最近ハマっている漫画です。

ある日、目覚めたら見知らぬ場所にいた少年少女たち。

異世界転生ものかと思いきや、なんとコールドスリープさせられ、未来の地球にいたのだった・・・!

 

ファンタジーやSFで面白いものには、ちゃんと「理由」が存在していると思います。

もちろん漫画的な部分があるにはあるんだけども、漫画だからと甘んじず、ちゃんとそうなる理由が描かれている。そうなるとドラマになるんですね。

なぜここにいて、どうして選ばれて、どうやって生きていくのか。

それぞれの人物がそれぞれに考え、生きた末に起きる出来事。

もうね、息が・・・・息がつけない・・・・・。

そこに出てくる人物の心情にリアリティがあるから、作品がリアルに感じるのです。

 

一方で、これはれっきとした少女漫画でもあります。

さいとうたかを「サバイバル」のような生き抜くことに主軸があるわけではなく、そこで出会う若者たちの関わり合いや心情がテーマ。

作者の物語を生み出す力がすごい・・・・・!

 

それもそのはず。

田村由美先生は古くは「BASARA」で一世を風靡し、最近は「ミステリと言う勿れ」でご活躍中。長きにわたって・・・・・!ほんと、すごい人・・・・・!

ちなみにこの「7SEEDS」はちょうどこの2作の間の時期に生み出されていました。

なんと!知らなかった・・・・!名作・・・・・!!

 

 

 

 

というわけで「7SEEDS」の登場人物をまとめておきます。

あとになってノーマークの人物が「お?」という動きをしたりするので、多分、これを見ると便利です。

 

【登場人物】

■春のチーム(関東)

末黒野花 17歳 嵐の彼女 もと水泳部 東京世田谷在住 学校は西新宿

甘茶藤子 17歳 T大医学部を狙う 宇宙飛行士が夢 海外協力隊で内戦の医療経験有 茨城在住 

角又万作 弓道2段 唐詩好き ことなかれ主義

鯛網ちさ お嬢様  薙刀経験者 日舞経験者 金沢在住 

野火桃太郎 12歳 神童と呼ばれる 仙台が実家 東京の学校で寮暮らし

雪間ハル 音楽一家の生まれ ピアノ国際コンクール挑戦者 東京在住 犬好き

新草ひばり 目覚めずに眠り続けている

柳踏青 サポート係 元自衛隊 戦場のヒーローに憧れ志願 

 

■夏のAチーム(九州南部)

安吾 火と水を学ぶ

涼 火と水を学ぶ 不良 

小瑠璃 風クラストップ 医療も学ぶ

源五郎 動物クラストップ 植物も学ぶ

あゆ 植物クラストップ マドンナ

鷭 医療クラストップ 緩慢で寡黙

虹子 土クラス 植物も学ぶ あれ?水も?? 涼と行動 ポーカーフェイスでリアリスト

卯波 サポート係 先生 

 

■夏のBチーム(九州北部)

石清水ナツ 16歳 高1 内気で学校生活になじめない 埼玉在住

青田嵐 17歳 高2 花の彼氏 花を守り傷害事件を起こした 虫嫌い 水泳で都の記録更新 東京杉並在住 学校は西新宿 

麻井蝉丸 18歳 不良 浜松在住 母子家庭

天道まつり 16歳 プチ家出中 農家出身

草刈蛍 12歳 元巫女? 勘が良い

守宮ちまき 19歳 金沢の美大1年 熊本が実家 

百舌 「死神」

早乙女牡丹 サポート係 元警察官

 

■秋のチーム(関西)

稲架秋ヲ T大入学 アメリカ留学 ネット起業、ベンチャービジネスなどを手掛ける 英語堪能 

猪垣蘭 英語堪能 建築を学ぶ 秋ヲと組む

刈田葉月 オリンピック級の柔道家

荻原流星 パラグライダーが得意

鹿野くるみ 動物好き

梨本茜 海女

八巻朔也 法律系に詳しい 将棋が得意

十六夜良夜 サポート係 なりたての消防士 目覚めた時に状況に逃げ、チームの信頼を失う

 

■冬のチーム(北海道)

荒巻鷹弘 高2 藤沢一高エース 神奈川出身 50年に1人のピッチャーと言われる 

鮫島吹雪 安芸島工業 今世紀最高のショートストップ大型スラッガー「広島の野人」 傍若無人

神楽坂美鶴 日本舞踊界ホープ 「夕鶴」を踊る予定だった

枯園睦月 T大1年 旅好き 関西人

柴漬アラレ 化学が得意 解凍失敗により死亡

綾取風花 裁縫が得意 解凍失敗により死亡 

室咲冬至 果樹園栽培者 解凍失敗により死亡

熊川 サポート係

 

最近、「ブラタモリ」見てたら、作中のフォッサマグナの位置が違うことを知りました。

なんだろ?夏のBチームだから間違えたのかな?(笑)

 

 

ペルソナシリーズをいろいろプレイしているのでその時系列をまとめておきます

※設定のネタバレが出ますのでご注意ください

 

【2009年度】

 

ペルソナ3(未プレイ)

未プレイのため詳細不明

(※最新のゲーム機で遊べるようにしてほしいな~)

 

【2011年度】

ペルソナ4ゴールデン(Steamでプレイ)

高校2年生:主人公、陽介、千絵、雪子

高校1年生:りせちー、完二、直斗

陽介宅に居候:クマ

3月に主人公は都会へ戻る

 

【翌年】

高校3年生:主人公、陽介、千絵、雪子

高校2年生:りせちー、完二、直斗

 

【GW】

ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(未プレイ)

未プレイのため詳細不明だが、GWに主人公が稲羽市に帰った時の話らしい

なんと3年経って年とったペルソナ3のメンバーが出てくる!?

(※格ゲーはさすがに手が出ない)

 

【夏休み】

ペルソナ4ゴールデン(Steamでプレイ)

本編の真エンドにて見ることができる

夏休みで主人公が稲羽市に帰った時のエピソード

・メンバーのイメチェンが見られる

・GWはいろいろあってゆっくりできなかった的な話題が出る

・りせちーは復帰に向けてボイトレ中

 

【その後(夏休み以降)】

ペルソナ4 ダンシング・オールナイト(PS4のDLCでプレイ)

りせちーが復帰に向けてフェスに出るということで、メンバーと一緒に踊りたいとか言い出し、フェスにむけてダンスを練習中に事件が起きるというストーリー

・「高校生らしさ」を出したいというコンセプトの元、イメチェンしていたメンバーたちは当時の感じに戻っているらしい

・主人公も八十神高校の制服を着ることになるが、1年前のものを使用しているため2年のバッジをつけている

・陽介は八十神高校で進級しているので3年のバッジに変わっている

 

<プレイ感想>

・P3D&P5Dのボックスセットを買うと特典でP4Dもダウンロードして遊べる仕様だった

・主人公の名前が自分で決められないという仕様・・・・!なぜ・・・・!

・ストーリー編があるので楽しそう!と思ったが、小説みたいな感じの進み方でテンポが悪い

・オープニングの完二のブレイクダンスがかっこよかったのに本編ではあんまり派手なやつはやってくれなかった

 

【20XX年度】

 

ペルソナ5(無印をプレイ済 ロイヤルは未プレイ)

高校2年:主人公、竜司、杏、おいなり

高校3年:真、春

ニート:双葉(主人公の1学年下 高校進学はしていない)

主人公と同行:モルガナ

3月に主人公は実家へ戻る

・りせちーは現役アイドルとして存在

 

【翌年】

高校3年:主人公、竜司、杏、おいなり

大学生:真、春(家業を兼務)

ニート:双葉(年齢としては主人公の1学年下 高校に入ったらしい)

主人公と同行:モルガナ

 

【夏休み】

ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ

夏休みに事件を解決するために全国をまわることに・・・・

 

<プレイ感想>

・ペルソナ無双 思った以上に無双というよりペルソナ

・続編としてとても良いのでオススメ

・制作時期からしても無印版の続編ということになる

 

【現役中】

ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス(3DSでP4サイドのみプレイ)

P3、P4それぞれのメンバーが現役で活動中に起こった出来事

P4メンバーは文化祭で全ての出し物(イベント)が終わったあと、異変を感じる出来事があり、校舎内を見てまわったところ自分の学校とそっくりの異空間に飛ばされていた

・P3サイドとP4サイド選択してプレイすることができる(P3サイドは未プレイのため不明)

・本編と絡んだエピソードもちらっとあったりする

・P4マーガレットはP3のオチを知っている言動が見られる

・最終的にここで起こった出来事は忘れるということが判明した(しかし、忘れても心のなかには残るらしい)

 

<プレイ感想>

・アトラスが全力で作った感がある 内容的にも難易度的にも いろんな意味で

 

ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス(3DSでプレイ)

P3、P4、P5それぞれのメンバーが現役で活動中

メンバーも揃い、いつものようにペルソナの活動をしようとしたところ、異世界に飛ばされる

そのため、過ごしている時間の違うメンバーが同じ場所に遭遇することとなった

・P5メンバーは明智がメンバーに入っている時にメメントスに行く途中でこちらの世界に飛ばされるという設定

・この時、P3は2009年、P4は2011年ということが明かされるが、P5は「それより後」と詳しい年代の名言を避けた

・タイムパラドックスが起きてしまうため、未来のことを詳しく語ることは控えようという流れになる

・りせちーがP5の時代で現役アイドルであることや、明智が初代探偵王子の直斗のことを知っていることなどは明かされる

・ベルベットルームのメンバーたちも来ているので、かなり賑わしい 双子は他のベルベットルームの人と会うのは初めてのようで戸惑っている

・最終的にここで起こった出来事は忘れるということが判明した(しかし、忘れても心のなかには残るらしい)

 

<プレイ感想>

・全てのダンジョンのボスが強すぎて死にまくった

 

【現役中:夢の中】

 

 

ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト(未プレイ)

ペルソナ5 ダンシング・スターナイト

P4DでP4のメンバーがダンスで事件を解決したということを知ったベルベットルームのメンバーが張り合い、P3のメンバーとP5のメンバーをダンスで競わせようとする

夢の中で起きている出来事のため、自分の思った通りに自由に体を動かすことができるが、起きたらすべてを忘れてしまうらしい

・双子はベルベットルームの兄姉を意識しまくっている 恐らくPQ2で知り合ってその後に・・・・ということになる?

 

<プレイ感想>

・音ゲー おしゃれなムービーとかもあって見ていて面白かった

・ストーリーがなくなった代わりに、コミュが存在 それぞれのメンバーの自室に遊びに行けるなど、けっこう面白かった

・双子の踊りが可愛い

・主人公の名前設定はないけれど、そもそも名前が必要なシーンがなく、うまくぼかしてある

・個人的な問題だが、音ゲーはすぐ飽きた

 

 

ペルソナシリーズ、今後も楽しみです。

今後の夢は・・・・

・ペルソナ3をプレイしたい

・ペルソナライブに参戦したい

です。

 

 

 

ペルソナQ2をプレイしたところ楽しかったので、ペルソナQも遊んでみました~。

 

・ペルソナ4,5プレイ済み。

・ペルソナ3は未プレイで、PQ2ではじめて3のメンバーと出会いました。

 

<結論>

PQ2→PQの順番で遊ぶのはあり。

PQ2が酷評されていた理由がここにきてわかるw

 

~PQ2を先に遊んでおいてよかった理由~

・コンセプトの違いにより、PQ2のほうがライトに遊べる

→PQ2は敵などのキャラクターがキャッチーに作られていて、メンバーも多彩で華やか。P5を基に勧善懲悪のような(ある意味で)わかりやすいストーリー構成となっている。どちらかというとゲームシステムや可愛いキャラを動かす&メンバーがワイワイやってる感を楽しむ、広く浅くオープンなイメージ。一方でPQはP4が基になっておりミステリーのような雰囲気が漂い、ストーリーが重視されている傾向を感じる。出演人数の少なさもあるのか、ネタが濃いw

・PQのほうが確かによくできているw

→PQで遊んだ人がPQ2を遊ぶと、確かに物足りなく感じるのだろうと思うクオリティだった。PQは新作ということで、アトラスの全力でやりすぎた感があるww

・P3のメンバーのこと

→PQ2よりPQのほうがやや本編に絡んだエピソードが出てくる。そのため、PQ2で浅く認知して置いたうえでPQを遊ぶと、この人はこういう人物だったのか~などと発見が。

・ゲーム操作について

→思っていた以上にPQとPQ2でそんなに差がないので、まぁ、細かな違いはありますが、PQ2を遊んだあとにPQを遊んでも特にやりにくさなどはなかった

 

~PQの感想~

※ちなみに私はPQはペルソナ4サイドしか遊んでいません。

 

ゲームとしてはギミックがめんどすぎた。さすがにめんどすぎた。

大人が遊ぶにしてもこれほどにしなくてもよかろうよ。

めっちゃFOEとエンカウントしてめんどいんやwwwww

そういう意味ではPQ2は難易度が(ボス以外は)緩和されていたのだなと思いました。

 

そして、玲ちゃんの声優さんがとってもよかった。

「目の前にたこやきがいるよ」はとっても可愛かった!よく頑張った!

クライマックスの魂の訴えは響きました。

 

あと、PQは人数が少ない分、それぞれのキャラクターの個性がちゃんと掘り下げられている感じがした。

PQ2はとにかく皆でワイワイって感じなので、あっちこっちで仲良くなるエピソードばかりになってしまっていて、本編のバックグラウンドについて触れることが少なかったんだよな。

その点、PQは人間同士の関わり合いみたいな交流の仕方で、それぞれの個性がよくわかったように感じる。

なので、未プレイのペルソナ3について興味が増した。

今までP4,P5と見て来た私から見ると、P3メンバーは不思議な存在。

マジでP3遊べないかなぁぁぁぁ。プレステ2かぁぁぁぁぁ。

 

あ。あと、あまりに当然なのでスルーしていましたが、PQ、PQ2とも音楽はスバラシイです。

ペルソナシリーズ音楽ファンとしてはそれぞれのタイトルのシンガー川村ゆみさん、平田志穂子さん、lynさん&Lotus Juiceアニキの新たな曲が聴けて嬉しい。

PQ2は戦闘曲がランダムにかかるのがよかったな♪

PQは敵のエンカウントが多すぎて戦闘曲がつらくなってきていたところがある・・・・・

 

 

 

 

 

 

【以下、激しいネタバレを含みます。】

 

 

 

 

 

 

 

 

合 コ ン 喫 茶 に ド ハ マ リ し た 。

 

アトラスの本気をみた・・・・・(白目)

なにこれ・・・・・・・・(白目)

 

あらゆるマッチングを探るハメに・・・・・・(白目)

ちなみに、そんなマッチングシステムが働いているとは知らずに遊んでいた1週目は「お手上げ侍」を選んでしまい、ひたすら順平のツッコミを浴びることに・・・・・。

さすがに全部は試さなかったけど、個人的ベストマッチングはP4主人公×陽介でした。

 

陽介、マジ好きだわ!!!!!

 

 

 

 

今更ですが。3DS借りて「ペルソナQ2」遊びましたー。

いやー、ボスの強さ設定がおかしかったー。

めっちゃ死んだ。参った。

 

こちらペルソナ3~5の登場人物が大集合して一緒に戦えるというスピンオフ的ストーリー。

ペルソナ3は遊んだことなかったんだけど、こんな人たちもいるんだ!ってなって、それはそれで楽しめました。

毎回メンバー構成を変えて、皆、均等にレベルあげしました。

全体がなかなか強くならず大変だったけど、なんか個性的なキャラをとっかえひっかえしてお人形遊びやってるみたいだった。

全員のキャラに愛着もってプレイした!!!

 

このゲーム、けっこう評価が悪くて、ストーリーが酷評されているのですが、それについて思うところがあったので書いておきます。

なんというか引っかかったエピソードをひとつひとつ挙げることもできるけど・・・・・それらを総括すると根本的な問題が横たわっているのではないか、と思ったので、そういうことを書きます。

 

・P3Pの女性主人公について

P3関連を遊んだことがないので、まったく知識がなく、どういう設定なの?これ?と調べて知ったこの登場人物。正直、彼女の立場はかなり可哀想だと思った。

彼女からしたら一緒に戦っていた仲間が自分のことを知らないと言い出すとか、絶望しかない。・・・・・のに、本人がけろっとしすぎていて感情移入しにくい。

しかも、彼女が戻った世界の仲間たちは今回の世界のことを体験していないってことになるのだよな・・・・・。なんか、それも怖い・・・・・・。

メタ的視点になりますが、後先考えずにその場の都合で作ったキャラクターが結局持て余され、考えていなかったその後の展開にうまく組み込めず、なんか微妙なところに配置するしかなくなって・・・・みたいな、なんというか、生み出される悲しみみたいなものを感じました。

設定は全然違いますが、「キングダムハーツ」のロクサスにも似たような悲しみを感じています。

 

・怪盗団の抱える問題について

ストーリーが酷評されているけど、PQ2のテーマはその後作られた「ペルソナ5スクランブル」にも引き継がれていると思っています。なので、怪盗団としてのスタンスはブレてないと思う。

確かにこの作品のストーリーにツッコミどころは多々あるんだけれど、そもそもの根本的な問題として、ペルソナ5の怪盗団の存在そのものがかなり危うい。という点が挙げられるのではないかなと思います。

社会への抗いから生まれた怪盗団は、人の心を変えてしまうことができる。弱者だった怪盗団のメンバーたちは、そうすることで強者になってしまう。

例えば、なにか悪いものが人間に巣食っていてそれを倒すならまだしも、悪の根源が人間のこころそのものとなったとき、結局、人が人を裁く・・・・という構図になってしまい、非常に危うい。相手の言い分がある中で、それを正そうとする怪盗団は自分たちの主張を声高に叫びながら、力づくでそれを成し遂げてしまう。ちょっと待って!それって本当に、正しいの・・・・!?

敵の言っていることは確かに正しくないんだけど、じゃあ怪盗団の言ってることが正解なのか??っていうのを判断する人がいないんですね。

本来はそこを法律が成すわけで。

しかし、怪盗団は自分たちが間違っていると思っていることに対し、自分たちで裁いてしまう。

ゲームとしてはそうするしかないんですが。

正義は立場によって変わることもある。それを知ること自体が大人の残念な部分でもあるのしれませんが・・・・・結局、彼らのやっていることが若さ故・・・・・・・とならないことを願います。

(※一応、本編のペルソナ5やスクランブルになると、パレスが存在する、シャドウが存在するというのが、悪としての証拠、裏付けとなっているので、やってることの是非や主義主張の中身はさておき、方向性としてはそこまで大きく間違うことはないとも言えます。ただ、このPQ2になるとちょっとそのあたりの敵設定も変わって来るので、そうなるとこんなに危うくなるものか?という感じです。)


ペルソナ4のネタバレまで及んでしまいますが、ペルソナ4では陽介が感情に任せていると思考が停止してしまうから、そうならずにちゃんと考えて人と向き合っていきたい。だって人間が好きだから。と語るシーンがあります。

陽介のその主張って、いろんな考えを持つ人間がいるなかでAかBかを決めるんじゃなく、お互いにその折衷できるところを見つけていく、そういう努力をしていきたい。という意味だと思うんです。一方でペルソナ5の怪盗団は「勧善懲悪」をモットーにAかBかを決める戦いに挑んでいる感じがする。

そして怪盗団は悪を裁くけど、その悪を動かす根本的な原因となっている人間の無気力さとか、無関心、依存心とか、そういう部分にはノータッチを貫いている気がする。

もちろん現実的に考えたら、依存したいと願う人を立ち直らせるにはまずはその周りの環境を提供する必要があるから・・・・・などと言い出すことになり、これはもう福祉問題になってくるのでアレなんですけど。結局、そういう地道なものなんだよ。

そういうものに対して、怪盗団は割と鈍感に「わかるよ!わかるけど、なんとかなるよ!私たちだって乗り越えて来たから!」という、ほわっとした感情論で乗り切ってきているので、あまり解決法を提示されている気がしないんですね。

 

私は、ペルソナ5の双葉ダンジョンが好きで、彼らは双葉ダンジョンを攻略することで双葉の心をほぐしていけたのだと思っています。なので、できないことはないはずなんだよなぁ。

今回のペルソナQ2もやりたかったことはそういうことだったはずだと思うのですが・・・・・

なんだろう。この主義主張がからまわる感じ・・・・・・

恐らく、取り扱いがとても繊細な分野だと思うんだよね・・・・・

敵を倒すというゲームに入れ込むには繊細で複雑すぎる・・・・・・

 

なので、それを簡単にゲームに落とし込もうとしてしまうと、こういうことになりかねない・・・・というような・・・・・なんというか、ペルソナ5のそもそもの設定にけっこうな危うさが存在しており、このゲームで、その部分をくっきり見せつけられた感じがして、こうなってしまう部分を内包しているよな。と思った次第です。

 

しかし、このゲームは基本、キャラの濃いメンツたちをとっかえひっかえしてダンジョンを探索し、交流を楽しみ、最終的にボスを倒すゲームだと思うので、そういう意味では普通に楽しかったです。

私的一番の不満点はボスの強さ設定!!

 

現在、ペルソナ25周年ということでなにやら発表があるとのこと。

個人的な予想として、ペルソナ6はないんじゃないかなと思っています。

まだ、ジョーカーで遊べる気がする。

スクランブルの無双システムを利用して、ペルソナ3~5の共闘が私の予想。

希望としてはとりあえずペルソナ3をなんらかの最新機種で遊べるようにして欲しいですね。

 

 

※休載にあたり、恐らく細かな情報を忘れると思うので書き留めておこうと思いつつ、もう連載再開してしまったけど・・・・ようやく登場人物まとめ最終回!ネタバレにご注意ください。

 

●休載時点の状況のまとめ

●巣での戦いで夜側についている登場人物まとめ(その1)

●ザハード関連登場人物まとめ(その2)

●現在不参加の夜側メンバー(その3)

 

【現在不参加のファグ側メンバー】

 

【ラヘルチーム】

■ラヘル

灯台守

もともとは夜が一人でいた暗い洞窟のうえの世界におり、夜に会いに来る唯一の人間だったため、夜にとってはかけがえのない存在であった しかし、ラヘルのいた場所がどんなところだったのかは謎

夜の母親と言われるアルレンのことも知っており、塔をのぼりたいと言い出したのもラヘルだが、ラヘルがどうしてそれらのことを知っていたのかも未だ謎に包まれている ただ、ラヘルにとって塔をのぼることは唯一の希望だった

しかし夜を振り切って念願の塔に入ったものの、思った以上の無理難題&塩対応にごねまくることとなる  そうしているうちに自分を追って来た夜は次の階にのぼってしまう 自分にもチャンスを与えろと主張するラヘルに対し、1階の試験官ヘドンは自分のお願いを聞く代わりに優遇するという取引を持ちかけた

ヘドンの願いとは夜をファグ側に引き込む罠にハメることだった 夜が持つはずだった仲間、力、資格が自分のものになると言われたラヘルは、2階総試験監督ユハンの計画に乗って夜を裏切った そして、怪我によって足の悪いふりをし、夜と一緒に塔を昇るはずだったクンたちメンバーを仲間として塔をのぼることとなる

しかし、クンはラヘルの嘘を見抜いており、その報復をするのは自分だとラヘルを見張っていた

クン&ラーク&シビスチームはその後6年間一緒に塔をのぼるが、25階でクンはラヘルを連れてチームを離れることを決意 シビス以外には黙ってチームを離れた(恐らくラークはそれを知った直後にシビスチームを離脱)

クンはラヘルを監視する新たなチームを作るため仲間集めに奔走し、ノビック、ラン、ダン、アップル、ミカエル、卵丸をチームメイトとした しかし、アップルとミカエルはファグの刺客で、クンは裏切られ、卵丸は死亡、ダンは自慢の脚をラヘルに滅多刺しにされて負傷し、ラヘルはアップル&ミカエルと共にチームを離脱して逃走した

その後、ラヘルはカサノが工房戦で得たエミリーの入った圧縮フラスコを受け取り、真田ユラ、カサノ、旅人、ダニエル、エンジェル、エリオットと共に地獄列車に乗り込み、ホアキン(ホワイト)を復活させることに成功する ラヘルはホアキンを自分の武器にしようと考えていたが、ホアキンはラヘルの手に追えるような人物ではなかった

地獄列車ではホアキンから役立たず扱いされることもあったが、39階でアークラプターを殺したり、隠された階でクンの心臓を狙い致命傷を負わすなど強かに暗躍する部分もあった 内心はびびりながらも、自分も他の人と同様、他人を蹴落として塔をのぼるののなにが悪いんだと主張し、地獄列車終盤ではラヘルに依存気味だった夜とも決裂した

43階死の階ではポー・ビダー・グストアンから「宝石を貪るエイ」をラヘル自身も気づかないうちに託され、エイはラヘルを守りつつ、隠された階でザハードの腕輪を飲み込むことに成功した

一方、死の階で得たトゲは夜に継承するかラヘルに継承するか隠された階で勝負して決めるはずだったが、ピンチに陥った夜に対してトゲが勝手に発動して夜のものとなってしまった

自分の容姿に劣等感があるらしく、隠された階で作ったアバター「イカルス」を気に入り、その容姿を現実世界に持ち込もうと試みたが失敗した

本来は地獄列車終着駅でアップル&ミカエルらと合流するつもりだったが、終着駅の戦いに巻き込まれ、エンドロシの罠によりあっさりとザハード軍に捕まってしまう しかし戦い後に輸送される最中、グストアンによって真田ユラとともに救出される(しかし、このことを夜たちのメンバーは誰も知らない)

グストアンはラヘルが自分の欲しかったもの3つのものを持ってきたと喜び、見返りに3つの願いを叶えると伝えた ラヘルがどのような願いをしたかは今のところ不明

グストアンの欲しかった3つのものとは、ザハードの腕輪、王野の持っていた紅灯家の指輪、そしてもうひとつははっきりと明言されていない ラヘルが他に持っていたものとしては、エミリー、ホックニーの描いた絵「赤い光」の一部分、真田ユラなどが挙げられる 

ちなみにグストアンは夜に対しては「自分達と同等な位置に立ちうる存在」とまで言うが、ラヘルに対しては「駒」とか「虫けら」とかにべもない言い方をしている

 

■真田ユラ

真田ユラの両親は地獄列車内で恋に落ち、母親は双子を妊娠した状態で隠された階へと訪れた 父親は「隠された階」に来る直前に、地獄列車のガーディアンに襲われて死んでしまった

父親は偉大なる旅の後に十家主とザハードを裏切った種族の末裔で、それにより呪いをかけられた「呪いの種族」だった 「呪いの種族」とは徐々に子孫が衰退していく呪いをかけられている者のことで、彼らは自分たちの正体を隠して生きていた(※明記されていないが、これはネイティブ・ワンの子孫の末路と一致する)

真田ユラの父親は「死産率の高い呪い」にかかった種族の混血だったため、母親のお腹のなかにいる双子が2人とも助かる可能性はゼロに近かった

しかし、母親が真田家出身だったため「女の子」のほうは真田家の祝福を受け呪いを免れて生まれることができる状態であり、「男の子」のほうは死産になる可能性が高かった

 

隠された階では(データなので)成長が止まるが、隠された階から出たら、男の子は死産となってしまう

真田ユラの母親は悩み、死の階を管理するビッグブリーダー黄はそれを見ているうちに興味を抱くようになった

「隠された階」では呪いを変えることが可能なため、ビッグブリーダー黄は「隠された階」のシステムを変え、子供の運命を変えてやろうと申し出た

真田ユラの母親はその申し出を受け入れ、「隠された階」では男の子を産み、現実世界では女の子を産み、「鏡のカケラ」でいつでもお互いの姿が見られるようにした

真田ユラの母親は「鏡のカケラ」を持って外の世界へと戻り、女の子(真田ユラ)を産んだ 父親譲りの青い髪の子供だった

そして、中間地域で真田ユラを育てていたが、しばらくして真田家の女が変な子供を育てているという噂が広がり、家門を追われるようになってしまった

真田ユラは奇跡的に選別者になることができたため、母親はユラが塔に入る直前に「鏡のカケラ」を渡して、地獄列車の隠された階へと行くように言い、そこには「過去の自分」がいると告げた

「隠された階」は外の世界で口外すれば記憶が消えるようになっているため、真田ユラは母が語った「隠された階」のことについては記憶が失われてしまう状況にあったが、もらった鏡のカケラを何度も見ることでかろうじて忘れないようにしていた

 

真田ユラは塔をのぼり、歌手となって有名になった

大衆から愛されれば家門も簡単に手出しはできないし、母がどこかで見てくれていると信じていた

しかし、真田ユラの母親はその後、自ら家門に帰り、死を選んでしまった

真田ユラは、エミリーを通じ、母が死んでしまったことを知る

真田ユラはファグと組み、十家主に復讐したいと考えていた

そして「隠された階」にいる母親のデータに、母親の敵は自分が討つと伝えようと思っていた

そんな折、エミリーが「ラヘルと地獄列車に乗れば、欲しいものが手に入る」と教えてくれた そのため、ユラは自分を地獄列車に招待してくれとラヘルに頼み、すべてを捨ててラヘルに協力することにした

真田ユラがエミリーを通してラヘルと出会ったのは地獄列車に乗る1年前のことだった

(※ラヘルはちょうど1年前の工房戦直後にエミリーを入手している)

その時、真田ユラとラヘルはかなり前からお互いを知っていたということが判明したらしい

工房戦で入手した特殊な灯台であるキャリーバッグを持ち歩いており、瞬間移動能力を持っている

彼女の周りに飛ぶ星☆は漫画的な表現として描かれているわけではなく、本当に星が出ているらしい

 

一方、「隠された階」に残された真田ユラの母親のデータは、呪いを書き換えてもらい、そちらでは男の子を産んでいた

しかし、それはビッグブリーダー黄の計略だった 人間になってみたいと思っていたビッグブリーダー黄は、真田ユラの母親を助けてやるという口実で、その子供の体に入りんで身体を奪い、呪いを解いて生まれ、真田ユラの母親と本当の親子のように暮らすことに成功していた

しかし、やがてビッグブリーダー黄が息子に成りすましていることは母親にバレてしまい、母親は絶望して自分を削除して欲しいと頼んだ

母親となってくれないことに失望したビッグブリーダー黄は、母親のデータを言われるままに削除した

結局、隠された階に残されていたのは双子の弟の姿をしたビッグブリーダー黄のみで、真田ユラは過去の母親に会うことも叶わなかった

隠された階を出た真田ユラはラヘルと共に終着駅の戦いに巻き込まれザハード軍に捕えられるも、ラヘルと共にグストアンに救出された

 

■ベニアミノ・カサノ

虎助の子供のころの唯一の友達であり、虎助より体は小さかったがいつも自信に溢れていて、内気な虎助をいつも励ましてくれる兄のような存在だった

現在のカサノは、エミリーの持つ力で不条理なこの塔を変えようと、ファグと組み計画を進めており、ソフィア先生が投げ出したことを受け継いで塔の孤児たちの希望になろうと考えていた

自分はこの塔で唯一神之水生命とひとつになった普通の人間である エミリーを使い、塔の孤児たちを集め、自分と同じ力を与える そして、その孤児たちの力を集結すれば、塔を改革して変えていくための土台になる

そう考えたカサノは30階工房戦でマドラコと取引し、エミリーの入った圧縮フラスコを得ることに成功した

エミリーとは「始動武器」になった人間が溶解されたもので、溶解したエミリーはフラスコのなかで生きている エミリーは自我を持ったプログラムであり始動武器である

エミリーは工房戦後にラヘルに渡され、アップルがエミリーのサーバーを復旧させた

工房戦の時のエミリーにはコントロールする制御装置がつけられていたが、今はそれが解除された状態にあるため、エミリーが目を覚まして始動すれば何が起きるかわからない しかし、現在はまだ特に大きな動きは起こっていない

工房戦から脱出する直前、一緒に行こうと虎助を誘うも断られたため、虎助の中にいる悪魔を奪った そのため、虎助は目を覚まさない状態になってしまった

虎助とカサノの体にあった悪魔はもともとはひとつだったため、カサノは虎助の悪魔を奪ったことでかなり強くなった しかし、それを成し遂げるには高度な技術が必要となるため、どこでそんな技術を手に入れたのか疑問とされている

そして、工房戦で出会った私生児、旅人を連れて行動するようになり、ラヘルと共に地獄列車に乗車した

王野はカサノを追いかけて地獄列車に乗り、カサノはファグに利用されているだけだと諭した

王野はこのままファグに着いていったところで得るものはなにもないが、虎助を助けて戻ってこれば、自分がカサノの願いを叶えると伝える

一方、地獄列車で封印を解かれたホアキンからは本当の武器になりたければ感情を捨てることだと指摘される 人間でも武器でもない今の中途半端な状態ではすぐに捨てられる ファグという集団は埋もれた武器を世話するほど寛大ではないと言われてしまう

一時的に王野と組むことになったラヘルの進言もあり、結局、カサノは地獄列車を下車し、虎助のもとへ向かった 悪魔の半分が戻った虎助は目を覚ます カサノはそのままそこにとどまり王野の帰りを待った

 

■旅人

30階工房戦で進行役を務めていた工房の研究員イオとファンクはアルキメデス船内の巨大な水槽内にエミリーを閉じ込め、エミリーをコントロールする制御装置を作り、エミリーを利用して研究に必要な私生児を集めようと考えていた そして、最終的にはエミリーを利用し、人間たちを統制しようと考えていた

エミリーは私生児たちに、工房の研究員が自分を恐ろしい武器にしようとしているからもうすぐ死ぬかもしれない、自分は生きており水槽に閉じ込められているから助け出してくれと訴えた

エミリーの訴えは私生児たちをここへ誘き寄せるための嘘であったが、もしかしたらフラスコのなかでもまだ自我を保ち、自分は生きている人間だと錯覚していたのかもしれない

この訴えを聞き、多くの私生児たちが工房戦のアルキメデスへと集まり、そのなかのひとりが旅人だった

私生児で孤独だった旅人にとって、たまたま知り合ったエミリーは生きる希望を与えてくれた恩人であり愛する人であったため、エミリーをどうしても助けたいと考えていた

旅人はアルキメデス船内に忍び込もうとしているところで夜やエンドロシと出会った

その後、アルキメデス船内でカサノと出会って、エミリーの真実を知る

カサノは旅人がエミリーに騙された私生児の一人であると気づき、自分の志を伝えた その時から、旅人はカサノについて行き、ファグチームとして地獄列車に乗ることになる

地獄列車ではほとんど出番がなくただファグチームについてゆくのみであった そして、カサノが地獄列車を途中下車しても、そのままファグチームに居続けた

終着駅の戦いではエンドロシによりザハード軍から救出されるかたちで、夜側チームと一緒に脱出

その後、エンドロシは旅人を拷問するが旅人は行き場がなくて仕方がなく一緒にいただけでなにも事情を知らないと言い張った 携帯電話はずっと鳴りっぱなしで、ファグの仲間からのものと思われたが、その携帯の暗証番号も吐かなかった

その後に関しては不明だが、エンドロシは旅人からなんとか情報を引き出したいと考えているようだった

 

■アップル

灯台も使える捜索者

25階でクンがラヘルを監視する新たなチームを作る際、条件に合致したため、簡単にチームに入ることができた しかし、アップルはファグに頼まれてクンチームに潜入しクンを殺そうとしている選別者だった

アップルは「右腕の悪魔」を餌にしてファグの待ち構えるアルレンの手にクンを誘導し、クンの灯台をハッキングして使えなくした それでもクンはシアシアから依頼された暗殺者を返り討ちにし、灯台をハッキングしたのがアップルだということも突き止めたが、最終的にシアシアによるアルレンの手の爆発に巻き込まれ、チームラーメン丸によって救出された

その間にアップル&ミカエルはラヘルと共にチームを抜け、壁に「 F.U.G 」というメッセージを残して去る その際、同じチームだった卵丸は殺され、ダンはラヘルにより足を負傷した

30階工房戦後にはエミリーを手に入れたカサノと合流し、アップルはエミリーのサーバーを復旧させている

その後、地獄列車には乗らず、44階終着駅でミカエル&新たなメンバー悪霊と共にラヘルと落ち合おうとしていたが、ラヘルたちが終着駅の戦いに巻き込まれザハード軍に捕まってしまっていたため合流はかなわなかった

その2年後、52階中間地区のヤマのケージにファグの元老随行員として現れ、牙取りの参加に名乗りをあげ、ミカエル&新たな謎の人物と共に牙を奪った しかしクンは牙ごとアップルをさらい、灯台内に拘束して最後まで逃げ切った

ケージ内でのいざこざの全てが終わった後、牙は返却され、アップルは捕縛されたままベイロード・ヤマに引き渡されている

 

■ミカエル

無免許ドクター 波使い 伝道師

25階でクンがラヘルを監視する新たなチームを作る際、アップルの推薦により加入

クンがノビック&ランとアルレンの手へ向かっている間に、鳥インフルエンザで寝込んでいる同じチームの卵丸に毒を飲ませて殺し、ラヘルと共にチームを抜け、壁に「 F.U.G 」というメッセージを残して去った

30階工房戦後にエミリーを手に入れたカサノと合流するが地獄列車には乗らず、44階終着駅でアップル&新たなメンバー悪霊と共にラヘルと落ち合おうとしていた しかし、ラヘルたちが終着駅の戦いに巻き込まれザハード軍に捕まってしまっていたため合流はかなわなかった

その2年後、52階中間地区のヤマのケージにファグの元老随行員として現れ、牙取りの参加に名乗りをあげ、再開を果たしたクンに思いっきり殴られた

ミカエルはクンをホルマリン漬けに保存しておきたいぐらい面白い人だと表現している

それなのにクンはいつも夜を見ているため、その態度が気に入らず、自分がまるで微生物レベルの目に見えない存在になり下がった気分になるので、卑屈になるラヘルの気持ちがわかると思っている どうにかクンを地獄に突き落とし、自分だけを仰ぎ見る場所に閉じ込めてやりたいと考えている

ケージでの戦いでは、ミカエルはポールと取引をし、クンは一度ポールに殺されてしまった しかし、クンは鮎の炎の力で生き返り、アップルをさらった

ミカエルはクンを追い続けるが、元老ケル・ヘラムの指示により、アップルの奪還を諦めて悪霊&新たな謎の人物と共に引き下がった

 

■悪霊

2階試験の階にて夜を裏切ると決めたラヘルのためにユハンが用意したラヘルの仲間

最初はラヘル、悪霊、エンドロシのチームを組んでおり、エンドロシは悪霊の強さを認めていた

当時のポジションはヤリ使いで、授業中、当たればポジションテスト合格というマトに一発で命中し、ラークを奮起させた

(アニメではなぜか途中で消えた展開になっているが原作では)試験の階最終試験もちゃんと参加しているが攻撃にまったく参加せず、仲間たちからは言葉がわからないだの、知らないふりしているだけだの言われている

そして、試験の階合格後の消息は不明となっていた

 

44階終着駅でアップル&ミカエルの仲間となっており強力な切り札と言われている しかし、そこではラヘルと合流できなかった

そして、2年後、52階中間地区のヤマのケージにファグの元老随行員として再登場 突如、夜の前に現れ、攻撃をはじめた それは強力な神之水の攻撃で、夜がこれまで遭遇したC級選別者のなかで一番強いものだった

また、非選別者しか使えない神源流を使って見せた

夜の中にいる「悪魔」のように傷口を再生させる能力も見せるが、その目は人間の目のようだった

悪霊は夜に対し、なかなか腕をあげたがザハードと戦うにはまだまだだと、たどたどしく伝え、またいつか会おうと言葉を残して、呪術のようなものを使って消えた

その後は姿を見せず、最後に元老ケル・ヘラムからの連絡を受け、ミカエルらに引き際を伝えに現れ、戦場から離脱した

52階で夜に喋り出したのをキカッケに普通にしゃべるようになったらしく、ミカエルに突っ込まれている

 

■???

52階中間地区のヤマのケージにファグの元老随行員として登場、アップル&ミカエルと共に牙取りに参戦した人物 常にフードをかぶっており、容姿も不明

ラークのマッドショッカーをいとも簡単に蹴って防いでおり、ラークとクンから驚愕されている

銀髪で耳にアークラプターのリングと色違いの銀色のリングをしているので、もしかして・・・・

それ以外のことは一切不明 最後はミカエルと共に戦線から離脱した

 

 

<その他>

 

【地獄列車で終着駅まで夜チームと一緒だったメンバー】

ザハードの出した3つの命令のうち「地獄列車に乗っている者」に該当するため、指名手配みたいな感じになってしまっているはずで、完全にとばっちりなメンバー

一番の目的は夜であるため、特別に軍に追われるということはないだろうが、集団で塔をのぼればかえって危険ということで終着駅で解散となった

 

■サッチ・フェイカー

波使い ワンドによる呪術で蔓を出す

約600年前、ホアキンを封印するために犠牲となったローエンのことが忘れられず、チケットを奪い列車に近づく奴らを消すチケットハンターとなり、D級選別者ベスト3までになった ローエンを探すために魂を扱う禁断の領域に手を出したため、その代償に片方の目を失っている(その片方の目は呪術を使用する際に使われる) 「薔薇の沈黙」という呪術を習得し、そのために百年の時間を費やした

もう二度と昔の仲間と一緒に列車に乗るつもりはなかったが、かつてのチームメイト、ウィリアム・アッカーからファグによってホアキンが復活するかもしれないと伝えられ、37階木馬駅に駆けつけた

600年前に地獄列車で隠された階まで到達しているようだが、今回、夜たちと一緒に再び隠された階に行った そのため前回攻略したときの記憶は失った

今回の夜との旅で過去の決着がついたため、ボーロと共に塔をのぼることにする

夜たちとは離れるが、塔をのぼっていればまたいつかは会えるだろうと思っている

 

■ボーロ

釣り師

約600年前、ホアキンを封印するために犠牲となったローエンのことが忘れられず、道場に引きこもりになり幽体先術拳エクスペリエンスレベルとなる 幽体先術拳とは武器の動きを把握し相殺する武術のため、武器に関してはほぼ無敵 一応、剣士相手には負けたことがない(ホアキンとは対峙したことはあるものの、ほぼ戦っていない)

過去のことが引っかかるあまり無関心そうにしながらもあれこれ理由をつけて列車に戻ってきており、地獄列車に初めて乗る選別者を案内するガイド役としてお金を稼いでいたところ、夜と出会って仲間となった

かつての仲間からはいじられ役だった模様 

600年前に地獄列車で隠された階まで到達しているようだが、今回、サッチと共に再び隠された階へと赴き、さらに地獄列車終着駅の戦いを脱出した

今回の夜との旅で過去との決着がついたため、今後はサッチと共に塔をのぼる

 

■ベロ・ベロ

釣り師 キャンディーを持ち歩く ベロチームのチームリーダー

単純に地獄列車攻略を目指して乗車し、夜たちの旅に巻き込まれた

地獄列車に乗った時は4人のチームだったが、最終的にラ・チェリーと2人だけしか生き残らなかった

キャンディを舐めることで瞬間的に強くなるが、糖がチャージできていないと力が出しきれない

地獄列車をなんとか無事攻略し、終着駅の戦いから逃れ、ラ・チェリー(ポンセカル・イルレ)&ポンセカル・ドラックと共に旅立った

 

■ラ・チェリー(ポンセカル・イルレ)

波使い ベロチーム ねぼすけ

単純に地獄列車攻略を目指していたが、途中からは進んで夜チームに参加するようになる 常に寝ておりほとんど着いて行くだけではあるものの、任意での参加となったネームハント駅&死の階でも夜たちと共に下車することを選んだ

チームリーダーのベロでさえ、ラ・チェリーと何年も一緒に旅しているけどよくわからない子という印象を持っているが、どうやらあえて夜と行動し、その動向を見ていたのだと思われる

死の階から帰ってきてからはこっそり誰かと連絡を取って「もし見つかれば対処する」と何かを報告している姿が見られた しかし、詳細はわからないままである

隠された階では宿敵として自分の叔父ポンセカル・ユルレが現れた 叔父ユルレのことが気が狂いそうになるほど嫌いだが、それはユルレが望んだ通りに生きていることを意味するらしい

夜がポンセカル家の「夢の決定」の鍵になると言い、目をつけている

終着駅の戦いでは一旦ザハード軍に捕えられてしまうが、中隊長のポンセカル・ドラックが自分と同じ家門だとして自分の灯台に連れだした 最終的にラ・チェリーは戦いの最中、一緒に寝ていた中隊長ドラックと共に救出される

終着駅の戦い後、ラ・チェリーとドラックはベロ・ベロと共に旅立った

(ドラックは結果的にザハード軍を抜けることになってしまったので、別の意味で軍に追われてやばそう)

 

 

これでようやく本編のまとめに戻れます

 

※休載にあたり、恐らく細かな情報を忘れると思うので書き留めておこうと思いつつ、もう連載再開してしまったけどまだまとめられていなかった登場人物第3弾をようやく更新!ネタバレにご注意ください。

 

●休載時点の状況のまとめ

●巣での戦いで夜側についている登場人物まとめ(その1)

●ザハード関連登場人物まとめ(その2)

 

【現在不参加の夜側メンバー】 

■シビスチーム

■チームラーメン丸

■ランチーム

 

【シビスチーム】

2階試験の階で知り合ったメンバーを中心に構成されているチーム

エンドロシが加入していることから選別者のなかではわりと有名なチームらしい

 

■シビス&ハツ(まとめその1に記述)

 

■エンドロシ・ザハード

生まれた時から親がおらずあちこちをさまよいながら生きていたが、中間地区の平凡で良い夫婦に引き取られしばらくの間は普通の女の子として育てられた しかし、ある日、突然現れた「養殖業者」からザハードの姫になる才能があると言われ、義理の両親は殺されてしまう その後、養殖業者に言われるままにザハードの姫を育てようとしている十大家門の分家である没落貴族の養子となり、そこでライバルを蹴落としてザハードの姫となった

現在は2階(試験の階)で出会ったアナクと共に塔をのぼってみたいと思っておりシビスチームに在籍している

30階工房戦のあたりにはメディアからアイドル的な扱いを受けるようになっており、テレビや雑誌に出たり、グッズなどを出したりしており、熱狂的なファンがつくようになっている

しかし一方で、同じチームのアナクが正式なザハードの姫ではないことから、アナクとともに塔をのぼることがザハードの姫として深刻なマイナスポイントとなってしまっており、ロー・ポー・ビア家から問題視されるなどしていた

さらに、「死の階」に行きたいとシビスチームから離れて地獄列車に乗ったため、終着駅の戦いに巻き込まれ、ザハード軍に追われる立場となってしまった

終着駅の戦いではラヘルチームに在籍していた「旅人」を捕らえており、その後、旅人から情報を引き出そうと試みていた それ以降、シビスたちとは別行動を取っており、現在は何をしているのか不明

 

ザハードの姫としての身の振り方に迷いがあるのか、駆け落ちしたアナクの母親や、死の階に消えたというガラムザハードがその後いかに過ごしているのかを気にする部分が見られる

夜のことが好きで「彼氏」と公言したり、デートをしたりしているが、ガラムザハードからは、夜がこの塔を変えられると思うから好きなのか、それとも人として好きなのか、どちらかを選ばなきゃならない日が来る 中途半端な気持ちでは結局二人とも傷つくだけだからそれまでに心を決めておくことだと忠告された

隠された階の修練にてハートの形の神之水を習得 速いうえに動きが不規則で、ホアキン(ホワイト)からも初めて見る属性だと言われている

工房戦で得た幸せの妖精「ボンボン」で俊敏な移動ができるため、仲間たちからは重宝され、パシリのように使われることもある

ケージにてシビスがエンドロシファンのルエル・モン(犬族のナンバ-7)に対し、エンドロシの歌を披露すると勝手に約束していたので、その件についてはどうなったのか気になるところ ハツ曰くエンドロシは音痴らしい

 

■アナク

本来、結婚することを許されないザハードの姫でありながら、駆け落ちして子供を作ったアナク・ザハードの娘

母であるアナクザハードは、ランカーになった後すぐに姫に選ばれ緑の四月を授かっていたが、法を破って駆け落ちし、ザハードの力は娘のアナクにも受け継がれた

両親はザハードの追手によって殺された 父は母(アナクザハード)の実妹によって殺されたと言われている 一方、母(アナクザハード)はザハード処断部隊ロー・ポー・ビア・レンに殺された可能性が高い(アナクが母に渡したはずの緑の石を持っていた)

娘のアナクは銀髪の男(エヴァン?)に助けられ追手から逃れ、その後、母(アナクザハード)の姉であるガラムザハードに引き取られた しかし、選別者に選ばれたため塔を昇ることを決めた アナクの目標はザハードを殺して両親の復讐を完成させること

このような生い立ちから、アナクザハードと名乗っているが正式なザハードの姫ではない 母の形見として緑の四月を持ち、始動して使うことができた

トカゲと呼ばれ、シビスチームに所属している エンドロシとはお互いに意識し合うライバルのような関係でもある 身体強化が得意

 

ザハードにとっては本来は存在してはならない人物となるため、2階(試験の階)の最終試験でザハード処断部隊ロー・ポー・ビア・レンに殺されかけるが、ユリザハードとその仲間によって助けられた ユリはその時に緑の四月を預かり、ちゃんと扱えるようになったら夜と探しに来るよう伝えている

この出来事によりアナクの身元が明らかにされてしまったため、今のところは選別者だからとザハード家からは干渉されていないが、ロー・ポー・ビア家には問題視されいる それにより、アナクに協力的なエンドロシの立場も良いものではなくなった

シビスチームとして終着駅の戦いで夜たちの逃走に協力し合流するが、その後はどうしているのか不明

恐らくエンドロシと行動しているものと考えられるので、旅人からの情報収集に付き合っているのかもしれない

 

■ポンセカル・ラウレ

十家主ポンセカル・ユーラシアの家系で波使いの能力が非常に高い

寝るのが好きで、寝ながら神之水を読むタイプ

たいていシビスチームの誰かが寝ているラウレを背負って運んでいる

シビスチームとして終着駅の戦いで夜たちの逃走に協力し合流、その後、クンを助けるために蓮雲を探す旅に同行していた

それ以降については不明(シビス&ハツはその後、夜たちに協力するためにケージへと向かうが、ケージに入れる人数が限られていたため、チーム内でメンバーが選別されたのではないかと考えられる)

 

■ベスパ

蜂 ニードルに毒が塗ってあり、蜜で解毒できる スピードに自信あり

そのうち成体に変わるらしい 普段は小さいように見えるが、稀にすごく大きく描かれている時がありサイズが不明

チーム内では割と下っ端らしい

30階工房戦の時にはシビスチームメンバーになっており、終着駅の戦いで夜たちの逃走に協力し合流 その後、クンを助けるために蓮雲を探す旅に同行していた それ以降については不明

 

■アレックセイ・アミゴチャズ

2階(試験の階)で出会った選別者だが、夜の友達リストには入っていない人物

2階の一番最初の試験(400人を200人にする1次テスト)で見る人を全員攻撃し惨い殺し方をしていたと言われるが、当時からだいぶイメチェンをしている

2階最終試験直前にはヤリ使いとしてラークと切磋琢磨している姿も見られる

背中に羽があったりなかったりする しゃべっているところを見たことがない

ポジションはヤリ使いであるが工房戦ではその体格を生かして普通にパンチで戦っていた

30階工房戦で夜(ビオレ)と戦い早々に大きな負傷をしてしまったため、その後の出番がほとんどなかった さらに39階ネームハント駅ではシビスチームに在籍していなかった

しかし、いつの間にかチームに復帰しており終着駅の戦いでは夜たちの逃走に協力し合流 その後、クンを助けるために蓮雲を探す旅にも同行していた それ以降については不明

 

■ベルディ

人形使い 人形術には隠れた能力を覚醒させる力があり、花をつけてベルディ様バンザイ!と3回叫ぶと覚醒し、ベルディの人形となる

30階工房戦の時にはシビスチームメンバーになっているが、39階ネームハント駅ではアミゴチャズとともにチームに不在であった しかし、いつの間にか復帰しており終着駅の戦いでは夜たちの逃走に協力し合流 それ以降、シビスチーム男性陣はクンを助けに旅に出るが、女性陣は別行動をしているっぽいのでベルディはエンドロシ&アナクと共に行動している可能性もある

 

【チームラーメン丸】

20階で知り合ったメンバーで構成されている

落ちこぼれっぽい仲間の集まりだが家族のようなチーム

一時期はジュ・ビオレ・グレイス(夜)もメンバーになっていた

 

■王野成

「おうじなる」と呼ぶらしい 左目に泣きぼくろがある 襟足に赤い角が生えている

「紅灯家」出身であると教えられてきたが、実の親が誰かを知らない

生まれてすぐ養母は王野を連れて紅灯家から逃げ出し、生まれた場所は王野が出る前に燃え尽きてしまったそうで、生まれた場所に関する記憶はない

養母からは「王子」と呼ばれ、いつもかしこまった態度を取られていた

10歳の時に指輪を譲り受け、それが王子であることを証明する証だと教えてもらうが、王野自身にはこれといった才能がなかった

やがて養母は「王の種を立派に育てることができずに申し訳ありません」と言い残し病死 その遺体の回収には養母の知人と名乗る怪しい男が現れ、指輪がこの塔の重要な鍵だと言うことを教えてもらい、塔で同じ指輪を持つ者に会ったら、その者に真実を確かめるよう言われた

王野はその後、選別者となり、本当の王子になってすべての元凶であるザハードの前に堂々と立ち、養母の話をしてやろうと考えていた

しかし、塔に来て、紅灯家に関する資料を探してみたけどそれはどこにも存在しなかった

塔をのぼる過程で20階E級選別者の試験になかなか受からず、高利貸しからお金を借りて試験多浪生となっているところで、ファグのスレイヤー候補ジュ・ビオレ・グレイスとその後「チームラーメン丸」となるチームメイトたちと出会うこととなる

あまり強くないため神之水爆弾などの小道具頼みで戦っており、20階の天下第一神之水大会で測定された神之水ランキングでも15位と凡レベルだったが、工房戦や地獄列車では死んでもおかしくない瀕死状況から驚異の回復力を見せている

その生い立ちからか、ファグも密かに王野のことをチェックしているらしい

紅灯家の指輪を持つ者はザハードが隠そうとしたけど生き残ってしまった最悪の恥 持つべきではない力を持ってしまった者たちと言われ、別名「紅燈家の王子」と呼ばれているらしい

地獄列車ではラヘル率いるファグチームに捕まり、一時期はラヘルのチームに属した

その時にラヘルによって紅灯家の指輪を奪われてしまい、指輪はその後、ラヘルからポー・ビダー・グストアンの手に渡ってしまっている

隠された階では、ひとり「王の揺りかご」という部屋に通され、そこでザハードの用意した運命のいたずらにのってしまい「選んだ1人を殺せば、すべてを守る力を与える」という取引に応じ、武器を手に入れた

紅灯家の事情を知っているらしいファグのスレイヤーカラカは指輪がない限り真実を教えることはできないとして詳細を教えてくれることはなかったが、終着駅の戦い後、王野に行くべき場所を示した 王野はその場所にマナと共に赴いたと思われる

そしてその1年後、王野とマナはずっと眠りについていた虎助&看病をしていたカナと合流した

 

■マナ

子供 捜索者

20階に到達したときに弱さを理由に仲間に見捨てられたらしく、それがトラウマになっているっぽい その後、チームラーメン丸のメンバーと出会い、仲間となった

特にプリンスとは精神年齢があうのか仲が良く、アークラプターからは自分の子と重ねられ目をかけられていた

20階にいた頃は、パパとママから塔に来たら立派な人になれるから行くべきだと言われて塔に来た 両親に会うためには塔をのぼらなくちゃならないと語っていたが、44階終着駅では、自分の両親についてなにも知らず、両親に会いたいから搭にのぼっていると微妙に設定が変わっている

20階の天下第一神之水大会で測定された神之水ランキングでは16位と凡レベルであったが、30階工房戦の時にシビスチームのベルディに隠れた能力を覚醒させられ、能力の暴走が活発で変だ、持って生まれた気質かもと言われている また、ホアキンからもマナは特異な魂を持っていると表現されていた

あらゆる場所で人質となることが多く、我慢強く耐えてきた 地獄列車終盤で大切な仲間の敵討ちのためにも強くなりたいと奮起 隠された階でクン・エッドアンが持っていた「ポッチン(押すと自分に適した神之水の形態がわかる便利グッズ)」をエンドロシからもらいうけ、それを利用して自分の特性が身体強化だと判明 その特訓に励んだ

地獄列車から脱出した後、王野とともにカラカに紹介された場所に赴き、その1年後、ずっと眠りについていた虎助&看病をしていたカナと合流した

 

■アークラプター(死亡)

塔に来る前、浮遊城から降りて来た十家門出身の女性と惹かれ合い、家門の目を盗んで駆け落ちし、結婚した 周りの反対を押し切り娘を産んだが、結局、家門に見つかり、妻と娘は強制的に連れて行かれてしまった

娘の手掛かりは妻とお揃いの婚約指輪のみであり、アークラプターはそれを耳につけている

娘が奪われた日のことが忘れられず、せめて娘だけは守ってやれる力のあるものになりたかったと思いながら選別者となって塔をのぼっていた

娘は十家門の人間になってしまい選別者の自分と会うことは現実的に難しいだろうと考えているが、その代わりにチームラーメン丸のメンバーを家族のように思っていた マナに対しては自分の娘を重ね、気にかけていた 

20階の天下第一神之水大会で測定された神之水ランキングでは6位の三千点 チームラーメン丸内では攻撃面を担うことが多かった また、繊細な気遣いで仲間たちの気持ちを汲み取ることにも長けていた

チームラーメン丸のメンバーはカサノを追うために地獄列車に乗ったため、39階ネームハント駅で下車せず、夜たちとは別行動をとってカサノの捕獲計画に挑んだ

その時に、王野の身代わりとなってラヘルに殺された

 

■プリンス(死亡)

灯台守

20階E級選別者試験多浪生むけ悪徳高利貸しの息子

悪徳高利貸しの社長は試験多浪生から巻き上げ稼いだお金を賄賂に使い、息子のプリンスを試験に受からせようとした プリンスは父親の用意した最強の傭兵を引き連れ、借金で言いなりとなった蓮梨華を彼女のようにして、横柄な態度で20階の試験に参加した

20階天下第一神之水大会では蓮の上を行く2位二万五千点を叩きだすも、実戦はほぼなかったため実際の戦闘は弱かった

20階で行われた「7人の仲間と6つの部屋を確保する」試験にて、父親の用意した付き人ライの裏切りにあい、ピンチに見舞われる そこへ虎助が助けに入ったことから虎助に心酔するようになり、チームラーメン丸の一員となった

以後は父親から独り立ちしてニュープリンスになると豪語し、父親から援助を受けることはやめたらしい

カサノを追うために地獄列車に乗った際に、39階ネームハント駅で下車せず、夜たちとは別行動をとってカサノの捕獲計画に挑み、マナと2人でホアキンとの接触を試みた しかし、計画は失敗し、マナをかばってホアキンに食べられることを選んだ

 

■蓮梨華(まとめその1にも記述あり)

もともとは自分の火力を制御できないためにチームメイトを燃やしてしまったりしたため悪評がたち、20階E級選別者の試験になかなか受からず、プリンスの父親が経営する高利貸しからお金を借りて受験をすることになってしまったため、プリンスが自分のチームに入れて連れ歩いていた 

20階天下第一神之水大会で測定された神之水ランキングではビオレ、プリンスに次ぐ3位の二万二千点

チームラーメン丸のメンバーとなった後は、同じチームメンバーであったファグのスレイヤー候補ジュ・ビオレ・グレイスが気にかかるようになり、彼についてゆくと心を決めるようになる

チームラーメン丸のメンバーは39階ネームハント駅で下車せず、夜たちとは別行動をとってカサノの捕獲計画に挑むことになるが、その時に蓮だけは王野の判断で夜側のチームに残るように言われた それは蓮が夜の役に立つ戦力だと考えての采配であった

夜チームとして行動するようになった蓮はその後、ネームハント駅でユリとカラカの戦いに巻き込まれることとなり、目覚めた後、ダンカと共に夜を追かけるが現在はユル&ケルの集団に捕まり人質となっている

 

■虎助(ベニアミノ・イルマール)

「とらすけ」と呼ぶのかと思いきや「こすけ」と呼ぶ? 原作の名前「フォリャン」と呼ばれていることもある

中間地域で捨てられた子供が入る施設の出身で、工房へ実験材料として売り飛ばされ、工房で薬を投与され、その拒否反応から生き残ったのが虎助(NO.21)と、カサノ(NO.99)である

2人は一緒に育ち、工房の研究助手で言語教育を担当したソフィア・アマエが「イルマール」「カサノ」という名前をつけてくれた ソフィア先生は二人の初恋の相手となる

12歳になったとき、2人は「生きる始動武器」の実験体となり、工房の研究室長&研究責任者メドックスによって身体に悪魔を半分づつ入れられた

カサノは左、虎助は右に、悪魔を半分づつ入れられ、すさまじい苦痛の後、得体のしれない力と狂気を同時に授かった

その後、長い時間が流れ、ある日、なにかの目的で知らない寒い場所に移された折、虎助はそこで突然、選別者として選ばれ、塔の中へと飛ばされた

塔の中では生きる始動武器の力のおかげでほとんど苦労せずのぼることができ、「右腕の悪魔」と呼ばれるが、多くの犠牲のうえで得た力によって塔をのぼることに罪悪感を感じ、20階に着いてから塔をのぼることをやめてしまった

しかし、あるとき、20階に右腕の悪魔が現れたという噂が出はじめ、その噂を流しているのがカサノだということがわかったため、虎助はカサノと会わなくてはならないと思い、再び塔を昇り始めることとなる

そうした折に出会ったのがチームラーメン丸だった カナとは初めて会った時に一目ぼれした

それまで塔で出会った人たちは虎助の力だけを目的とし、例外なく怖がられて化け物のように扱われていたが、チームラーメン丸のメンバーはそうではなかった そのため、虎助はチームメンバーをまるで家族のように愛するようになった

20階天下第一神之水大会では5位の六千点 チーム内でもかなり重要な戦力となっていた

28階まで来たとき、虎助はカサノと会うために断腸の思いでチームから抜け、アルレンの手でカサノと会う しかし、そこでカサノによって負傷 虎助を追いかけて現れたビオレとともにファグ側へと連れ去られる これはファグ内部でビオレをどのチームに属させるかの争いから仕組まれた出来事であった

虎助は工房戦でカサノやソフィア先生と再会したものの、今はチームラーメン丸のほうが大切に思っていることに気づき、チームラーメン丸へと戻りたいと考えるようになっていた

工房戦終盤、カサノからこの汚い世界を変える「道」があるから一緒に行こうと誘われるが、虎助は愛する女性(カナ)と仲間のことを思い、その誘いを断った

カサノはその答えを聞き、虎助のなかにいる悪魔を奪ってしまう 体の中にあった悪魔の力が消えた虎助は、それが原因で目を覚まさなくなってしまった

以降、チームラーメン丸は虎助を助けるために悪魔の力を奪ったカサノを追うこととなる

地獄列車で王野に説得されたカサノは地獄列車から下車して虎助のもとへ赴き、虎助は目を覚ました

 

■カナ

灯台守

20階天下第一神之水大会では17位とチームのなかでも最下位

塔には強い選別者がたくさんいるため、20階まで来て自信をなくし、すべての未練を捨てようと最後に落ちるつもりで適当な格好で試験を受けたところ、チームラーメン丸のメンバーと出会い、気づけば試験に合格していた

そこで自分となんら変わりない王野が諦めない姿をみて考えが変わり、自分を信じてみたいと思うようになる

チームラーメン丸が気に入っており、試験を投げ出してみんなで仲良く暮らしたいとぽろっとこぼすこともあった

工房戦のパーティーでは仲間の手引きもあり虎助と2人でダンスをし、語りあった 虎助はチームラーメン丸に戻る決意を固めるが、カサノによって悪魔の力を奪われ目覚めなくなってしまい、カナは虎助の看病のためにチームを離脱して虎助に付き添うこととなる

地獄列車の途中でカサノが下車し虎助の元へと戻ってきたため虎助は目覚めたが、アークラプターとプリンスが死んでしまったことは知らないまま、チームメイトが戻って来るのを待ち続けた そして、王野&マナが合流するのは終着駅の戦いから1年経った後のことだった

 

【ランチーム】

もともとはクンが20階でラヘルを監視するために作ったチームだった

しかし、チーム内のアップル&ミカエルがファグの刺客だったため、ラヘルと共に逃走して離脱

30階工房戦後には残ったメンバーとさらに知り合ったメンバーによって、クンのスペアのチームとなる

別々に塔をのぼりながらも何かあれば協力したり情報を交換したりするチームであり、さらにノビック&ランにはラヘルと仲間たちを見つけて始末する役割も与えられている

総指揮はクンが行い、リーダーはノビックとなる 

ランチームはラヘルを追うため、35階トレインシティで地獄列車に乗ろうとするが失敗 37階木馬駅はスルーし、39階ネームハント駅から列車に乗るつもりで夜たちと合流した しかし駅での戦闘によってランの体力回復が間に合わず、結局、地獄列車には乗れなかった

それ以降、このチームメンバーの動向は不明となっている

 

■ノビック・グランド

槍使い チームリーダー 

もともとはランと戦うためにチームに加入した しかし、ランに勝てることはなかった

工房戦のパーティーではいつもの格好を正装だと言い着替えもしない無粋な男

下劣式赤鈴拳を使う 

 

■クン・ラン

釣り師

クン(アゲロ)と同じクン家の直系 同じ家門内でクン(アゲロ)のことも昔から見てきていたらしい

ランが選別者となった時、その時期が想定より早かったため、父親のクン・エッドアンとヘドンが仕組んだものではないかと囁かれていた

選別者となって塔に来る前には、母親(?)から、この「血筋」を受け継いでいる以上、ザハードの姫さえ敵にまわさなければ困難なことなどそうそうないが、同じ選別者で警戒すべき人物をあげるとすれば「アリエ家」であると助言されている

マスチェーニ式の神之水操作術を使う

電気の属性を持つ高濃縮の神之水の放「雷弾」を飲み込み、体内の電流と雷弾の電流とを反応させて一時的に力を爆発させることができる

これは性質が発現した神之水を体内で爆発させ力を得る「性質内在型」神之水制御であり、単純で効果は高いが危険なため扱いやすい技ではない 適正に合わなければ飲み込んだ瞬間にショック死することもあるので、選ばれた者だけが成し得るクン家門の奥義である

雷弾を使うと「水痕」と呼ばれる模様が体に現れる それは人によって少しづつ形が異なり、その効果に応じても模様の大きさや形が変わる

雷弾を使ったランは普段より数倍も速く強くなるが時間制限があり、その後はまともに動けなくなる

「めんどっちい」が口癖だが、負けず嫌い

 

■エディン・ダン

スピーダー

25階までは一度も背中を取られたことのないスピーダーだったが、25階の試験で仲間を全員失った

半端なく強い相手にあたり、仲間たちは戦いの途中でみんな死んでしまい、ダンは気づいたら一人で試験場の外に逃げていた その出来事で自分の俊足を情けなく思い、塔をのぼるのをやめてしまった

その並外れた才能から多くの選別者にスカウトされていたが、それをすべて断りハンター(探し屋)としてお金を稼いで暮らしていた

しかし、クンの提示した勝負に乗ってハメられ、半強制的にクンのチームに入ることとなる

当時のチームメイトは、ラン、ノビック、卵丸、アップル、ミカエル、ダン(強い順)

しかし、ラヘルがファグの刺客アップル&ミカエルと共にクンを裏切りチームから離脱 その際、ラヘルはダンを自分のチームに誘った しかし、ダンはそんなラヘルの裏切りを嘲笑ってみせる 怒ったラヘルはダンの自慢の脚を滅多刺しにした ダンの脚には後遺症が残り、以前のように早くは走れなくなってしまった

クンはこの出来事で責任を感じるが、ダンは自分のすべてだった俊足を失っても涙が出なかった 今のダンにとって大切なのは仲間を裏切らないということだった ラヘルはわざと自分を生かし絶望に追い込もうとしている、しかし、ダンはこのままへこたれずに先へ進むことを決断する

この事件により、卵丸は死亡 ランとノビックはファグに連れ去られ、チームで残ったのはクンとダンのみであった しかし、クンはビオレ&虎助を追かけてきたチームラーメン丸たちのメンバーと出会い、ダンの説得により、彼らとともに30階工房戦を目指すこととなる

ダンは足のリハビリを進めつつも、チームラーメン丸のぽんこつぶりに頭を抱えるクンを見守った

エンドロシファンらしく、工房戦では王野と2人で勝手にクンの部屋に入りびたり、一緒にテレビを見ながらエンドロシコールをしてクンにうざがられるなど、お茶目な一面もある

工房戦後は戻ってきたノビック&ランたちと合流し、クンのスペアのチームを構成 チーム内では一番冷静な判断をする人物だと言われている

現在、ダンの足はかなりの回復を見せており、元通りではないがかなり速く走れるようになっている それはラヘルよりうんと速いもので、戦力として充分に通用するものとなっている

 

■シアシア

ファグの一員 灯台守

スレイヤー候補ジュ・ビオレ・グレイスを自分の神と決める 

ファグの一員ではあるもののザハードや十家門に恨みがあるわけではなく、ただビオレが自分の得になりお金になると思ったから支持しているだけらしい 自分の種族のためにお金が必要なのだとか

初登場は28階アルレンの手 当時はファグの一員としてビオレをファグの待ち受けるアルレンの手に導きつつ、同時にそこへ誘き寄せたクンへ刺客を放った そして最後にはアルレンの手を爆発させてクンを巻き添えにし、ビオレをファグへ連れ去った

30階工房戦でもファグのメンバーとしてリップルレッゾの下で動いていたものの、最終的に自分の身の振り方に迷い、勢いで夜たちについていくことに決めた そして、その後、クンのスペアチームに加入する

お金にシビアなため、ランチーム在籍中はクンから給料を払ってもらっている

39階ネームハント駅ではクンが地獄列車に乗っている間に給料の振り込みが滞っていたため、ストライキを起こしていた

 

■ベータ

工房の実験で生み出された「生きる始動武器」

工房の実験体で、度重なる実験を経て生き残った5人の仲間を家族のように思っていた しかし、ある時、生き残ったものに「自由」を与えると言う研究員の言葉によってその5人で殺し合いが行われ、ベータだけが生き残った

生き残ったベータは完全な始動武器にされ、それと同時に工房の薬なしでは一日ももたない体になってしまった 工房の「自由」を与えるという言葉は実験のための嘘だった 

その後、エミリーにより、自分の実験はファグのスレイヤー候補ジュ・ビオレ・グレイスを作るために行われたのだと教えられる ベータは友達も自由も手に入れることが許されていないのに、自分を踏み台にしてできたビオレは友達も自由も手に入れようとしていると憎しみを覚え、30階工房戦にて工房から逃げ出しビオレを殺そうと企んだ

しかし、ビオレとの戦闘の最中に、ソフィア先生によってベータの実験はビオレのための実験がすべて終わった後に行われたのだと明かされる ベータの実験は、ビオレのための実験で残ったデータを使い、普通の人間を完全なる始動武器に作るために行われたものであり、ビオレとは無関係であった 

どうやらカサノがベータを利用するため、エミリーによって嘘の情報を流していたらしい

ベータは工房の上層部から廃棄するよう指示が出されていたが、ソフィア先生の望みもあり、ビオレ(夜)たちと一緒に工房戦から脱出する

薬なしで生きられないベータは、工房戦脱出時には1ケ月分の薬しか持っていなかったが、脱出を助けてくれた月下翼松が薬に必要な原材料を用意してくれたため、生き続けることができるようになった

ベータが薬なしで生きられる方法はカサノが知っているので、カサノを捕まえたいと考えている

ランチームは、ラヘルを追うためにカサノの追跡も必要となったため、自分たちのチームにベータを勧誘した

ベータは選別者ではないため地獄列車に乗れない そのため、ベータを長時間灯台の「部品」として存在させ、そうすることで「武器」として認められるようにして地獄列車に乗ろうとした

ランチームに加入したベータはシアシアの灯台のなかに入って塔をのぼるが、39階ネームハント駅でチームは地獄列車に乗ることを断念する そこでクンがベータを借り受け、自分の灯台に入れて地獄列車へと戻った

死の階ではエヴァンの与えた違法キット+灯台内にいるベータの力で、クンはエンナーコアが使えるようになった エンナーコアとは灯台ひとつで9つ分の演算が可能になるテクニックでかなり難易度の高い技となる

また、仮想世界上に存在する隠された階ではベータは完全に武器と見なされクンの灯台から出ることができない状態となった しかし、おかげでクンに起こった一部始終を録画することができ、隠された階から出た夜はそれでクンの身になにが起こったのかを知ることができた

クンがラヘルにより心臓を狙われ凍結してしまったため、終着駅の戦いではベータはエヴァンの灯台内に入りエンナーコアを出して活躍した

しかし、終着駅の戦いの後についての動向はまったく記述にない エヴァンはクンを回復させるために蓮雲を探す旅にでるので、恐らくエヴァンの灯台内にそのまま入ったままだと思っていたが、クンが回復したあとにもベータの姿がないのでどこに行ったのか謎のままである(割とその存在感から作者に忘れられがちな感じもする)

 

 

まとめ終わらず。まだ続くよ。

 

※休載にあたり、恐らく細かな情報を忘れると思うので書き留めておきます

最新情報になりますので、ネタバレにご注意ください。

 

●休載時点の状況のまとめ

●巣での戦いで夜側についている登場人物まとめ(その1)

 

【ザハード側 関連人物】

 

■ロー・ポー・ビア家 家主(未登場)

塔最強のお使い師(操り師)で、塔のあらゆる神海魚、動物、人間を操ることができ、彼の子供もほとんどがお使い師としての素質を持って生まれて来る

現在、ロー・ポー・ビア家は操っていた動物たちをモチーフした20の分家に別れており、分家はそれぞれ違った特別な能力を持って生まれる

今回の戦場である巣はロー・ポー・ビア家の拠点であり、 「凍てついた滝」と呼ばれる巨大浮遊石を中心として作られている

その巨大浮遊石には特別な装置がないとハイランカーですら近寄ることができず、「滝を流す光」という工房が作った装置でその中に物を運び込むことができるようになっている 真田ユタカはその浮遊石のなかに封じ込められる予定とされている

ロー・ポー・ビア家家主は昔からザハードに心酔しているため、今回、ザハード軍の要請に応じて巣での戦いに必要な支派長などの兵力を送った

支派長とはロー・ポー・ビア家最強戦力のひとつで、20ある分家の氏族長、もしくはその氏族で一番強い者であると考えられる

このような対応は十家主のなかでは例外に当たり、この程度のことに家門が乗り出すほうがおかしな話だと言われている

 

■ロー・ポー・ビア・ドココ(死亡)

風鳥の支派 支派長

家主より派遣され、1つ目の防壁にしぶしぶ参戦

クンの策略により、レパブブの弾をくらって死亡

 

■ロー・ポー・ビア・ディディアーノ(恐らく死亡)

他の支派に吸収されてしまって存在しない支派の元支派長の血統 上位ランカー

1つ目の防壁に参戦したがエヴァンケルの炎にまきこまれたあと、姿なし 恐らく死亡

 

■ロー・ポー・ビア・レパブブ(降伏 詳細はその1に記載)

支派長代理として参戦 ハイランカー ランキング278位

1つ目の防壁で降伏し、現在は夜チーム側に在籍

 

■????

支派長 

マスチェーニと共に行動し、中央浮遊石へと向かっている

(※ロー・ポー・ビア・ドココが犬族たちにむかって「自分と同じ支派長クラスがあと2人いる」と言っている。支派長代理で参加のレパブブがそこに含まれているのか不明。とりあえず、マスチェーニと共に行動している支派長があと1人いることは判明している。)

 

■ロー・ポー・ビア・ヤスラーチャ

ザハード軍第5軍団軍団長 ハイランカー 猫族 犬族を操ることができる

初めてヤスラーチャがロー・ポー・ビア家に来たときは、皆が家主の側で愛想を振りまくだけのペットの猫だと軽視したが、現在、その性格を知る者はヤスラーチャのことを「怪物」と呼ぶ

かつて、ロー・ポー・ビア家家主に仕えていたベイロード・ドゥーム&ヤマ&ポールの父親を騙して死に追い込んだ 長男ドゥームはまだ幼くて何も知らないヤマとポールを連れて逃げ伸びており、ヤスラーチャに対し恐れと怒りを抱えていた

時は経て、終着駅の戦いの後、総司令アドリザハードは「反ザハード」連合が夜を中心に再び復活することを危惧し、平和と共存の城壁に封印された勇者たちが結集したり手を組むことがないよう、平和と共存の城壁2箇所を崩壊させ、その中に眠っている英雄を降伏させるか始末するよう命令を出した ザハード軍第5軍団軍団長となっていたヤスラーチャは元「隠された花園チーム」チャーの眠る城壁へと赴くように指示される

一方、平和と共存の城壁が破られる運命を見たファグの元老ケル・ヘラムはそれを阻止しようと、ファグの戦力としてその城壁に犬族を送ろうと企てる

このような双方の思惑により、ヤスラーチャと現在ファグのスレイヤーとなっていたベイロード・ヤマは平和と共存の城壁にて対峙することとなる ヤスラーチャはヤマとその仲間の犬族を精神支配し操ってみせ、犬族たちは甚大な被害を受けてしまった ヤマとポールの群れの幹部たちもヤスラーチャに精神支配された状態で連れ去られてしまう

元老ケル・ヘラムの思惑は、まるでザハードに予測されていたような采配で打ち破られた

この件でケル・ヘラムはすっかり意気消沈してしまうが、残されたヤマと犬族たちは復讐心を燃やし、反ザハードの気持ちをさらに強くして巣の戦いへと乗り込むことになる

現在、なぜヤスラーチャが犬族を操ることができるのか不明なため、犬族側は精神支配されなかった狂犬バラガブを研究しているが、その結果については今のところ不明 ヤスラーチャはヤマに対し、自分の与えた「血」が流れているのだと語っている

巣の戦い2つ目の防壁ではヤスラーチャ率いる第5軍団が戦場の権限を持っている

 

■マッケージ

第5軍団副軍団長 ハイランカー

現在のところほとんど出番はない 一度、城壁の戦いの時に師団長に出撃指示を出すために登場

 

■ロー・ポー・ビア・ハシャーチャ

第1師団長 ハイランカー 猫族

女性 雲のようなお化けを扱う

 

■ロー・ポー・ビア・フシーレ

第2師団長 ハイランカー

ヤスラーチャのお気に入りでいつも先鋒を担当

巣での戦い2つ目の防壁でも先鋒を務め、巨大ニードルから出て来たファグの刺客アウグスグス&ラブに対応した

 

■ロー・ポー・ビア・ハラーチャ

第3師団長 ハイランカー

やんちゃそうな雰囲気を持つ 猫族

 

■ケンドリック・ディエール

第4師団長 ハイランカー

クールそうな雰囲気

(※ケンドリックはロー・ポー・ビア家ではなさそうなので、猫族ではないと推測。巣での戦いでハラーチャが「俺たちは猫族だ 若干一名違うのが混じっているが」と紹介し、ナナトナ以外は猫族みたいな感じになっていたけど、英訳を見ると「俺たちは猫族だ 全員がそうではないけど」となっているので訳ミスの可能性が高い。)

 

■ナナトナ

第5軍団 別動隊団長 ランカー

ネズミの格好をしている ヤスラーチャの本性に恐れをなして部下になっている

 

■ポー・ビダー・ライボリック・クン

第4軍団新軍団長 元総司令部所属 ハイランカー

終着駅の戦いの敗戦により降格されられたカラバンの代わりに軍団長となった人物

総司令官の直属部隊に所属していたため天下り軍団長と呼ばれるが、それ以外の過去や成果は公にされていない

創世期終盤、ケル・ヘラムチームメンバーに入った元「隠された花園」チームのクン・ハインド・ルチはザハードには勝てないと予測し、同じクン家でザハード軍に入りエリートと呼ばれていたライボリックを頼った しかし、ライボリックはルチを裏切り、ルチから得た情報で彼の仲間を全て捕えてしまった そしてその後もその仲間を人質にルチを自分の思い通りに働かせた

巣での戦いではカラバンに忠誠を尽くす第4軍団を壊滅させて再編させようと考えており、ルチを犠牲に自軍の旗艦を爆発させた

1つ目の防壁では計画通り第4軍団は壊滅状態になったが、巻き添えになるはずの夜たちの仲間は爆発から抜け出すことに成功したため、敗戦となった しかし、ライボリックは目的は果たせたと意に介していない

マスチェーニザハードは総司令官アドリザハードが選んだ者に期待はしておらず、ライボリックのやり方は頭がおかしいと内心では思っている

 

■第4軍団新メンバー(未登場)

ライボリックが選んだ第4軍団の新メンバー 巣のどこかに控えているらしい

 

■クン・マスチェーニ・ザハード

自らを「塔の頂上のような存在」と言う 黄の五月を所持

夜たちが39階ネームハント駅にいる頃、ユリに対して自分の黄の五月とユリの緑の四月を賭けて賭けをしないかと持ち掛けた マスチェーニには緑の四月を狙う理由があるらしい 賭けの舞台は用意してあり、その内容は適当な時期にポケットに送ると語ったが、その後ユリが終着駅の戦いでザハード軍に捕まったままであるためその賭けはまだ行われていない もし賭けが行われた場合は、負けたほうの命は保証できない状況になると考えられる

かつて、レフェリスタ・ザハードの家に出入りしている描写があり、幅広い情報を得ているようで、ユリが地獄列車にこっそり乗っていることも把握していた

ロー・ポ・ビア・リーリャル・ザハード&シーリャル・ザハード、クン・マリア・ザハードはマスチェーニと組んでいるらしい その目的は不明

ザハード王から3つの命令として夜たちの殲滅が言い渡された一週間後、わざわざ91階の真田ユタカのアジトまで出向き、戦うふりをしながら真田ユタカに夜の危険を知らせた 真田ユタカはそもそもマスチェーニが夜の存在を掴んでいたことに驚いている

しかし、その後、夜を助けるためにカラバンの前に立ちはだかった真田ユタカに対し、深手を負ったところを見計らって槍で仕留め、捕らえてしまう

いったい何がしたいのかと問いかける真田ユタカに対し、マスチェーニもまた世界が変わるのを期待しているが、そのためにはもっと血が流されるべきだと答えている これまでお互いの顔色をうかがいながらバランスを保ってきた勢力を戦闘に引き込み、塔を血まみれにするような戦いが見たいと語った

終着駅の戦いから2年間、真田ユタカの拘束はそのままマスチェーニザハードが続けていたようで、今回、真田ユタカを連れて巣まで来ている

1つ目の防壁の戦いは巣の入口前で軍団長ヤスラーチャ&ライボリックとともに戦況を監視していた

2つ目の防壁での戦いがはじまる現在は支派長とともに真田ユタカを閉じ込める予定の中央浮遊石に向かっている

詳細は不明だがクン家の誰かを連れてきている可能性もある

(※今更ですが、ずっと、マスチェーニって書いてたけど、マスチェニーだった・・・・。もう、いっか・・・・。)

 

■ザハード王

不老不死の体をもち、強力な神之水の支配者

 

昇塔期、ザハードと12人の仲間たちは塔の外から現れ、塔に住んでいた巨人の直系子孫ネイティブワンたちと共に旅をし、塔をのぼった

しかし、旅の終盤、ザハードは塔をのぼるのをやめ王になると宣言し、管理人と契約して塔の王となる

ザハードは仲間であるアルレンのもとを訪ねて求婚したが、アルレンはすでにVと婚約していた

塔をのぼり続けるつもりだったアルレンとVはザハードの反対勢力を立ち上げ、ザハードが持つ134階より上に行く「鍵」を奪うために戦争を起こした

のちに十家主となる残りの仲間10人ははなにかしらの理由でザハードの肩をもち、Vとアルレンは戦争に敗れて追われる身となる

逃げるアルレンの体には新たな命が宿っており、ザハードは生後間もないアルレンの赤ん坊を見つけ出して、アルレンの目の前で殺した

子供を失った喪失感とザハードに対する怒りでアルレンは狂い、狂っていくアルレンの姿に耐えられなくなったVはなぜか管理人と不死の契約を結んでいなかったため自死してしまう

 

アルレンはその後、塔の外に出る方法を探し彷徨う

そして、いつか死んだ子供の体には神の力が宿って再び蘇り、いつかこの塔の扉を開けて戻ってきて、自分の愛する人の敵討ちと、自分が始めた戦争に終止符を打つと予言した

現在、何も知らずにこの塔に入ってきた夜が、この予言を叶えるアルレンとVの子供だと考えられている

 

その後、ザハードと十家主はあらゆる方法でアルレンとその子供に関する記録を消した

一緒に旅したネイティブワンも直系は皆殺しにされ、その子孫には滅びてゆく呪いがかけられた

 

ザハードのアルレンに対する執着は異常なものであり、ザハードはアルレンがいなくなった後、アルレンが子供を産んで育てた場所に自分の祭壇を建てた

しかしその場所は後に現れたエンリュウによって壊滅状態となり、管理人は殺され、現在は「死の階」と呼ばれる場所となっている そこにエンリュウはトゲを残した

 

そうして王になったザハードに対し、個人的な恨みからファグという団体が誕生する

詳しい叙述はないが、現首長のルースレックはVに仕えていたことから、アルレンとVに関わる団体であることが想像される

 

その後、塔はザハードを王として認める賛成派と反対派に別れ、「創世期」と呼ばれる戦争と殺戮の時代へと突入する

当時の時代背景もありザハードの反対勢力はファグを中心に集まり、反ザハード派は各国ならびに各勢力でそれぞれ最も優秀なランカーをファグの師匠のもとにつかせ、ひとつのチームとして活動させた

 

創世期終盤、疲労がたまったザハードと連合軍は「共存」か「抹殺」かの2択を迫るようになる

その頃活躍した「隠された花園」チームのダブルリーダーである花園とチャーは各々の事情により共存を選択し、平和と共存の城壁へと封印された

「隠された花園」チーム残りのメンバーは、当時ファグの中で最も強硬な戦闘派だったケル・ヘラムチームに合流し、ザハードの前までたどり着くことに成功するが惨敗する

この戦いで戦況は急激に傾き、平和と共存という名目であちこちに城壁が建てられた

ザハードは城壁の向こうには絶対に手出しをしないと約束し、反対勢力も城壁が壊されない限りはザハードとの全面戦争はしないと約束した

しかし、やがてその城壁も、時間が経つにつれザハード軍の占領を許すようになり、度重なる戦争や紛争で英雄たちの存在も忘れられ、今では封印施設や封印を解ける者がいなくなってしまった城壁がほとんどとなってしまった

現在、残されていた3箇所のうち2箇所から花園とチャーは復活している

 

世間では、ザハードは血が濃すぎるせいで子供を作ることができないとされている

そこで、十家主であるポー・ビダー・グストアンの提案により「ザハードの姫」が作られた

優れた娘を選び、ザハードの血を少しづつ分け与え、彼女たちに塔をのぼらせることで競争させ、13月の武器をすべて集めたザハードの姫が配偶者になれるとした

しかし、ザハードは最初から結婚するつもりなどなく、ザハードが裏で操り、13月の魔力によってそれを成し遂げることができないように仕組まれている

 

そもそも、13月の武器とはザハードと12人の仲間が134階より上に続く扉の鍵をそれぞれ分けて持つために作られたものだった

ザハードは134階より上に続く扉を開ける鍵の半分を13月シリーズの武器に作り替え、もう半分は「紅灯家の王子」が持つ指輪のなかに隠した

「紅灯家の王子」全員が塔をのぼったとき、この塔の扉は再び開かれることになっていると言われており、現在、指輪を持っているのが確認されているのは、ファグのスレイヤーカラカと王野成である

 

王になったザハードはそれでも不安が残っていたようで、地獄列車の「隠された階」を訪れ、「隠された階」に残る過去の自分のデータの記憶を改変させ(アルレンのことを忘れさせ)、隠された階の仕組みを変えて、自分を倒す力が封印された「キー」だと言われる腕輪を隠した

夜たちは、ポー・ビダー・グストアンの依頼により「隠された階」で若きザハードのデータと対峙し、その腕輪を奪おうとする

しかし、そこでアルレンとVの息子である夜がこの塔にいることを現ザハード王に知られてしまった 一方、ポー・ビダー・グストアンは狙い通り、ザハードの腕輪を奪うことに成功する

 

「隠された階」で夜を取り逃がし、腕輪を奪われたザハードは数百年ぶりに「3つの命令」を下す

1、ファグを滅ぼす 2、現在、地獄列車内にいる者を殲滅する 3、ポー・ビダー家を滅ぼす

この3つの命令は1つが遂行できれば他の命令はなかったことになる

3つの命令のうち歴史をどの選択肢に導くのかは「軍部」と「行政府」が決めるが、ポー・ビダー家にこの命令が伝われば、その瞬間に戦争が勃発する可能性もあるため、この命令は機密扱いとされている

行政府としては、ポー・ビダー家にこの命令が広まる前に他の命令を遂行しようと考えていた

 

ザハード軍は3つの命令のひとつである「現在、地獄列車内にいる者」を殲滅するため、「終着駅の戦い」を起こす

しかし、そこでザハード軍は敗戦し、夜たちは逃げることに成功した

この時、グストアンはザハードに対し「分裂ははじまった」との伝言を残している

 

それから2年

まだ3つの命令のどれも達成していないザハード軍は、真田ユタカを人質として「巣」の戦いに夜たちを呼び出し、一網打尽にしようと考えている

 

■アドリ・ザハード(未登場)

ザハード軍総司令官 ザハード軍の最高権力者

機密とされているザハードの3つの命令を知っており、アドリ率いる軍部は3つの敵をすべて抹殺するよう尽力するつもりでいる

ザハード家の敵を斬る剣であるという自負があり、頑固でかつ命令を遂行する力がある

そのため、ポー・ビダー家との戦争を防ぎたい行政府とは異なる立場を取っている

 

総司令官アドリザハードだけはザハードから直接命令を受けることができる

アドリザハード自身が表に出てくる可能性は低いものの、3つの命令遂行における任務においては、アドリザハードが直接軍を動かしていると考えられている

 

■ポー・ビダー・グストアン

ポー・ビダー家家主

薄情で不愛想 この塔の科学と医学に通じている

どういう意図かはわからないが、本来ザハード側についているはずの十家主のなかで、裏切者であるらしい

ザハードのことを知りすぎてしまったガラムザハードが逃げる際には手を差し伸べ、死の階に腰を据えられるよう手伝い、死の階を外部から遮断するために手を貸した

夜が現在持っているトゲも、ファグに渡るよう計らったのはグストアンの意図ではないかと囁かれている

夜がアルレンの息子だと言うことも知っており、夜が参戦した30階の工房戦を密かに監視していた その後、43階「死の階」で夜と対面する

この塔で自分と同等な存在はザハード、十家主、ウレック・マジノであり、それ以外は虫のように考えている しかし、夜のことは自分達と同等な位置に立ちうる存在となるかもしれないと語った

昇塔期、グストアンは誰とでも打ち解けることができたアルレンとは気が合ったらしい しかし、Vについてはこれまで出会った中で最悪の人間だと述べている

「死の階」にて、グストアンは、夜がトゲを手に入れてこの塔を変える運命を背負った者なのか、本当にアルレンの言っていた救世主であり自分が待ち望んでいただけの価値があるのか試してみたいと言い、「死の階」に隠してあったトゲを夜に渡して、「隠された階」にあるザハードの腕輪を持ち帰るよう依頼した

グストアンは見つめるだけでラヘルの毒をとり、ラヘルに対し密かに「宝石を貪るエイ」を託した そのエイは「隠された階」でザハードの腕輪を飲み込み、ラヘルは知らず知らずのうちにザハードの腕輪をグストアンの元へと持ち帰ることとなった

グストアンはラヘルが自分の欲しかったものを3つ持ち帰ったとして、ラヘルの願いも3つ叶えると約束している ラヘルの持ち帰った3つのものとはザハードの腕輪、王野成の持っていた紅灯家の指輪、あと1点は明らかにされていない(※真田ユラ、ホックニーの絵、エミリーなどが考えられる)。

ザハードの腕輪を手に入れたグストアンは、ザハードに「分裂ははじまった」との伝言を残し、怒ったザハードは3つの命令の中にポー・ビダー家殲滅を含めたが、現在はまだ機密情報として表沙汰にはされておらず、ザハード軍はとりあえず他の命令(夜とその関係者の殲滅&ファグの殲滅)を遂行中

しかし、ポー・ビダー家がザハードに対し「亀裂」を匂わせてきたということはザハード軍のなかでも知られることとなっている

 

■真田ユリ・ザハード

500年間で選ばれたザハードの姫のうち唯一13月を授かった姫

十家主の一人であり自身の祖母にあたる真田ユリンの血を強く受け継ぎ、ランカーになって100年足らずという超スピードでハイランカーになった天才釣り師

性格も家主に似て半端なく短気 気に入らなければザハード王の命令にさえ背く身勝手さで有名 人間凶器と呼ばれる 得意なことは「壊すこと」

非選別者が塔に来たと聞き、エヴァンを連れて塔の1階に行き、夜と出会う

1階にて夜に黒の三月を貸したままとなってしまったため、2階エヴァンケルの階(試験の階)の最終試験に乱入 そこでアナクを処断しようとしていたザハード処断部隊ロー・ポー・ビア・レンをユリの仲間クルダンが追い払った

黒の三月は夜からアナクに渡っていたため、そこで黒の三月を回収 同時にアナクの持っていた緑の四月も預かることとなった

しかし、そのとき最終試験に挑んでいた夜はそのまま行方不明となってしまい、5年経過しても見つからなかっため、ユリはレフェリスタザハードに夜を探してほしいと依頼

「チゲナの子を助ける」というレフェリスタの見返りを果たしたユリは、地獄列車に夜が乗るという情報を得、エヴァンとともに本来D級選別者以外が乗ることはできない地獄列車に裏技で忍び込んだ

地獄列車では機関長ペドロがカラカに仕えるファグのランカーだったため、ユリはレフェリスタの灯台「オペラ」の通信を経由して討伐信号を出し、ザハードの名の元にペデロを討伐 ファグのスレイヤー候補となっていた夜との再会を果たした

13月の武器を2つも手に入れた姫はガラム・ザハード以来だと言われているものの始動させることはできずにいたが、「死の階」で2つを同時に始動させようとして成功 しかし、呪いが発動して13月の亡霊に体が乗っ取られれてしまい、ガラム・ザハードと夜に助けられた

また、マスチェーニからは緑の四月で賭けをしようと提案されており、もしその賭けに勝てば黄の五月を所持できるため13月の武器を3本所有する姫が初めて誕生することとなる

最終的に夜のサポートとして地獄列車に乗り続けていたため、ザハードの出した3つの命令の対象人物となってしまい、終着駅の戦いに巻き込まれた

ユリは未来を少しでもいい方向に導くためにと夜の逃走に力を貸すが、家門に捨てられてしまうことだけは避けたかったため、自分自身は逃げずにザハード軍に捕まった

その後、2年経ってもザハード軍に捕えられたままいまだに処遇が決まっていないため、そのことで真田家はピリピリした情勢となっている

 

■エヴァン・エドロック

A級案内人 ランカー 灰色のドワーフ(小さい種族)

赤髪の魔女の道案内とは違い、運命ではなく目の前の帰路を見ることに特化している

ザハード家に属しており、常にユリと共に行動していた

暴走気味のユリを止める発言が多いが、現状を打破するためには無茶なやり方も提案する

常に様々なアイテムを持ち歩いている 夜にA級ポケットを渡したり、死の階に行く際には違法キットとベータを利用し、クンの灯台をエンナーコア仕様にアップデートするなどした

死の階にてガラムザハードの秘密を知ってしまうが、道案内は権力のために塔の道を乱すようなことはしないと答え、ガラムの秘密を守ると約束した

終着駅の戦いでユリはザハード軍に捕えられたが、ユリから「離れている間にしっかり備えておくように」と言い残されたエヴァンは夜たちとともに逃げた

その後、シビスチーム男性パーティーとともにクンを助けるため蓮雲を探す旅に出かけるが、思いがけず2年の歳月を費やすこととなる

クンを助けたあとは離脱し、現在の行方はわかっていない

幼いアナクが助けられた時にエヴァンの姿が映っているような気がするのだが、それに対する発言は一切ない

 

■レフェリスタ・ザハード

情報収集に特化したザハードの姫

道案内 兼 執事としてアルミック・エドロックを連れている

無数の灯台が浮かぶ部屋で常に寝転んでゲームをしている

塔に3台しかない最強の灯台「オペラ」を持っている

「オペラ」は塔でもっとも偉大な無限の目と言われ、ウレック・マジノを0.1秒くらい止められる、外部から切り離された地獄列車でも遮断できない唯一の通信手段となるなど、強い能力を持つ

語られていないが多くを知っているらしく、第二部のはじまりではもうすぐザハードの王子が帰ってくる、楽しみすぎて待ちきれないと浮かれているシーンがある

ユリは夜を探すためにレフェリスタを頼り、レフェリスタはその見返りとして「チゲナの子を助ける」ことを要求した チゲナの子を助けるということは蓮家の恨みを買うようなことではあるが、なぜそのようなことをしたのかは後々全部わかると答えている

ユリは夜を追って地獄列車へ潜入することになるが、チケットを用意したのも、潜入方法を教えたのもレフェリスタである 地獄列車でユリは夜の運命に巻き込まれていくこととなり、エヴァンはこれがレフェリスタザハードの計算通りなのではないかと訝しんでいる

ちなみに、レフェリスタの居る場所にはマスチェーニザハードも出入りしており、ユリの動向がマスチェーニに筒抜けなのはレフェリスタが教えているからなのでは・・・・?

 

■ウレック・マジノ

非選別者 怪物の能力を持ち、何の制約もなく神之水を扱う

ザハード宮殿侵入事件を起こした非選別者ペンタミノムの後、塔にやってきて、一瞬で塔の無視できない存在となった

月下翼松という団体を立ち上げ、現在、十大家門でさえ恐れる新しい勢力となっているが、月下翼松という団体自体が塔の情勢には興味がない 塔の外に出るのが目的らしい

月下翼松の本拠地は77階にある 団長はカラン 副団長がマジノ

メンバーはザハードでもファグでも十家門でも関係なく受け入れている

月下翼松では強い者にウィンツリーの証票が渡され、おそらく強ければ強いほどその翼が増えて行くのだと思われる 夜はユリから翼1つの証票をもらっている

背中にはMAJINOという文字と月下翼松のマークが彫られており、側近ユジュを連れている

ユリは2階試験の階でいなくなってしまった夜を探すためにレフェリスタを頼り、その見返りとして「チゲナの子を助ける」という案件を受け、それをウレック・マジノに依頼した マジノは21階のチゲナの体内でチゲナの子を待っている最中に選別者の試験として中に入ってきた夜&チームラーメン丸と遭遇することとなる

そこで夜がマジノの顔に傷をつけたため、マジノは夜に一目置き、見張りをつけるようになる

そのおかげで、その後、夜たちは工房戦において月下翼松の力を借りて脱出することに成功した またネームハント駅ではユリとカラカの戦いに巻き込まれた蓮とダンカがウレックの側近ユジュによって助けられた

ウレック・マジノは初めて死の階を訪れた時にガラムに惚れ、しつこくアタックしたものの相手にしてもらえず、ついにガラムから死の階への出入り禁止を食らってしまっていた

失意のマジノは、死の階で見つけた「赤い鉢」を正しく使えそうなヘル・ゾーに譲ったが、ヘル・ゾーはその後、死の階で暴君となってしまっていた

ガラムに振られたウレックは他の出会いを求めいろんな女性にメールを送るも、最終的にはガラムしかいないと考え、ヘル・ゾーをガラムに内緒で倒せばそのハートを掴めるのではないかと思い、夜たちが「死の階」に行くのと同じタイミングで「死の階」に乗り込んだ

最終的にヘル・ゾーのことは許してもらえたが、ウレックはガラムが本当に望んでいるザハードの死を叶えてやる気はないとして、結局、黙って立ち去った

ウレックは「死の階」で夜を月下翼松に勧誘し、夜の生い立ちを知ったうえで、夜は夜であり、絶対に見失うんじゃないと励ましている いつかもっと高い場所でまた会った時、夜に対してなにか話すことがあるらしい

マジノが救ったチゲナの子供は月下翼松のアジトで育てられてる

ユリザハードにとっては恩人のような人らしい

(※ウレック・マジノは非選別者なんだけど、塔の外に出たがっていて、いったいどこから来たんだろう?)

 

■ガラム・ザハード

13月シリーズの武器を2つ所持

もともとは双子の姉妹であるユランザハードが13月の武器2つを同時に始動させ暴走させる事件が起き、双子の姉を自分の手で殺さざるをえなかったことがきっかけで、13月の武器に疑問を持つようになった

その後、十家主2人の血を継ぐ最強の血統エン・ザハードが台頭するが、エン・ザハードも暴走の上、迷宮に入り込んでしまう ガラムはエン・ザハードの行方を追い、13月の武器の秘密やアルレンのことなど真実を知った

真実を知りすぎたガラムはザハードから逃げ、グストアンの手を借りて「死の階」に隠れた

その後、ガラムの妹のアナクザハードが駆け落ちし、娘のアナクを出産 アナク夫婦はザハードの追手に殺されたが、娘のアナクは逃げ伸びたため、ガラムが死の階から出ていた時期に預かった そして、アナクが選別者になるまでの期間、世話をしていた

夜が「死の階」に訪れた際に、自分の知っている情報を夜に伝え、夜は自分の生い立ちを知ることとなる

(※ガラムの家系はこうしてまとめるとザハードから見たら問題児ばかりすぎるな。)

 

■クン・マリア・ザハード

クン(アゲロ)の姉である三千人のなかの一人 父親が一緒というだけの関係

優しくて純粋で人の気持ちを考えられる人であり、毎日が権力争いの地獄のような本家で育ったクンにとって、マリアは異質的で奇跡のような存在だった クンはマリアこそ王の隣で幸せになるべきだと信じていた

マリアはザハードの姫選抜でクンの姉に勝つためにクンに接触を図り、クンはマリアの提案を受け入れ、姉を脱落させた クンの姉はザハードの姫となれなかったショックで命を絶っている

クンに「生き残るために足掻くことはとても美しい」という言葉を残す

現在、マスチェーニ派閥にいるらしい

(※クンの姉に勝つためにクンに接触を図るって、マリア、割と打算的では!?!?)

 

 

本編、再開しちゃったじゃないか・・・・。

※休載にあたり、恐らく細かな情報を忘れると思うので書き留めておきます

最新情報になりますので、ネタバレにご注意ください。

 

【現在、巣での戦いで夜側についている人物たち】

 

■二十五日の夜

ファグのスレイヤー候補 ジュ・ビオレ・グレイス 非選別者 波使い

C級選別者でありながら、ランカーを倒せる実力を持つ(ランキング管理局にて認定済)

アルレンとVの息子で、赤ん坊の時にザハードに殺されたはずだが、いつか塔に戻ってザハード王を倒すと伝えられていた

本人は何も知らずラヘルを追ってこの塔に入り、ザハード反対派のファグに強制的に入れられ、スレイヤー候補とされる

その時の師匠である真田ユタカが自分を守るためにザハード軍に捕えられたと知り、現在、真田ユタカを助けるために50階にあるロー・ポー・ビア家の「巣」に乗り込み中

ザハードに対抗し、真田ユタカを助けるために、エヴァンケルの弟子となって修行した

 

<夜のなかに現在あるもの>

・光の球(すべてを吸収していく。夜が技をすぐ習得できたり、いろんなものが体に入るのもこのせい?)

・たくさんの霊魂(ホワイトの集めたものを地獄列車で吸収 光の球に吸い込まれた 自分の力にできる)

・青い鉢(恐らくトゲを動かすためにファグに入れられた悪魔みたいなもの 管理人の力がある?)

・赤い鉢(死の階で入った 管理人の力を持つ)

・宿敵ビオレ(隠された階で吸収された)

 

<主な能力>

・神之水・・・・神之水の抵抗力が非常に高く、神之水を際限なく引き出せる特異体質を持っている 1つの放のなかに多くの力を込められる「張力」が秀でている オーブの性質を習得

・神源流・・・・非選別者が地獄列車内の釜で教えられる神秘的な力を持った技 神之水の能力を消すといった特異な性質などもあるっぽい オーブとの組み合わせも可能 ただし神之水のように無限に使えるわけではない

・トゲ・・・・現在2本所有 エンリュウの残したもので、鉢の力(管理人の力?)で動く? 工房戦で得たものと死の階で得たものがあり、前者のほうが扱い慣れている 後者は空間移動能力があるらしい トゲを出せばものすごい威力がでるが消耗が激しいため使用時間は限られている 黒の三月と併用すると使用時間がすこし長引く

・擬態・・・・ドゥームにより犬族にされそうになったことで習得 鉢の力により身体が武器に変化する 犬族の擬態とはなにか違うらしい

 

・技の習得能力・・・・一度くらった技はだいたい習得できる なぜなのかは謎

・呪術対応・・・・呪術が効かないし、呪術を消すことも可能らしい 神源流の能力か、夜自身の持った性質かは不明

・レボリューション・・・・非選別者が地獄列車内の釜で教えられるもの 夜は自分の中に書いた線を意識することで発動し、赤と青のツノが出る(トゲと連動?)

・身体に刺す・・・・黒の三月やトゲなどを身体に刺すとさらに力が増す 奥の手

 

<武器など>

・黒の三月・・・・強い呪術のかけられた始動武器で、本来はザハードの姫が持つもの 「終着駅」の戦いでユリから借りっぱなし エヴァンケルの修行中は使用を禁止されていたが、そういや今はどうしたんだろ

・A級ポケット・・・・塔に入った時にエヴァンからもらい受ける 宝庫レベルで超高価

 

■クン・アゲロ・アグネス

C級選別者 クン家の直系 灯台守 頭脳派

クン家の権力闘争で追い出された「捨てられた息子」と言われたりしているようだが、実はアゲロ自身が実姉ではなく異母姉妹のマリアを推した結果である 

母親の権力欲がかなり強く、クンも子供のころから政治的な振る舞いを叩きこまれて育ち息苦しく覚えていたため、マリアを推すことですべてを壊して選別者となって塔に来た また、実父のクン・エッドアンに良い印象を持っておらず、家主になる目標がある

「捨てられた息子」の割にはクン家の蔵から秘蔵アイテムを持ち出したり、クン家のコネを使ったりとかなり好きにやっている

夜についていくと決め、今はそれが生きがい 夜とともに「巣」に乗り込んでいる

 

<主な能力>

・灯台・・・・ベータが灯台内にいるとエンナーコアという選別者の手に負えない演算が可能となりパワーアップする(現在、ベータは不在)

・神之水・・・・氷属性を習得 氷の槍使いとなれる能力があるらしいが、父親のエッドアンを意識しすぎて乗り気ではなく、現在はもっぱら灯台で氷属性の技を使う また、隠された階でラヘルにより心臓を狙われるがクン自身のもつ氷属性が咄嗟に自身を凍らせることで死を回避した しかし、突然の発現だったため自力で元に戻すことはできず蓮家の火花(蓮雲の槌)で回復した

・炎の魚(鮎)・・・・蓮家の火花の力のこもった槌で叩かれて得た能力 回復&パワーアップできる力があり、自身も死から生還した(※一度、ポールに倒されたが復活した) まだよくわからない点も多く、鮎自身はいつか「火魔」になると不穏な言葉を残している その力を使うと非常に熱を帯びるため頻繁に使うには注意が必要となる クンが氷属性を持っているので耐えられている部分もある

巣での戦いではホワイトを復活させるために鮎の炎とホワイトの呪術を連動させ、戦場の霊魂をかき集めた

 

<武器、その他>

・選別者として塔に入る前に父親エッドアンの宝庫からもってきたお宝レアグッズをいろいろ持っている

・白天京・・・・工房戦の景品として得たナイフ 心臓を刺した対象を最大3人までなかに封じ込めることができる その他にも機能があるらしい

 

■ラーク・レクレイシャー

C級選別者 ワニ ヤリ使い 釣り好き

ザハードたちが塔に来る前からこの塔に住んでいた巨人の子孫ネイティブワンの性質があるっぽいが本人は自覚がないためよくわからない

夜に一番最初に目をつけ、夜のことが大好き 夜とともに「巣」に乗り込んでいる

夜、クン、ラークで仲良し3人組 夜やクンが弱気な発言をすると喝を入れる

 

<主な能力>

・血の気は多いが、ヤリ使いと言うこともあり、戦術として主に守りや遠方からの警備にあたることも多い

・岩の盾・・・・ネイティブワンは塔の元素を支配し操ることができ、そういうときは光に包まれ、別の形態に変えることができる ラークも同様の性質を持った能力で岩を作成できる

・ヤリ・・・・工房戦でマッドショッカーという投てき用のヤリを召還し使っている

・圧縮認定者・・・・塔内での活動に支障のある大きさをもつ生命体は管理人の許可のもと体を圧縮させることができるという定めに従って縮んで行動していることが多い

 

■ファリョン(カレン)

ファグ 道案内

道案内は塔に祝福を受け、塔のすべての道を熟知し人々を誘導し、時には未来を予想し変えてしまうこともできる存在と言われており、塔の中でも珍しい存在である しかし、非選別者は道案内ですらもコントロールできず道が読めなくなる

「赤髪の魔女」とも呼ばれるが、ホワイトからは「汚れた血を持つ種族」だと嫌われている

ファグのメンバーは自分がついていくと決めたスレイヤーを「神様」と呼ぶが、ファリョンは夜のことを神様と決めており、基本的に夜のことを第一に考えて道を読む

試験の階(2階)では夜から攻撃を受け片目を負傷し、以後、眼帯をつけている 試験の階で夜と出会ってから基本的にはずっと夜の側にいた

終着駅の戦いの後、夜がエヴァンケルの修行に入ってから2年間はふらっといなくなっており、その間は1人旅を楽しんでいたらしい

「巣」での戦いではファリョンが戦闘準備の指揮を取っているが、それでもかなり厳しい戦いとなることが予想されている

 

■エヴァンケル

ハイランカー 「地獄のエヴァンケル」と呼ばれる

身の内に象の古代種を宿しており、燃え上がる属性のレアオーブを扱う

もともとは人殺しが好きで戦場を渡り歩き、雇われ兵をしながら強い者を探していた やがてユハンと出会い、命を燃やす価値のある戦場へと誘われユハンと組むようになる その後、ザハードの選んだ前支配者を殺し、2階「試験の階」の支配者となる しかし、突如、管理人によって2階の支配者をクビにされた上にユハンと共に終着駅へと飛ばされ、そこでの戦いに参戦することとなる

「試験の階」の支配者だったころはランキング60位だったが、支配者をクビになったことで現在のランキングは100位圏内へとダウンしている

試験の階の外では管理人と契約を交わして筋肉を圧縮した状態で生活しており、パワーは落ちるがそのほうが目立ちにくくなる 圧縮前の姿はとても巨大な鬼のようだと言われる

終着駅の戦いで夜と出会い、夜の師匠となり、夜と共に「巣」に乗り込んでいる

身の内にいる古代種は自分の存在目的を忘れてしまっているが、ユハンが導く戦場で自分の存在理由を見つけられるのではないかと期待している

 

■ユハン

ファグの一員

2階「試験の階」の元総試験監督 インスタントのコーヒーが大好き

エヴァンケルの階の潜魚 天才波使いと呼ばれ、王族直属警備隊副隊長を驚かせた実力を持っていると言われる ハイランカーの座を捨てて試験の階で総試験監督をしていた

夜を脅しファグに引き込んだ張本人である

終着駅の戦い直前に夜のことを知っておりながら見逃したとしてザハード軍に処刑されそうになるが、エヴァンケルと共に抜け出し終着駅の戦いに参戦 現在はエヴァンケルと共に「巣」へと乗り込んでいる

他のランカーと違い永生を望めな身体ではあるらしいが、若い頃から今に至るまで常にこの塔に新しい波を起こしたいと考えて行動しており、様々な情報を持っているとみられ、かなりあちこちで暗躍している

 

■カラカ

ファグのスレイヤー

最近スレイヤーとなったばかりでランキングをあげているところ

真田ユタカの弟子であり、常につけている甲冑は真田ユタカから贈られたもの

甲冑が作り出した仮想呪術の空間には自身の心臓が隠してあり、心臓が守られている限り現実のカラカは不死身となる 仮想空間は管理人や十家主がその気になれば入ることはできるが基本的にはカラカ自身がゲートを開けない限り外部とは遮断されており、通常はカラカの部下デスバード、デスレディ、デスカランビット、グロムが守っている

紅灯家の王子が持つ指輪を持っている 指輪は134階より上に続く扉を開ける鍵の半分が入っており、紅燈家の王子全員が塔をのぼったとき扉は再び開かれると言われている

塔の97階に隠れ家を持っている

夜のトゲはいつか自分の命を狙ってくるだろうと考えており、その前に夜を殺そうと考えていた工房戦ではポーケンを使って夜を溶解液で溶かし武器化しようと試みた

夜を育てる真田ユタカにも不信感を持ち、真田ユタカも勝手な行動をして夜を消そうとするカラカの態度に怒り、2人の関係は悪化していた

しかし、終着駅の戦いでカラバンという共通の敵ができたことをきっかけにカラカは夜を徐々に認めるようになっていき、現在は一緒に「巣」に乗り込んでいる(※が、夜はまだ内心複雑な思い)

暗黒世界という黒いボールを出し、触れたものを吸収させる技を使う

 

■ホワイト

ファグの元スレイヤー アリエ家の直系

アリエ家の直系であるホアキンが古代悪魔と手を組み、アリエ家の家主アリエ・ホーンを越えたいと思う兄弟ヴィセンテ、エナ、ダビド、アルベルダを騙して自身に取り込み、ひとつとなった存在

禁忌を侵して出来上がったホワイトは魂を食らうことでしか生きられない怪物となり、ファグの11人のスレイヤーの中で「10番目の権座」ホワイトと呼ばれ、人の命を弄ぶ極悪無道なスレイヤーとして悪名を成し約10億人の人間の魂を食らった しかし、同じ家門であるアリエ家のザハードの姫によってスレイヤーの座から引きずり降ろされた

力を失ったホワイトは地獄列車に逃げ込み、一旦は兄弟とも分離してホアキンへと戻り力の回復を図るも、そこにいた選別者(サッチ、ボーロ、アッカー、ダニエル、ローエン)によって不完全な封印状態となってしまう しかし、600年の時を越え、ラヘルたちファグのメンバーによって再び目覚めた

ザハードの姫に負けて制御が弱まり兄弟が分離した時、兄弟のひとりであるアルベルダは犠牲になった数十億という生贄の怨恨と融合して「最後の分身」となっており、再び目覚めたホアキンとは敵対して夜の味方となった 夜は「最後の分身」からホワイトによって犠牲となった魂をもらい受ける

地獄列車の終盤、終着駅で危険が迫っていることを知ったファリョンの計らいで、ホアキンは「最後の分身」を取り込んでホワイトとして復活し、その代わりに夜の味方として戦うことを約束する

以降、一応は夜側についているが、心の中では夜の魂を美味しそうと思っている しかし、夜の成長に注目してる面もあり、夜に魂の使い方を教えて見せた

まだ全盛期の力は戻っていないためC級選別者扱いとなっており、一時的に力は出せても長い時間維持はできない 

「巣」での戦いではロー・ポー・ビア家の支派長など大物の魂を吸収したことでかなりの力を取り戻した しかし、やはり全盛期ほどの力の維持力はない

また、魂を吸収すると感情のコントロールも効くようになっていく傾向があるっぽい

 

■ベイロード・ヤマ

ファグのスレイヤー ハイランカー 犬族の王 ベイロード兄弟次男

かつて、ファグの介入により犬族を使い捨てにしようとする兄ドゥーム&弟ポールと争い、兄ドゥームを封印、弟ポールを追放、自身はファグのスレイヤーとなって犬族を守っていた 現在はその問題も解消され、犬族の王として君臨している

スレイヤー候補である夜に対しては狂犬を仕向け命を狙ったこともあったが、夜が犬族にまつわる問題の解決に大きな役割を果たしたため一目置くようになった

ファグの元老ケル・ヘラムの見た運命に翻弄され、「平和と共存の城壁」でザハード軍第5軍団長ロー・ポー・ビア・ヤスラーチャによって犬族を操られてしまう事態に陥り、多くの犬族が死に、幹部は連れ去られてしまった その復讐に燃え、残された犬族たちと共に「巣」へと乗り込んでいる(※こうやって書くと、犬族はファグに翻弄されまくっており、ファグも元凶と考えた方が良いのでは・・・)

ケージという犬族の暮らす母艦を持っており、「巣」での戦い用に戦闘型に改造されたが、ザハード軍に破壊された

犬族が大好きで守りたいと思っていたため、己を鍛え、全身擬態を完成させている

自分を恐れる者の神之水に対しては100%の抵抗力を持つ特殊な体質がある

 

■ベイロード・ドゥーム

ベイロード兄弟長男  ハイランカー

ベイロード3兄弟の中で唯一自分の力を分けて犬族を作ることができ、その犬族を精神的に操ることができる

その能力に目を付けたファグが犬族を自分たちの戦闘兵力にしようとし、ドゥーム自身も自分の作った犬族を使い捨てとしか考えていなかったためベイロード兄弟喧嘩の発端となった その戦いに負けたドゥームはヤマによって心臓を奪われ封じ込められていたが、ファグの元老ケル・ヘラムの目論見で復活 その支配下に置かれそうになったところを夜に助けられた

ベイロード兄弟の父親は工房の実験体であり、自分を引き取って育ててくれたロー・ポー・ビア家家主に忠誠を尽くすため犬族の群れの長として家門の汚れ仕事を担っていたが、ヤスラーチャに騙され死に追い込まれた 父親は死ぬ直前にヤスラーチャの脅威を案じ、長男であるドゥームがまだ幼くて何も知らないヤマとポールを連れて逃げたという経緯を持っている

6段階擬態まで可能 半身擬態が可能 ベイロード兄弟のなかでドゥームだけが自分の体から切り離した部位も擬態可能

牙が強力な武器となるらしい

 

■ベイロード・ポール

ベイロード兄弟三男 ハイランカー

ベイロード家の兄弟喧嘩によりケージを追放され、自身の群れを作っていた

もともとは自分たちを追放したヤマに復讐するためにケージに乗り込んだが、現在はポール自身もその群れも犬族としてまとまろうと考えている

ヤスラーチャとの戦いで自分の群れの幹部も連れ去られており、守るべき群れがあるという自覚から「巣」に乗り込み戦う意欲を見せている

子供のころ最初にした擬態でコントロールが効かなくなり暴走して死の淵をさまよったことがあったため今まで擬態を封印してきたが、「巣」での戦いでは一時我を失うものの無事に擬態を成功させ、あっという間に半身擬態までできるようになった その急成長っぷりには、長男ドゥームが自分の立場がなくなるとぼやくほどだった

 

■チャー

元隠された花園チームリーダー 封印されていた英雄 太始人の末裔 釣り師

創世期終盤に頭角を現したチームで桃園とともにリーダーを務めており、チームはロー・ポービア家直系子孫を殺害する功績を残している

ダブルリーダーを担っていた桃園が封印されるとチームを抜け、1人でザハード軍に攻め入った後、逃走した その後、ザハード似の男から城壁に封印されればいつかまた桃園に会えると教えられ、自ら進み出て「平和と共存の城壁」に封印された

ザハード似の男からは、封印が解けたあとに出会う「高潔な血と運命を持つ少年」(夜)が願望をかなえてくれると教えられ、封印が解けた際には夜に仕えようと決心していた

桃園が好きで封印が解けた際には告白すると言っていたが、実際に封印から解放された時、桃園がザハード軍に属したことを聞いてもあまり悩むことなく夜側に属した

「巣」での戦いでは主に夜の護衛を務め、桃園との再会を果たした

あまりに長い間封印されていたため現在の公式の記録はないが、実力はハイランカーレベル

 

■桃園

元隠された花園チームリーダー 封印されていた英雄 別名ワスレナグサ 波使い

創世期終盤、チャーと共に「隠された花園」チームのチームリーダーを務めていた

桃花国出身 桃園の家系は桃花国の騎士であり、花の神之水制御術を使うことができる 父親は国王の命令でザハード軍と戦い戦死 桃園自身も父の復讐のため、自分の祖国のためにザハード軍と戦った

最終的に桃花国がザハード軍によって包囲され桃園の封印を要求したため、桃園はその要求を飲む形で封印された

桃園は封印される直前にザハード似の男に会い、未来で争いごとの火種になる少年(夜)の話を聞いた そのため、妹のカネにより封印を解かれた際、桃園はこれ以上血が流されることに反対し、夜を敵対視した

創世期終盤、ザハードの反対勢力はファグを中心に集まり、反ザハード派は各国ならびに各勢力でそれぞれ最も優秀なランカーをファグの師匠のもとにつかせて活動させた そのため、桃園にもファグの師匠がおり、桃園は師匠からVの息子の話を聞いて、彼が再び塔に来る日を待ちわびていた

そして、封印を解かれた現在、自分が敵対視し、争いごとの火種になると言われる夜が自分の待ち望んでいた人物であることを知り戸惑う

桃園は自分がどうしたら良いのか結論を出せず、とりあえずはその場を丸く収めるためにザハード軍の仲間になることを決め、カラバンと行動を共にすることとなった

その後、隠された花園の仲間がザハード軍に捕えられていることを知り、「巣」での戦いでもザハード軍側で戦う姿勢を見せていた しかし、目の前でかつての仲間クン・ハインド・ルチが自爆したことを知り、その指示をしたザハード軍4軍団長のライボリックに対して復讐心を抱く そのため、カラバンと共に夜たちと共闘することになった

 

■クン・ハインド・ルチ(死亡)

元隠された花園チーム

創世期終盤、桃園やチャーが封印された後、残された花園チームメンバーはファグのケラ・ヘラムチームと手を組みザハードに復讐しようとした クン家出身であるルチは決してザハードに勝てないと考えていたため、同じクン家出身のポー・ビダー・ライボリック・クンを頼り、情報を漏らす代わりに助けを求めた しかし、ライボリックに裏切られ、花園の仲間たちは捕えられ、ケル・ヘラムらのザハード襲撃は失敗に終わり、ルチ自身が裏切者となってしまう

捕らえられた花園の仲間たちを人質にライボリックの言うことをきくしかなくなったルチは後悔と罪悪感からライボリックの言いなりとなり数々の依頼を引き受けるしかなく苦しんでいた

そして、ライボリックが軍団長になった折にはザハード軍の師団長となり、巣での戦いで自分の命を犠牲に自軍の旗艦を爆発させた

 

■タロー・ヨーク

元隠された花園チーム 白い獣人のヤリ使い

創世期終盤、桃園やチャーが封印された後、ファグと手を組みザハードに復讐しようとしたが、クン・ハインド・ルチが密かに頼ったライボリックの裏切りにより、ザハード軍に捕えられてしまった 巣での戦いでも捕虜として連れて来られており、桃園がザハード軍から離反しないよう牽制材料となっていた

クン・ハインド・ルチは旗艦を爆発させる代わりに仲間の解放を望んでおり、ライボリックは約束通りに人質を解放したと答えている しかし、ライボリックが本当に約束を守るかどうかが疑わしいため、本当に解放されているかかどうかは不明

ライボリックは花園チームの人質を2人連れてきていると桃園に伝えていた ルチを人質として数えていなかった場合はもう1人当時の仲間が一緒である可能性がある

 

■ケル・ヘラム

ファグの元老

創世期終盤、最も強硬な戦闘派のチームを作っていた

当時、運命を見る力を手に入れたことで自信を得たケル・ヘラムは天狗になっており、桃園やチャーが封印された後に「隠された花園」チームの残りのメンバーを仲間に加え、不利な戦況を覆すために自らがザハードを倒す計画を立てた そして、ザハードの前までたどり着くことに成功したが、そこで見た光景は自分の見た運命とは違うものであり、ケラ・ヘラムチームは破れ、ケル・ヘラムを除く他のメンバーは安否がわからない状況となってしまった

ザハードは運命が見えると自惚れていたケル・ヘラムから一瞬にして視力を奪ったらしい

その後はファグの元老となるものの、活動履歴がなくなりブルーホール(長期間活動がなく、生死が不明だったり、影響力や戦闘力を計れないランカーのこと)となっていたが、平和と共存の城壁が壊されるという運命を見たため再び動き始めた

しかし、それもまたザハードにより見透かされ、結局、ベイロード・ヤマたち犬族に多大な被害に与えることとなってしまった

この結果にすっかり意気消沈したケル・ヘラムはその後の戦闘に参加する気力をなくしてしまったが、ベイロード・ヤマに説得され、巣の戦いで戦闘用ケージを防壁内にワープさせて突破口を開くまでは協力した

牛の古代種を持つ ケル・ヘラムの矢に、ソーが特殊な神之水(水先を変える青玉魚)をくわえると、テレポートが可能となる

 

■ソー

道案内 赤髪の魔女(ファリョンと同じ血筋の持ち主)

ケル・ヘラムと共に行動しており、ケル・ヘラムの過去にも詳しい

ケル・ヘラムと共にザハードには勝てないという思いを強く持っており、立ち向かえば被害が大きくなるため戦いの火種となる夜の存在を否定し、平和と共存の城壁に封印されている英雄たちの復活に反対する立場をとっていた

かなりはっきりした物言いをするが、ケル・ヘラムの意志には素直に従う

 

■カラバン

ハイランカー 元ザハード軍第4軍団軍団長

三千年前、塔の非探検区域であり、支配者の影響力が及ばないミヤブチャン村で「武の浄水」を守っていた その頃、まだランカーになりたてだったカラバンは噂を聞きつけて会いに来た真田ユタカの言葉をキッカケに、家門が代々守ってきた「武の浄水」を自分のものとした 「武の浄水」のなかには並外れた武術の達人が封印されており、殺戮に疲れ果て悲しみと後悔の念に溺れていたが、カラバンはその力を受け入れさらに強くなった

その後、度重なる真田ユタカによるファグのスレイヤー勧誘を断り、カラバンは数百年の修業をし、旅に出てハイランカーとなった 手あたり次第に強者と戦い打ち負かして気に入った相手は従者として仕えさせ「人間コレクター(人間ハンター)」と呼ばれた

カラバンには、もし仮にすべてをひとつの巨大な力で従わせることができれば、戦争と分裂が終わり平和が訪れるのではないかという思いがあり、強大なザハードという力のもとでひとつになろうと考え、ザハードに仕えることを決めた そのため、ザハードと対立する夜とは敵対する立場であることに揺るぎはない

終着駅の戦いに向かう途中で真田ユタカと戦い、マスチェーニ・ザハードと共に真田ユタカを瀕死状態にした その後、終着駅ではじめて夜と戦い、ザハードを倒す可能性を秘める夜のことを強く意識するようになる

終着駅の戦いの敗戦によりザハード軍軍団長から降格し一般兵となるものの、桃園を仲間にしたことで現在は中隊長となっている また、一時期は罰として左腕を封印されていたが、現在はそれも解かれている

「巣」での戦いで夜&ホワイトの攻撃により右腕を失ったため、爆発の力で腕を再生させている

「巣」での戦いで自分に仕えていた仲間たちが属していたザハード軍第4軍団が新軍団長ライボリックにより壊滅状態にされたため、軍法に背き、軍団長ライボリックを倒して軍団長に返り咲くことを決め、一時的に夜たちと行動を共にすることになった

 

■真田アマネ

ザハード軍第4軍団第2師団長 ハイランカー

ユリ・ザハードがD級選別者時代にA級選別者だったため、ユリに稽古をつけていた

真面目な性格で真田家のことを思うがゆえ、ユリザハードの行動の軽々しさには否定的な言動をしている

終着駅の戦いではユリを立場上拘束し移送した

(ちなみに一緒に移送していたラヘルと真田ユラは途中でポー・ビダー・グストアンに奪われた)

カラバンから助言を求められる時もあり、2人の間には割と信頼関係があるらしい

「巣」での戦いでは、カラバンから軍団長に返り咲くために助力を求められ、カラバンの味方として一時的に夜側についている

 

■ユルカ

ハイランカー 小隊長 カラバンの従者

カラバンのために師団長のポストを諦めて小隊に入ったほどカラバンに心酔している従者

カラバンが「人間コレクター」と従えた仲間の一人であり、カラバンとともにザハード軍に入った

「巣」での戦いでは、戦いの最中にカラバンの元に駆けつけ軍団が壊滅状態になる中でも生き残った

それなのにカラバンの下剋上に選ばれたのは真田アマネだったよう・・・・

ちなみに、何も知らずにつけている目の模様は、その昔、ホワイトが流行らせたものらしい

 

■エルファシオン(死亡)

ザハード軍4軍団副軍団長 ハイランカー

カラバンが「人間コレクター」と従えた仲間の一人であり、カラバンとともにザハード軍に入った

カラバンの従者の中でもカラバンの想いをよく知る人物

「巣」での戦いでロー・ポー・ビア・レパブブの作戦通りに行動し、囮となってエヴァンケルに殺された

殺される瞬間にカラバンの名を叫び、軍のために命を捧げた

 

■ロー・ポー・ビア・レパブブ

ハイランカー ランキング278位

ロー・ポー・ビア家支派長の代理として巣の戦いに参戦

支派長の座とトップ200位以内を狙うママさんハイランカー

1日に2発だけ強力な神之水を込めた銃弾を撃つことができ、命中すれば上位300位のハイランカーを一瞬で殺す威力を持つが、着弾範囲が狭いため命中率は低い

管理人との契約で銃弾だけは凄まじい殺傷力を誇るが、その他はハイランカーの平均以下の能力しかない

巣での戦いでは1発目でエルファシオンの命を犠牲にエヴァンケルを狙うもすんでのところでかわされてしまい、2発目はエヴァンケルの誘導で発砲するも支派長ドココを倒すために利用されてしまった

既に撃てる弾は使ってしまった状態でエヴァンケルに追い詰められたレパブブは降伏し、巣にあるという秘密の場所を教えた

 

■シビス

C級選別者 捜索者 シビスチームリーダー

「学のなさが人相に出ている」などとエヴァンケルにディスられたりするが、頭脳派

試験の階(2階)ではユハンが出した「本物の扉を見つけて出て行く」という試験にひとりだけ完璧な合格をしている

クンもシビスには一目置いており、ラヘルの裏切りをシビスにだけは話し、試験の階のメンバーをシビスに託した そのため、試験の階で知り合ったメンバーを中心としたチームのチームリーダーを務めている

基本的に戦闘はチームのメンバーに任せて自分は指示にまわり戦わないスタイル 戦うとたぶん弱い

人情派であり、チームのメンバーに振り回されながらもちゃんと仲間のことを考えている

今回も夜の力になりたいと考え、「巣」の戦いに参戦した

 

■ハツ

C級選別者 捜索者

18歳で選別者となる 刀匠の父親の元で育ち、武士道を学びながら剣士として育った

曲がったことが嫌いな努力家 どこでも剣の素振りをし、熱心に修行をしている

人情に厚い性格のため冷酷な一面のあるクンとは反りが合わないところもあるが不仲というわけではない

試験の階(2階)では二刀流であり、手に持つ剣と浮かせて攻撃する剣が存在していたが、工房戦の頃には1本の剣で戦うようになっているっぽい

工房戦のアルキメデスチケット争奪戦の時にカサノに剣を折られ、ネームハント駅の頃には「東海」という剣を持つようになった しかし、始動武器である東海は扱いにくさゆえあまり出番のない剣だとして、始動させるとハツ自身もコントロールできないでいた 現在も完全に使いこなせているわけではないらしい

「平和と共存の城壁」でホワイトに剣の振り方についてダメ出しをされ反発するも、最終的にはホワイトの剣術から学ぼうとする姿勢を見せている

シビスとともに「巣」の戦いに参戦している

 

■ホックニー

C級選別者 捜索者 絵描き 「死の階」出身

「死の階」にいた頃にトゲのカケラを見つけ、そこで「赤い光」という絵を描いた その絵になぜか自分の魂の一部が入り込んだため、死の階から出られるようになった

しかし、死の階の支配者ヘル・ゾーに逆らったため、目をくりぬかれ、絵は外部に売り払われてしまう

「魂の部屋」の番人グラン・ドゥーザは「死の階」から出られるようになったホックニーに外部から救世主を連れてくるよう頼み、その代わりに自分の両目を譲った そのため、ホックニーの目は未来と現在を同時に見ることができるようになっている

しかし、ドゥーザの目を譲りうけたホックニーは倒れて気を失い、数日後に目が覚めた時には過去の記憶を覚えていなかったため、これらの経緯は覚えていない

夜たちと一緒に「死の階」に戻った際にヘル・ゾーから自分の目を取り戻すことはできたが、元に戻す方法がわからず未だドゥーザの目のままである ちなみに取り返した目は3つある

「赤い光」の絵は死の階の外でバラバラになってしまっていたため少しづつ集めていたが、最後の1ピースをラヘルが持って行ってしまい今でもその絵を追っている 記憶がないため、本人はどんな絵を描いたのか完全には思い出せていない

夜たちと行動するようになってから、自分の絵にトゲの在処のヒントがありそうだと気づき、自分は夜をトゲのカケラまで導く役割があるのではないかと思うようになった そのため、現在は自分が絵に描いたトゲの場所を探そうと夜に協力している

「巣」の戦いにも参戦し、戦場の総合的な情報収集&発信を担当している

地獄列車に乗っていたころはカンテラの武器を使用することもあった

 

■カイザー(ロー・ポー・ビア・エイレン) (「巣」での戦闘不参加)

C級選別者 ロー・ポー・ビア家 「灰狼」家の出身

フェンリルというロー・ポー・ビア家門灰狼家のなかでも特別な才能を持つ者だけに伝わる狼を持つ

フェンリルで噛まれた傷は特別な呪術により血が流れ続ける また狼と自分の位置を瞬間移動させることが可能

分家出身だがその才能が直系よりも飛びぬけて優れていたために13歳の時にザハードの姫に選ばれることになった しかし、ザハードの姫として生きていくのにふさわしいかを試す罠にはまってしまい、その結果、家族全員が捕えられ、分家も莫大な罰金を課せられた 自らも特別な労役の刑が課せられ、39階ネームハント駅の支配者となり、カイザーと名乗るようになる

ネームハント駅をロー・ポー・ビア家の狙い通りにお金を稼ぐ場所へと作りあげ、稼いだお金の一部は本家への罰金に充てる約束であったが、実際は本家の罰金は利子分しか払われておらず残りの利益は灰狼家が得ており、借金は減っていなかった カイザーはそれを知りつつも自責の念から千年間ネームハント駅の支配者であり続けた

地獄列車内でユリザハードが夜たちに課した課題がたまたま「ネームハント駅でカイザーの名前を奪うこと」だったため、夜はカイザーの名前を狙って戦うこととなり、夜との戦いで敗れたカイザーは競売に出ることになった 夜の代理として真田ユタカがファグのお金100億ポイントでカイザーの本名を買ってカイザーを自由にした

その後、塔を昇りはじめたカイザーが地獄列車終着駅近くにいたところ、真田ユタカから連絡が入り、終着駅で危機が訪れるのでもしもの時は夜のことを頼むと伝えられたことから、終着駅の戦いで夜たちを助けに入った

以降は夜と行動を共にしており、夜がケージでヤマの協力を仰いでいる間はホックニーと共にトゲのカケラを探すなど尽力していた

「巣」での戦いでは今のところ姿を現していない(戦いの場所がロー・ポー・ビア家の拠点であることが関係?)

 

■ケン・ホン

C級選別者

ベイロード・ヤマの群れナンバー3 ケン・ゾンの娘

父ケン・ゾンは「平和と共存の城壁」にてヤスラーチャに殺された その仇を討つために「巣」の戦いに参戦している

犬族はもともと簡単に死なない強靭な身体を持つらしいが、ケン・ホンは今まで3度ほど死にかけている(ポールに殺されたがクンの炎の鮎の余波で生き返った、その力を父ケン・ゾンに渡して倒れるが死にはしなかった、巣での戦いで風鳥の攻撃に対して身を呈してクンを庇うが生きていた)

 

■シャルル

C級選別者

塔を昇るのを諦め動物愛護センターに就職したことから図らずしも犬族やファグと関わることになる

現在はお給料をもらってケン・ホンに雇われている ランカー並みの年収がもらえるらしい

 

■ミャーン

ファグの元老ケル・ヘラムが持っていた生体ワープ装置を体内にもつ不思議な生命体 管理人の力を借りているような能力を持つ

ミャーンを使ってワープをするには、その先にも軌跡で繋がったミャーンが必要である&塔のルール上移動できない場所は行けない&自分のレベルより高い場所には移動できないなどの使用条件がある

シャルルは就職活動中に動物愛護センターに就職を勧める人物(実際はファグの元老の関係者)からこのミャーンをもらって連れ歩き、知らず知らずのうちにポールがケージに侵入する突破口を開いた

「巣」の戦いにもシャルルが連れてきているらしい

 

■ベルディッチ(犬族人質)

犬族ヤマの群れナンバー4

3段階擬態まで可能(クンの炎で4段階擬態まで可能)

ケージにいた頃、ナンバー2のガドに倒されたがクンの火花により復活し、クンとともに牙を運んだ

ヤマを助けに向かった「平和と共存の城壁」でヤスラーチャに操られ、人質として連れ去られた

 

■ジョーダン(犬族人質)

犬族ヤマの群れナンバー8 上位ランカー

3段階擬態まで可能 好戦的 強いヤマが大好き 夜にも一目置いていた

ケージでの戦いでは元老代理人の核を撃ち抜いたため、ヤマからナンバー2の座を与えるとまで言われていた(※ナンバー3ケンゾンがナンバー2ガドを仕留められなければという条件付きだったが、結局、ガドはドゥームが倒した その後ケンゾンはヤスラーチャにより死亡)

擬態で作られた弾丸は命中率100%

ヤマを助けに向かった「平和と共存の城壁」でヤスラーチャに操られ、人質として連れ去られた

 

■グランデ(犬族人質)

犬族ポールの群れの幹部

ケージではカラカの部下デスレディと戦いデスレディが優勢だった

ポールの群れのためにケージに潜入したチャンを遠隔攻撃で消した

ヤマを助けに向かった「平和と共存の城壁」でヤスラーチャに操られ、人質として連れ去られた

 

■トール(犬族人質)

犬族ポールの群れの幹部

ケージではジョーダンと戦いジョーダンが優勢だった

ヤマを助けに向かった「平和と共存の城壁」でヤスラーチャに操られ、人質として連れ去られた

 

■クエトロ・ブリッツ(波使い 火炎師 「巣」での戦闘不参加) & チャン・ブラロード(釣り師 死亡)

C級選別者

2人ペアで行動していたが、工房戦の時に夜や王野成に興味を持ったことから、それ以降、一緒に行動するようになっていた

夜たちと共に地獄列車に乗車したが、そこで出会った狂犬エリオット&エンジェルを連れて唐突に地獄列車を離脱 その後、ケージで再会した

チャンはポールの群れに育てられており、エリオット&エンジェルからケージの情報を引き出して、ポールの群れがケージへ潜入できるよう手引きをしていた 役割を終えたチャンは再び塔を昇る気でいたが、味方であったポールの幹部グランデに消されてしまう

チャンと一緒にいたクエトロは夜たちと合流し「巣」への突入計画に参加していたが、「巣」での戦いでは姿がないため現在はどうしているか不明 ちなみに、ブリッツ家は火炎師の名家

 

■バラガブ(狂犬) (「巣」での戦闘不参加)

C級選別者

ベイロード・ヤマの管理する闘犬場の戦士

狂犬は強力な力を持つ二つ以上の血を混ぜ注入する血結合という方法で作られ、生まれながらにして普通の選別者とは次元の違う特別で桁違いの力があると言われる

工房戦のアルキメデスチケット争奪戦でブラッドタマラを手に入れており、持ち主の血に溶け込んで体が一時的に無敵状態となる

スレイヤー候補の座を狙っており、30階工房戦の時には夜達の敵となり、エンドロシと戦った その後、52階選別者闘犬場で再会した時には夜のほうが格段に強くなっており歯が立たなくなっていた その時の夜との戦いで「擬態」が目覚める

現在はヤスラーチャに精神支配されないことが判明したため、その原因を突き止めるため研究対象とされている

「巣」での戦いには直接参加はしておらず、研究結果がどうなったかも今のところは描写はないが、ヤスラーチャが犬族を精神支配できる仕組みを解き明かすために意外な人物の協力があったと言われている

 

■ロン・メイ (「巣」での戦闘不参加)

C級選別者 常にバラガブと一緒に行動している

 

■ユル(2匹の蛇を持つ男、自称理系)&ケル

C級選別者

52階で突然、夜たちの前に現れ、蓮梨花、ダンカを人質にとって仲間に入れて欲しいと言って来た

真田ユタカを助けに行く場に自分たちも連れて行ってほしいと主張し、真田ユタカが「巣」にいることを教えた

これらはすべて隊長の命令によって行動している

「巣」での戦いでは浮遊艦を操作し夜を運んだりしている

 

■隊長(未登場)

ユル&ケル、ザハードのお抱えの選別者質問攻めのレビなどを率いる隊長 今まで姿を現したことはない

ザハードとも知り合いであり、立派な浮遊艦を所有しており、かなり強力な後ろ盾があることがうかがえる 

全ては隊長が情報を握っており、ユル&ケルはそれに従って動いているだけである

ザハード軍の待ち受ける「巣」に夜を向かわせるよう情報を与えた人物であり、そこに自分の部下ユル&ケルを同行させている

かなりキーになる人物ではあるが詳細は不明であり、その意図も明らかにされていない

 

■ザハード似の男 (現在の所在は不明)

創世期終盤、封印される前の桃園とチャーの前に現れた

過去のザハードもよく知っているし、未来に夜が現れることも知っていた謎の男で、夜が起こす未来に興味があると語っている

桃園には「隊長」と名乗ったが、これは一時的にユル&ケルの「隊長」に成りすましてメッセージを伝えるためだったと考えられる

桃園やチャーはザハードと会ったことがないため、その男がザハードに似ているとは知らない

右口元にホクロがある

 

■蓮梨花

蓮家直系のお嬢様

蓮家直系の威力ある炎の力を持つが、それをコントロールができないことが悩み 火力が強すぎるため料理は苦手

家門出身であることに誇りを持っているため、最初はファグのスレイヤー候補である夜のことを疑っていたが、やがて夜とともについていくと心を決め、その旅で自分の家門の汚点を知ることになるかもしれないがそれを知ったうえで正していこうと心を決める

39階ネームハント駅でカラカとユリザハードの戦いに巻き込まれたが、無意識に発動した蓮家の火花で自分とダンカの命を守り、ウレック・マジノの部下ユジュに助けられた

その後、目覚めてから夜を追って塔を昇っているところでユル&ケルたちの集団に捕まる 現在はどこにいるか不明

 

■ダンカ

故郷で代々受け継がれてきた「クリシュナ」と呼ばれる始動武器を持つ

「クリシュナ」は先祖の中で腕のたつ7人の剣士が怪物に立ち向かい勝利した暁に、その怪物が二度と蘇らないように7本の剣に怪物の魂を分けて封じ込め受け継がれてきたものの1本であり、故郷に流れる川の名前がついている ダンカはその所有者に選ばれてこの塔へとやってきた

35階トレインシティで真田ユラと出会い、真田ユラの身の上話を聞いて真田ユラの力になると心に決めるが、真田ユラを先に行かせて自分は地獄列車に乗れなかった そのため、その後は敵であった夜たちのチームに混ざって真田ユラを追っていた

その後、列車に乗ったものの真田ユラを説得できないまま夜チームメンバーとなり、39階ネームハント駅でカラカとユリザハードの戦いに巻き込まれる その時に真田ユラから分けてもらった「隠された階」の鏡のカケラを紛失 その鏡のカケラのせいで同じ場所にいたラークだけは「隠された階」に飛ばされることとなった 自身は蓮梨花の火花で命を助けられ、ウレック・マジノの部下に保護された

その後、蓮と2人で夜たちを追って塔を昇るが、蓮に対して真田ユラから聞いた身の上話を口外してしまう その内容が「隠された階」と関係するものだったため呪術が作動し、真田ユラから聞いた彼女の身の上話は全て忘れてしまった 

挙句、ユル&ケルたちの集団に捕まった 現在はどこにいるか不明

 

■ソフィア・タン

ファグの元老 灯台守

ファグのなかでも強硬派 スレイヤー候補である夜の素質を見るため「巣」での戦いに参加を決める

しかし、反対する部下も多いため多くの兵力を率いて参加することはできなかった

「巣」での戦いでは巨大ニードルのなかに潜んでおり刺客となった 逃げ道となるワープ装置を灯台で守るのが役目

 

■アウグスグス

元20階総試験監督 ハイランカー

真田ユタカに恩があるため、「巣」の戦いに協力 自分の部下ラブまで巻き込んで参戦

巨大ニードルのなかに潜んでおり刺客となる

逃げ道となるワープ装置を灯台で守るのが役目のため、基本的にニードル前から動けない

 

■ラブ

元20階試験官

ファグに親を殺され、ファグを敵と見なして塔へと入ってきた

しかし、その後、修行場で出会った道場の師匠や仲間は密かにザハード反対派であり、全員ザハード軍に殺されてしまった

ファグだけではなくザハード軍にも反感を抱きながらも、復讐心に蓋をし、世間に背を向けるように試験官となっていた

20階試験官時に、ファグのスレイヤー候補であった夜と戦い、夜の才能を認め、夜のその力を正しい道に使うよう諭した

夜はその時にラブが出した「青櫓」という技を習得し、頻繁に使っている

「巣」での戦いはアウグスグスにハメられ脅される形で半ば強制的に参加させられているが、師匠を助けに行く夜を助ける気持ちで参戦する 戦場をかきまわす刺客としての役割で巨大ニードルに乗り込んでいた

 

■ナミ&ソラ

ソフィア・タンの弟子「雪香園」出身 波使い

自分たちをアピールし雪香園から出て出世することが目的

桃髪の少女は女しかいない雪香園から出たいため参戦 青髪の少女はゲームが大好きで欲しいゲームがあるため参戦

2人は手を繋ぐことにより神之水を極大化させることができる

戦場をかきまわす刺客としての役割で巨大ニードルに乗り込んでいた

なお、ニードル搭乗メンバーは他にもいるっぽい

 

■真田ユタカ

ファグ ハイランカー

家主に売られた女のために家門の流派を滅ぼし、真田家の殺人鬼と呼ばれた

最愛の女性は「約束して 永遠に私を忘れないって」と言い残し、最後はユタカの腕の中で息絶えている そしてその愛する人の死がザハード家に関係していると知ってから、真田ユタカはファグの悪魔となった

ファグの一員となった後はカラバンを勧誘したり、スレイヤーカラカの師匠となったりしていた 夜が塔に来てファグに入れられたときも師匠となり夜に武術を教えた

現在は自分が戦うよりも夜の育成に力を入れており、夜が協力してくれればできることはなんでもやるというスタンスをとっている 夜は真田ユタカの庇護があったために、ファグの内部で意見が別れる中でも比較的自由に行動できていた

本気で戦えばスレイヤーでも手に負えるかわからない怪物として、ファグ内でも一目置かれている

心の中では夜を利用して復讐しているのだという思いを抱えている

地獄列車終着駅で夜がザハード軍に狙われているという情報をマスチェーニザハードから教えられ、終着駅に向かうカラバンの前に立ちはだかり命をかけて止めようとしたが、結局マスチェーニザハードによって捕えられてしまった

巣での戦いでザハード軍は真田ユタカを人質として夜たちを集め一網打尽にしようと目論んでいる

 

■ルースレック(未登場)

ファグの現首長 元は夜の父親Vに仕えていた 夜の成長を見守るため状況を静観している

ザハード反対派であるファグは至極個人的な恨みから誕生した団体であると言われており、恐らく夜の生い立ち(夜の親であるアルレンとV)に深く関わっていると思われる

ファグは創世期にはすでに存在し大きな力を持っていたが、長い時を経て、現在は宗教のようなものになっている

公にはされていないがザハード王からファグの殲滅という命令が出されている

 

■マドラコ

灰色ナマズ商団 団長 ハイランカー ファグの一員

死の階からトゲのカケラを運び出しており、夜の持つ1つ目のトゲは灰色ナマズ商団がファグに渡したものである

工房に莫大な資金を渡し、エミリーの流通に協力し、その見返りとして工房戦に介入した そして、溶解液で夜を溶かす計画に一役買ったが失敗に終わり、トゲは夜のものとなった

この工房戦の立ち回りでファグの幹部数人を敵にまわしてしまったマドラコはトゲのカケラを相応の値で買い取ってくれる取引先を探しているという噂があり、ファリョンは死の階で得た「魂をかき混ぜる杓子」とトゲのカケラを交換しようと考えていた そして、それは地獄列車の下車後にファグの元老のもとで取引される予定だった

しかし、地獄列車終着駅でザハード軍との戦いが勃発してしまっため、ファリョンは「魂をかき混ぜる杓子」を取引条件として情報提供&終着駅を匿うことを依頼した マドラコはそれを了承し「幽霊浮遊艦」に終着駅の戦いから逃げて来た夜たちを駅ごと匿まった

マドラコにとって「魂をかき混ぜる杓子」はよだれを流すほど欲しい物であり、それを見たカラカは杓子を渡す条件として、さらに今後ザハード軍と戦うために必要な兵力と情報を要求し、ベイロード・ヤマとの協力を取り付けたら杓子を渡すとした

しかし、2年後、ベイロード・ヤマを仲間にしようとしている過程で、マドラコはクーデターを試みるファグの元老側についているということが判明する

杓子を巡る交渉は決裂かと思えたが、やがて元老が夜側の仲間となったため、巣の戦いでの兵器と物資の支援を担当することでようやく念願の「魂をかきまぜる杓子」をゲットできる運びとなった

マドラコが神として仕えているスレイヤーはペフォメール・セトであり、彼は眠ったままであると言う

無名ではあるが実力のあるランカーを2人引き連れていたが、2人はケージでの戦いでホワイトに食べられた

 

 

 

休載時点の状況をおさらいしたい方はこちら

 

「神之塔」原作の韓国版では連載が再開されています。パチパチパチ!

 

英語版でもさっそく翻訳され、連載が再開されました。

英語の勉強がてら読んでみるのも良いかもしれません。

 

日本語版はどうなるでしょう。

ライン漫画おそらく先読みをつけたがると思うので、早くてもストーリーが4~5話以上たまらないと再開しないでしょうね。

 

実は休載中に今までの登場人物のまとめなどを書こうと思っていましたが、半分ほど書いて放置していました。

再開しちゃったよ!!!

 

見たいよ!という方はいいねボタンを押していただけると、やる気になるかもしれません。

 

●休載時点の状況

●巣での戦いで夜側についている登場人物まとめ(その1)

●ザハード関連登場人物まとめ(その2)

●現在不参加の夜側登場人物まとめ(その3)

●現在不参加のファグ登場人物まとめ(その4)

 

 

 

【これまでのあらすじ】

終着駅の戦いからおよそ2年後

終着駅の戦いに赴くカラバンを止めようとし捕らえられてしまった真田ユタカの消息はわからないまま、夜はその復讐のためにエヴァンケルの弟子となり修行をこなしていた

そしてついに、蓮梨華とダンカを人質にとり仲間に入ってきたユル&ケルの「隊長」から、真田ユタカがロー・ポー・ビア家の拠点「巣」にいるという情報を得る

 

50階には「凍てついた滝」と呼ばれる巨大浮遊石が浮かんでおり、ロー・ポー・ビア家家主はその浮遊石を中心に自分の拠点「巣」を築いていた

その巨大浮遊石には特別な装置がないとハイランカーですら近寄ることができず、「滝を流す光」という工房が作った装置でその中に物を運び込むことができるようになっている

真田ユタカはその浮遊石のなかに封じ込められる予定となっていた

ザハード軍司令部は夜たちがここに乗り込んでくることを予測し、マスチェーニザハード、ザハード軍第4軍団&5軍団、ロー・ポー・ビア家の支派長らを用意し、待ち構えていた

 

夜たちは真田ユタカを救出するために「巣」へと乗り込む

巣に防壁は3つあり、それを突破しなければ真田ユタカは救出できない

 

1つ目の防壁ではザハード軍第4軍団との戦いとなった

その戦場には、終着駅の戦いの敗戦によって降格となった元軍団長カラバンも参戦する

カラバンは夜によって右腕を深く傷つけられ、さらには戦死者の魂を吸収して復活を遂げたホワイトによって右腕を失う

しかし、カラバンは自身の持つ爆発の力で腕を再生させて、なおも戦おうとしていた

 

一方、ザハード軍の新第4軍団長ポー・ビダー・ライボリック・クンはこの戦いで第4軍団を壊滅させ新しい軍団を結成させるために、自軍の旗艦を自爆させる計画を立てていた

もともと第4軍団はカラバンの集めた仲間を中心に構成されていたため、ライボリックはカラバンに忠誠を尽くす集団を良しとせず、ザハード王に忠誠を尽くす集団で構成するため総司令部の許可まで得ていた

 

「隠された花園」チームの裏切者とされていたクン・ハインド・ルチは仲間を人質にされライボリックの指示に従わざるを得ない状況となっており、自らの命を犠牲にして旗艦を爆発させる

第4軍団の旗艦は犬族の本拠地であるケージを巻き添えにして爆発した

しかし、夜はホワイトから魂の使い方を学び、地獄列車にてホワイトからもらった魂の力を利用することで、ケージに搭載されていた巨大ニードルとそこに退避した仲間たちを救う

一方、カラバンの仲間が所属していた第4軍団はライボリックの狙い通り壊滅状態となってしまった

 

自軍の状態にショックを受けたカラバンはライボリックを殺して軍団長の座に返り咲こうと決意し、ザハード軍側についていた桃園も自分の元チームメイトだったルチを犠牲にさせたライボリックへの復讐心に燃える

このため、敵であったカラバン達が一時的に夜たちの仲間となり、ともにザハード軍と戦うこととなった

 

2つ目の防壁にはヤスラーチャ率いる第5軍団が待ち構えている

夜たちは2つ目の防壁に巨大なニードルを突き刺し、そこからファグの刺客を放った

ファグの刺客として参戦したのは、ファグの元老ソフィア・タンとその仲間たちで、その中には20階の試験官だったアウグスグス&ラブもいた

巨大なニードルの中には最後に逃げるためのワープ装置が隠されていた

 

刺客たちが戦場をかき乱す中、まずは先鋒として、夜、ホワイト、チャー、桃園、カラバン、真田アマネが2つ目の防壁内へと入り込み、第5軍団の師団長らと対峙する

すると、そこにヤスラーチャが登場し、お互いに見合った相手を見つけるべくゲームを始めようと提案した

 

一方、エヴァンケルは1つ目の防壁の戦いで自分を狙ったロー・ポー・ビア・レパブブを降伏させ、巣に秘密の場所があることを知る

そして、その場所が本当に巣のなかに存在するのならば、自分たちに勝ち目はないと悟り、仲間の混乱を防ぐため自分1人でその場所を破壊しようと考え、別行動を取っていた

 

【2つ目の防壁】

<ザハード軍第5軍団>

第5軍団軍団長 ロー・ポー・ビア・ヤスラーチャ(ハイランカー)・・・・猫族 犬族を操れる

 

第2師団長 ロー・ポー・ビア・フシーレハイランカー)・・・・第5軍団を従え、刺客と戦闘

 

第1師団長 ロー・ポー・ビア・ハシャーチャハイランカー)・・・・猫族

第3師団長 ロー・ポー・ビア・ハラーチャハイランカー)・・・・猫族

第4師団長 ケンドリック・ディエールハイランカー)・・・・・猫族??

第5軍団 別動隊団長 ナナトナ(ランカー)

 

<ザハード軍側 不明人員>

第5軍団副軍団長 マッケージハイランカー)

第4軍団新軍団長 ポー・ビダー・ライボリック・クン(ハイランカー 元総司令部所属)・・・・・第4軍団を壊滅させ再編させるつもりで自軍の旗艦を爆発させた

第4軍団新メンバー・・・・ライボリックが選んだ第4軍団の新メンバー どっかに控えているらしい

 

<巨大ニードル内の刺客>

ソフィア・タン(ファグの元老)・・・・ファグのなかでも強硬派だったが夜に可能性を見出し参戦 灯台守 ニードル内のワープ装置防衛要員

アウグスグス・・・・元20階総試験監督 ハイランカー ニードル内のワープ装置防衛要員

 

ラブ・・・・元20階試験官 アウグスグスに言いくるめられ、夜を助けるため参戦 戦闘要員

ナミ&ソラ・・・・ソフィア・タンの弟子「雪香園」出身の波使い 手をつなぐと神之水が極大化する 戦闘要員

他にもまだ中にいるっぽい

 

<夜チーム先鋒>

夜(ファグのスレイヤー候補)・・・・ホワイトからもらった霊魂の力を漲らせ絶好調

ホワイト(ファグ元スレイヤー)・・・・・戦場の霊魂の力を吸収して復活 絶好調

チャー(元隠された花園チーム)・・・・夜の護衛

カラバン(元軍団長)・・・・・ライボリックを倒して軍団長に返り咲きを狙う ホワイトとの戦いで右腕を失ったため、爆発の力で右腕を再生

桃園(元隠された花園チーム)・・・・・仲間ルチの復讐に燃え、ライボリックを敵と見なす

第2師団長真田アマネ(ハイランカー)・・・・カラバンの下剋上に誘われ参戦

 

<夜側 戦力>

※巨大ニードルの開けた穴のなかにおり、順番に戦場に出る予定 ヤスラーチャを警戒し犬族は一番最後

カラカ(ファグスレイヤー)

ユハン・・・・カラカの仮想空間から戦場に復帰

 

<犬族>

ヤマ(ファグスレイヤー)・・・・犬族 力を温存しており、ヤスラーチャ戦に備えている

ドゥーム&ポール・・・・犬族

ケン・ホン(C級選別者)・・・・犬族 クンを守って戦場に投げ出された 負傷したものの生きていた

シャルル(C級選別者)&ミャーン(ワープできる生き物)・・・・ケン・ホンが雇っている

犬族・・・・・発射台に退避&戦場で戦い生き残った者たちがヤスラーチャへの復讐に燃える

 

ファリョン(ファグ 道案内)

クン(C級選別者)

ラーク(C級選別者)&ホックニー(C級選別者)・・・・戦場の情報係

シビス(C級選別者)&ハツ(C級選別者)・・・・・ザハード軍に扮して戦場に紛れていた

ユル&ケル(C級選別者)・・・・・浮遊船を運転していた

デスレディ&デスカランビット(カラカの部下)・・・・・カラカと共に登場 まだどこかにいるはず?

 

<別行動>

エヴァンケル(ハイランカー ランキング60位→100位圏内にダウン)・・・・レパブブからの情報により、巣の秘密の場所へと向かう

 

<その他 不明>

ロー・ポー・ビア・レパブブ(ハイランカー ランキング278位)・・・・・降伏 エヴァンケルに秘密の場所を教える 

第1師団長アリー・ブライト・シャロン ほか生き残った兵士たち・・・・降伏を宣言

ユルカ(ハイランカー 小隊長 カラバンの従者)・・・・カラバンに心酔している従者

 

【中央浮遊石】

クン・マスチェーニ・ザハード

ロー・ポー・ビア家 支派長

 

他にもクン家の誰かがいる???

 

【人質】

真田ユタカ

 

ベルディッチ(犬族ヤマの群れナンバー4)、ジョーダン(犬族ヤマの群れナンバー8)、グランデ(犬族ポールの群れ幹部)、トール(犬族ポールの群れ幹部)・・・・城壁の戦いでヤスラーチャが人質として連行

 

タロー・ヨーク(元「隠された花園」チーム 白い獣人のヤリ使い)・・・・ルチがライボリックとかわした約束により脱出できたのか??元「隠された花園チーム」からもう1人いる??

 

【1つ目の防壁】

<以下、どのメンバーが旗艦の爆発に巻き込まれたか不明>

ロー・ポー・ビア・ディディアーノ(上位ランカー)&猿・・・・元支派長の血統 エヴァンケルの炎に押されたあたりからまったく姿がなくなった どこ行った?

第3師団長ニューノ・ワン・・・・・旗艦爆発直前に一瞬それらしき姿が見られるが、その後は不明

第1副師団長クール・ニサム・ケイ・・・・最初のほうでエヴァンケルの炎に吹っ飛ばされた 生死不明

3階位従者ティンカー・ヨルチェ&ロッチェ・・・・・エヴァンケルの炎に巻き込まれて生死不明

 

<確実に死亡>

風鳥の支派長 ロー・ポー・ビア・ドココ(ハイランカー)&風鳥・・・・・レパブブの銃弾で死亡 ホワイトに吸収

4軍団副軍団長エルファシオン(ハイランカー)・・・・エヴァンケルに殺される 恐らくホワイトに吸収

新師団長 クン・ハインド・ルチ(元「隠された花園」チーム)・・・・自らの命を犠牲に旗艦を爆発させ死亡

その他、ほとんどの第4軍団の兵士・・・・・旗艦の爆発に巻き込まれ死亡 ホワイトに吸収

 

第2副師団長 青ドリアンフロッグ(ハイランカー)・・・・恐らく今回、不参加

 

【防壁外】

元祭壇勤務 祭司長 ストゥア・アルトゥール(防御型灯台守)、元祭壇勤務 副祭司長、元祭壇勤務 祭壇管理職員 チャーリー(ランカー)・・・・・ザハード軍ではないため防壁内には入れないので撤退

ケル・ヘラム(ファグの元老)&ソー(道案内)・・・・戦闘に参加する気はなかったが、とりあえずケージを防壁内にワープさせ突破口を開いた

 

【その他の戦闘参加者】

カイザー(ロー・ポー・ビア・エイレン)・・・・不明

クエトロ(火炎師)・・・・計画段階では参加していたが、最終的に参戦したかは不明

バラガブ(C級選別者、狂犬)、ロン・メイ(C級選別者、バラガブと一緒に行動)・・・・バラガブがヤスラーチャに精神支配されなかったためその原因を研究中 今回の戦闘に参加しているかは不明

意外な人物・・・・ヤスラーチャが犬族を精神支配できる仕組みを解き明かすために協力

ゲットデスバード&グロム(カラカの部下)・・・・仮想空間でカラカの心臓を守っている

 

【戦場外 ザハード側主要人物】

ザハード王・・・・運命が見える

アドリ・ザハード・・・・ザハード軍総司令官 ザハードから直接指示を受け、軍を動かしている

 

【戦場外 夜側の関係者】

隊長・・・・ユル&ケルの隊長 ザハードと知り合い 真田ユタカが「巣」にいることを夜に教えた

蓮梨花、ダンカ・・・・ユル&ケルたちの集団に捕まっている

 

マドラコ・・・・兵器と物資の支援を担当 念願の「魂をかきまぜる杓子」をゲット

アップル・・・・ファグの一員 ラヘルチーム C級選別者 クンに捕まった

 

ザハード似の男・・・・未来に詳しく、封印前に桃園とチャーそれぞれに会って話をしている 夜が起こす未来に興味あり

 

ルースレック・・・・ファグの現首長 元は夜の父親Vに仕えていた 夜の成長を見守るため状況を静観している

 

【その他】

真田ユリ・ザハード・・・・終着駅の戦いのときにザハード軍に捕えられたまま、いまだに処遇が決まっていない そのことで真田家はピリピリしている

ポー・ビダー・グストアン・・・・ポー・ビダー家家主 隠された階にあったザハードの腕輪を手に入れ、ザハードに「分裂ははじまった」との伝言を残した 怒ったザハードは3つの命令の中にポー・ビダー家殲滅を含めたが、大きな戦争に発展してしまうため機密情報として表沙汰にはされておらず、ザハード軍はとりあえず他の命令(夜とその関係者の殲滅&ファグの殲滅)を遂行中

ラヘル・・・・終着駅の戦いのときにザハード軍に捕えられるも、真田ユラとともにグストアンに救出される グストアンの欲しい物を3つ持ってきた(1、隠された階にあったザハードの腕輪 2、王野の指輪 3、???)として、3つの願いを聞いてもらえることとなっていた その後は不明