、カラバンとともにザハード軍に入った
カラバンの従者の中でもカラバンの想いをよく知る人物
「巣」での戦いでロー・ポー・ビア・レパブブの作戦通りに行動し、囮となってエヴァンケルに殺された
殺される瞬間にカラバンの名を叫び、軍のために命を捧げた
■ロー・ポー・ビア・レパブブ
ハイランカー ランキング278位
ロー・ポー・ビア家支派長の代理として巣の戦いに参戦
支派長の座とトップ200位以内を狙うママさんハイランカー
1日に2発だけ強力な神之水を込めた銃弾を撃つことができ、命中すれば上位300位のハイランカーを一瞬で殺す威力を持つが、着弾範囲が狭いため命中率は低い
管理人との契約で銃弾だけは凄まじい殺傷力を誇るが、その他はハイランカーの平均以下の能力しかない
巣での戦いでは1発目でエルファシオンの命を犠牲にエヴァンケルを狙うもすんでのところでかわされてしまい、2発目はエヴァンケルの誘導で発砲するも支派長ドココを倒すために利用されてしまった
既に撃てる弾は使ってしまった状態でエヴァンケルに追い詰められたレパブブは降伏し、巣にあるという秘密の場所を教えた
■シビス
C級選別者 捜索者 シビスチームリーダー
「学のなさが人相に出ている」などとエヴァンケルにディスられたりするが、頭脳派
試験の階(2階)ではユハンが出した「本物の扉を見つけて出て行く」という試験にひとりだけ完璧な合格をしている
クンもシビスには一目置いており、ラヘルの裏切りをシビスにだけは話し、試験の階のメンバーをシビスに託した そのため、試験の階で知り合ったメンバーを中心としたチームのチームリーダーを務めている
基本的に戦闘はチームのメンバーに任せて自分は指示にまわり戦わないスタイル 戦うとたぶん弱い
人情派であり、チームのメンバーに振り回されながらもちゃんと仲間のことを考えている
今回も夜の力になりたいと考え、「巣」の戦いに参戦した
■ハツ
C級選別者 捜索者
18歳で選別者となる 刀匠の父親の元で育ち、武士道を学びながら剣士として育った
曲がったことが嫌いな努力家 どこでも剣の素振りをし、熱心に修行をしている
人情に厚い性格のため冷酷な一面のあるクンとは反りが合わないところもあるが不仲というわけではない
試験の階(2階)では二刀流であり、手に持つ剣と浮かせて攻撃する剣が存在していたが、工房戦の頃には1本の剣で戦うようになっているっぽい
工房戦のアルキメデスチケット争奪戦の時にカサノに剣を折られ、ネームハント駅の頃には「東海」という剣を持つようになった しかし、始動武器である東海は扱いにくさゆえあまり出番のない剣だとして、始動させるとハツ自身もコントロールできないでいた 現在も完全に使いこなせているわけではないらしい
「平和と共存の城壁」でホワイトに剣の振り方についてダメ出しをされ反発するも、最終的にはホワイトの剣術から学ぼうとする姿勢を見せている
シビスとともに「巣」の戦いに参戦している
■ホックニー
C級選別者 捜索者 絵描き 「死の階」出身
「死の階」にいた頃にトゲのカケラを見つけ、そこで「赤い光」という絵を描いた その絵になぜか自分の魂の一部が入り込んだため、死の階から出られるようになった
しかし、死の階の支配者ヘル・ゾーに逆らったため、目をくりぬかれ、絵は外部に売り払われてしまう
「魂の部屋」の番人グラン・ドゥーザは「死の階」から出られるようになったホックニーに外部から救世主を連れてくるよう頼み、その代わりに自分の両目を譲った そのため、ホックニーの目は未来と現在を同時に見ることができるようになっている
しかし、ドゥーザの目を譲りうけたホックニーは倒れて気を失い、数日後に目が覚めた時には過去の記憶を覚えていなかったため、これらの経緯は覚えていない
夜たちと一緒に「死の階」に戻った際にヘル・ゾーから自分の目を取り戻すことはできたが、元に戻す方法がわからず未だドゥーザの目のままである ちなみに取り返した目は3つある
「赤い光」の絵は死の階の外でバラバラになってしまっていたため少しづつ集めていたが、最後の1ピースをラヘルが持って行ってしまい今でもその絵を追っている 記憶がないため、本人はどんな絵を描いたのか完全には思い出せていない
夜たちと行動するようになってから、自分の絵にトゲの在処のヒントがありそうだと気づき、自分は夜をトゲのカケラまで導く役割があるのではないかと思うようになった そのため、現在は自分が絵に描いたトゲの場所を探そうと夜に協力している
「巣」の戦いにも参戦し、戦場の総合的な情報収集&発信を担当している
地獄列車に乗っていたころはカンテラの武器を使用することもあった
■カイザー(ロー・ポー・ビア・エイレン) (「巣」での戦闘不参加)
C級選別者 ロー・ポー・ビア家 「灰狼」家の出身
フェンリルというロー・ポー・ビア家門灰狼家のなかでも特別な才能を持つ者だけに伝わる狼を持つ
フェンリルで噛まれた傷は特別な呪術により血が流れ続ける また狼と自分の位置を瞬間移動させることが可能
分家出身だがその才能が直系よりも飛びぬけて優れていたために13歳の時にザハードの姫に選ばれることになった しかし、ザハードの姫として生きていくのにふさわしいかを試す罠にはまってしまい、その結果、家族全員が捕えられ、分家も莫大な罰金を課せられた 自らも特別な労役の刑が課せられ、39階ネームハント駅の支配者となり、カイザーと名乗るようになる
ネームハント駅をロー・ポー・ビア家の狙い通りにお金を稼ぐ場所へと作りあげ、稼いだお金の一部は本家への罰金に充てる約束であったが、実際は本家の罰金は利子分しか払われておらず残りの利益は灰狼家が得ており、借金は減っていなかった カイザーはそれを知りつつも自責の念から千年間ネームハント駅の支配者であり続けた
地獄列車内でユリザハードが夜たちに課した課題がたまたま「ネームハント駅でカイザーの名前を奪うこと」だったため、夜はカイザーの名前を狙って戦うこととなり、夜との戦いで敗れたカイザーは競売に出ることになった 夜の代理として真田ユタカがファグのお金100億ポイントでカイザーの本名を買ってカイザーを自由にした
その後、塔を昇りはじめたカイザーが地獄列車終着駅近くにいたところ、真田ユタカから連絡が入り、終着駅で危機が訪れるのでもしもの時は夜のことを頼むと伝えられたことから、終着駅の戦いで夜たちを助けに入った
以降は夜と行動を共にしており、夜がケージでヤマの協力を仰いでいる間はホックニーと共にトゲのカケラを探すなど尽力していた
「巣」での戦いでは今のところ姿を現していない(戦いの場所がロー・ポー・ビア家の拠点であることが関係?)
■ケン・ホン
C級選別者
ベイロード・ヤマの群れナンバー3 ケン・ゾンの娘
父ケン・ゾンは「平和と共存の城壁」にてヤスラーチャに殺された その仇を討つために「巣」の戦いに参戦している
犬族はもともと簡単に死なない強靭な身体を持つらしいが、ケン・ホンは今まで3度ほど死にかけている(ポールに殺されたがクンの炎の鮎の余波で生き返った、その力を父ケン・ゾンに渡して倒れるが死にはしなかった、巣での戦いで風鳥の攻撃に対して身を呈してクンを庇うが生きていた)
■シャルル
C級選別者
塔を昇るのを諦め動物愛護センターに就職したことから図らずしも犬族やファグと関わることになる
現在はお給料をもらってケン・ホンに雇われている ランカー並みの年収がもらえるらしい
■ミャーン
ファグの元老ケル・ヘラムが持っていた生体ワープ装置を体内にもつ不思議な生命体 管理人の力を借りているような能力を持つ
ミャーンを使ってワープをするには、その先にも軌跡で繋がったミャーンが必要である&塔のルール上移動できない場所は行けない&自分のレベルより高い場所には移動できないなどの使用条件がある
シャルルは就職活動中に動物愛護センターに就職を勧める人物(実際はファグの元老の関係者)からこのミャーンをもらって連れ歩き、知らず知らずのうちにポールがケージに侵入する突破口を開いた
「巣」の戦いにもシャルルが連れてきているらしい
■ベルディッチ(犬族人質)
犬族ヤマの群れナンバー4
3段階擬態まで可能(クンの炎で4段階擬態まで可能)
ケージにいた頃、ナンバー2のガドに倒されたがクンの火花により復活し、クンとともに牙を運んだ
ヤマを助けに向かった「平和と共存の城壁」でヤスラーチャに操られ、人質として連れ去られた
■ジョーダン(犬族人質)
犬族ヤマの群れナンバー8 上位ランカー
3段階擬態まで可能 好戦的 強いヤマが大好き 夜にも一目置いていた
ケージでの戦いでは元老代理人の核を撃ち抜いたため、ヤマからナンバー2の座を与えるとまで言われていた(※ナンバー3ケンゾンがナンバー2ガドを仕留められなければという条件付きだったが、結局、ガドはドゥームが倒した その後ケンゾンはヤスラーチャにより死亡)
擬態で作られた弾丸は命中率100%
ヤマを助けに向かった「平和と共存の城壁」でヤスラーチャに操られ、人質として連れ去られた
■グランデ(犬族人質)
犬族ポールの群れの幹部
ケージではカラカの部下デスレディと戦いデスレディが優勢だった
ポールの群れのためにケージに潜入したチャンを遠隔攻撃で消した
ヤマを助けに向かった「平和と共存の城壁」でヤスラーチャに操られ、人質として連れ去られた
■トール(犬族人質)
犬族ポールの群れの幹部
ケージではジョーダンと戦いジョーダンが優勢だった
ヤマを助けに向かった「平和と共存の城壁」でヤスラーチャに操られ、人質として連れ去られた
■クエトロ・ブリッツ(波使い 火炎師 「巣」での戦闘不参加) & チャン・ブラロード(釣り師 死亡)
C級選別者
2人ペアで行動していたが、工房戦の時に夜や王野成に興味を持ったことから、それ以降、一緒に行動するようになっていた
夜たちと共に地獄列車に乗車したが、そこで出会った狂犬エリオット&エンジェルを連れて唐突に地獄列車を離脱 その後、ケージで再会した
チャンはポールの群れに育てられており、エリオット&エンジェルからケージの情報を引き出して、ポールの群れがケージへ潜入できるよう手引きをしていた 役割を終えたチャンは再び塔を昇る気でいたが、味方であったポールの幹部グランデに消されてしまう
チャンと一緒にいたクエトロは夜たちと合流し「巣」への突入計画に参加していたが、「巣」での戦いでは姿がないため現在はどうしているか不明 ちなみに、ブリッツ家は火炎師の名家
■バラガブ(狂犬) (「巣」での戦闘不参加)
C級選別者
ベイロード・ヤマの管理する闘犬場の戦士
狂犬は強力な力を持つ二つ以上の血を混ぜ注入する血結合という方法で作られ、生まれながらにして普通の選別者とは次元の違う特別で桁違いの力があると言われる
工房戦のアルキメデスチケット争奪戦でブラッドタマラを手に入れており、持ち主の血に溶け込んで体が一時的に無敵状態となる
スレイヤー候補の座を狙っており、30階工房戦の時には夜達の敵となり、エンドロシと戦った その後、52階選別者闘犬場で再会した時には夜のほうが格段に強くなっており歯が立たなくなっていた その時の夜との戦いで「擬態」が目覚める
現在はヤスラーチャに精神支配されないことが判明したため、その原因を突き止めるため研究対象とされている
「巣」での戦いには直接参加はしておらず、研究結果がどうなったかも今のところは描写はないが、ヤスラーチャが犬族を精神支配できる仕組みを解き明かすために意外な人物の協力があったと言われている
■ロン・メイ (「巣」での戦闘不参加)
C級選別者 常にバラガブと一緒に行動している
■ユル(2匹の蛇を持つ男、自称理系)&ケル
C級選別者
52階で突然、夜たちの前に現れ、蓮梨花、ダンカを人質にとって仲間に入れて欲しいと言って来た
真田ユタカを助けに行く場に自分たちも連れて行ってほしいと主張し、真田ユタカが「巣」にいることを教えた
これらはすべて隊長の命令によって行動している
「巣」での戦いでは浮遊艦を操作し夜を運んだりしている
■隊長(未登場)
ユル&ケル、ザハードのお抱えの選別者質問攻めのレビなどを率いる隊長 今まで姿を現したことはない
ザハードとも知り合いであり、立派な浮遊艦を所有しており、かなり強力な後ろ盾があることがうかがえる
全ては隊長が情報を握っており、ユル&ケルはそれに従って動いているだけである
ザハード軍の待ち受ける「巣」に夜を向かわせるよう情報を与えた人物であり、そこに自分の部下ユル&ケルを同行させている
かなりキーになる人物ではあるが詳細は不明であり、その意図も明らかにされていない
■ザハード似の男 (現在の所在は不明)
創世期終盤、封印される前の桃園とチャーの前に現れた
過去のザハードもよく知っているし、未来に夜が現れることも知っていた謎の男で、夜が起こす未来に興味があると語っている
桃園には「隊長」と名乗ったが、これは一時的にユル&ケルの「隊長」に成りすましてメッセージを伝えるためだったと考えられる
桃園やチャーはザハードと会ったことがないため、その男がザハードに似ているとは知らない
右口元にホクロがある
■蓮梨花
蓮家直系のお嬢様
蓮家直系の威力ある炎の力を持つが、それをコントロールができないことが悩み 火力が強すぎるため料理は苦手
家門出身であることに誇りを持っているため、最初はファグのスレイヤー候補である夜のことを疑っていたが、やがて夜とともについていくと心を決め、その旅で自分の家門の汚点を知ることになるかもしれないがそれを知ったうえで正していこうと心を決める
39階ネームハント駅でカラカとユリザハードの戦いに巻き込まれたが、無意識に発動した蓮家の火花で自分とダンカの命を守り、ウレック・マジノの部下ユジュに助けられた
その後、目覚めてから夜を追って塔を昇っているところでユル&ケルたちの集団に捕まる 現在はどこにいるか不明
■ダンカ
故郷で代々受け継がれてきた「クリシュナ」と呼ばれる始動武器を持つ
「クリシュナ」は先祖の中で腕のたつ7人の剣士が怪物に立ち向かい勝利した暁に、その怪物が二度と蘇らないように7本の剣に怪物の魂を分けて封じ込め受け継がれてきたものの1本であり、故郷に流れる川の名前がついている ダンカはその所有者に選ばれてこの塔へとやってきた
35階トレインシティで真田ユラと出会い、真田ユラの身の上話を聞いて真田ユラの力になると心に決めるが、真田ユラを先に行かせて自分は地獄列車に乗れなかった そのため、その後は敵であった夜たちのチームに混ざって真田ユラを追っていた
その後、列車に乗ったものの真田ユラを説得できないまま夜チームメンバーとなり、39階ネームハント駅でカラカとユリザハードの戦いに巻き込まれる その時に真田ユラから分けてもらった「隠された階」の鏡のカケラを紛失 その鏡のカケラのせいで同じ場所にいたラークだけは「隠された階」に飛ばされることとなった 自身は蓮梨花の火花で命を助けられ、ウレック・マジノの部下に保護された
その後、蓮と2人で夜たちを追って塔を昇るが、蓮に対して真田ユラから聞いた身の上話を口外してしまう その内容が「隠された階」と関係するものだったため呪術が作動し、真田ユラから聞いた彼女の身の上話は全て忘れてしまった
挙句、ユル&ケルたちの集団に捕まった 現在はどこにいるか不明
■ソフィア・タン
ファグの元老 灯台守
ファグのなかでも強硬派 スレイヤー候補である夜の素質を見るため「巣」での戦いに参加を決める
しかし、反対する部下も多いため多くの兵力を率いて参加することはできなかった
「巣」での戦いでは巨大ニードルのなかに潜んでおり刺客となった 逃げ道となるワープ装置を灯台で守るのが役目
■アウグスグス
元20階総試験監督 ハイランカー
真田ユタカに恩があるため、「巣」の戦いに協力 自分の部下ラブまで巻き込んで参戦
巨大ニードルのなかに潜んでおり刺客となる
逃げ道となるワープ装置を灯台で守るのが役目のため、基本的にニードル前から動けない
■ラブ
元20階試験官
ファグに親を殺され、ファグを敵と見なして塔へと入ってきた
しかし、その後、修行場で出会った道場の師匠や仲間は密かにザハード反対派であり、全員ザハード軍に殺されてしまった
ファグだけではなくザハード軍にも反感を抱きながらも、復讐心に蓋をし、世間に背を向けるように試験官となっていた
20階試験官時に、ファグのスレイヤー候補であった夜と戦い、夜の才能を認め、夜のその力を正しい道に使うよう諭した
夜はその時にラブが出した「青櫓」という技を習得し、頻繁に使っている
「巣」での戦いはアウグスグスにハメられ脅される形で半ば強制的に参加させられているが、師匠を助けに行く夜を助ける気持ちで参戦する 戦場をかきまわす刺客としての役割で巨大ニードルに乗り込んでいた
■ナミ&ソラ
ソフィア・タンの弟子「雪香園」出身 波使い
自分たちをアピールし雪香園から出て出世することが目的
桃髪の少女は女しかいない雪香園から出たいため参戦 青髪の少女はゲームが大好きで欲しいゲームがあるため参戦
2人は手を繋ぐことにより神之水を極大化させることができる
戦場をかきまわす刺客としての役割で巨大ニードルに乗り込んでいた
なお、ニードル搭乗メンバーは他にもいるっぽい
■真田ユタカ
ファグ ハイランカー
家主に売られた女のために家門の流派を滅ぼし、真田家の殺人鬼と呼ばれた
最愛の女性は「約束して 永遠に私を忘れないって」と言い残し、最後はユタカの腕の中で息絶えている そしてその愛する人の死がザハード家に関係していると知ってから、真田ユタカはファグの悪魔となった
ファグの一員となった後はカラバンを勧誘したり、スレイヤーカラカの師匠となったりしていた 夜が塔に来てファグに入れられたときも師匠となり夜に武術を教えた
現在は自分が戦うよりも夜の育成に力を入れており、夜が協力してくれればできることはなんでもやるというスタンスをとっている 夜は真田ユタカの庇護があったために、ファグの内部で意見が別れる中でも比較的自由に行動できていた
本気で戦えばスレイヤーでも手に負えるかわからない怪物として、ファグ内でも一目置かれている
心の中では夜を利用して復讐しているのだという思いを抱えている
地獄列車終着駅で夜がザハード軍に狙われているという情報をマスチェーニザハードから教えられ、終着駅に向かうカラバンの前に立ちはだかり命をかけて止めようとしたが、結局マスチェーニザハードによって捕えられてしまった
巣での戦いでザハード軍は真田ユタカを人質として夜たちを集め一網打尽にしようと目論んでいる
■ルースレック(未登場)
ファグの現首長 元は夜の父親Vに仕えていた 夜の成長を見守るため状況を静観している
ザハード反対派であるファグは至極個人的な恨みから誕生した団体であると言われており、恐らく夜の生い立ち(夜の親であるアルレンとV)に深く関わっていると思われる
ファグは創世期にはすでに存在し大きな力を持っていたが、長い時を経て、現在は宗教のようなものになっている
公にはされていないがザハード王からファグの殲滅という命令が出されている
■マドラコ
灰色ナマズ商団 団長 ハイランカー ファグの一員
死の階からトゲのカケラを運び出しており、夜の持つ1つ目のトゲは灰色ナマズ商団がファグに渡したものである
工房に莫大な資金を渡し、エミリーの流通に協力し、その見返りとして工房戦に介入した そして、溶解液で夜を溶かす計画に一役買ったが失敗に終わり、トゲは夜のものとなった
この工房戦の立ち回りでファグの幹部数人を敵にまわしてしまったマドラコはトゲのカケラを相応の値で買い取ってくれる取引先を探しているという噂があり、ファリョンは死の階で得た「魂をかき混ぜる杓子」とトゲのカケラを交換しようと考えていた そして、それは地獄列車の下車後にファグの元老のもとで取引される予定だった
しかし、地獄列車終着駅でザハード軍との戦いが勃発してしまっため、ファリョンは「魂をかき混ぜる杓子」を取引条件として情報提供&終着駅を匿うことを依頼した マドラコはそれを了承し「幽霊浮遊艦」に終着駅の戦いから逃げて来た夜たちを駅ごと匿まった
マドラコにとって「魂をかき混ぜる杓子」はよだれを流すほど欲しい物であり、それを見たカラカは杓子を渡す条件として、さらに今後ザハード軍と戦うために必要な兵力と情報を要求し、ベイロード・ヤマとの協力を取り付けたら杓子を渡すとした
しかし、2年後、ベイロード・ヤマを仲間にしようとしている過程で、マドラコはクーデターを試みるファグの元老側についているということが判明する
杓子を巡る交渉は決裂かと思えたが、やがて元老が夜側の仲間となったため、巣の戦いでの兵器と物資の支援を担当することでようやく念願の「魂をかきまぜる杓子」をゲットできる運びとなった
マドラコが神として仕えているスレイヤーはペフォメール・セトであり、彼は眠ったままであると言う
無名ではあるが実力のあるランカーを2人引き連れていたが、2人はケージでの戦いでホワイトに食べられた