仏陀もキリストもガンジーも、彼の生涯そのものがメッセージなのである。
例え、いくら弁舌さわやかに世界平和を語っても、
行動がともなわねば誰も彼を信じない。
頭の良い弁舌爽やかな人間は、
しばしば詐欺師であり、人を騙して自らの欲望を満たしている。
入院して医療サービスを受け病院で死ぬのではなく、また老人ホームで介護サービスを受け施設で死ぬのではなく、自ら、在宅で医療・看護・介護サービスを受け、自宅で死ぬという生き方を選択したい。
それが可能となるような、医療・看護・介護サービスの仕組みを、自ら、この社会に創出したい。
ヘルスケアフォーラムin鹿児島
ー地域ケア・公開シンポジュウムー
少子高齢化社会と医療介護福祉サービス
2008年12月20日(土)14:00-19:00
鹿児島県文化センター・宝山ホール
会費:1,000円
聖社連の活動に参加することにした。
聖社連は、日本聖公会につながる社会福祉事業の全国組織である。
東京を拠点とした東部地区と、大阪を拠点とした西部地区とによって構成されている。
毎年1回、両地区合同の「全国交流・研究集会」があり、来年は神戸で開催される。
有料老人ホームにおける入居者虐待問題で、第三者委員会に出席する。
医療介護福祉サービスの現場は、労働環境の悪化で悲鳴をあげている。
入居者も十分なケアが受けれなくて気の毒であるが、スタッフも現場から去っていこうとしている。
現場のトラブル、苦情を一つ一つ協議する中で、第三者として、外部から見えてくる改善策を率直に提言していきたい。
今日は、介護現場の第三者委員会であるが、同様のことは、病院等医療現場でも必要としている。
これが、私のライフワークとなるのではないか、と考えている。
TVで活躍されたジャーナリスト、筑紫哲也氏が7日、肺がんで逝去した。
NEWS23のメインキャスターで、「多事争論」が印象に残っている。
ズバリ!核心を突く論評は爽やかであった。
彼もまた、生き方・死に方を体現した。
私にとって「新病院建設」時代の主題は、「病院経営ニューパラダイム」であり、そこから生れたものは、会員制健康クラブ「聖路加フレンズ」であった。
そして「サクセスフルエイジング社会の建設」時代の主題は、「地域ケア」であるが、今回の妊婦死亡事件によって明確に浮かび上がったものは、「都市型地域ケアの構築」という新たな課題であり、そこから生れてきたものは、市民のための医療介護福祉公開講座「ゴーヤーの会」である。
「聖路加フレンズ」は、聖路加国際病院をステージにして創りだされたものであるが、「ゴーヤーの会」は、「NPO法人ヘルスケアフォーラム」をステージにして、これから取り組んでいく。
妊産婦死亡問題で舛添大臣が受け入れ拒否の病院視察へ
「都内に住む出産間近の女性が8つの病院から受け入れを断られ、出産後に死亡しています。
受け入れを要請した医師と断った病院側の言い分に食い違いがあるなど、当時の状況に不明な部分も残っています。こうしたことから、舛添大臣は、最初に妊婦の受け入れを断った都立墨東病院を視察し、当時の状況などについて調査することを決めました。」
・・・という報道に、またも「現場いじめ」がはじまったことを感じて、不快な気持になりました。
「受け入れを要請した医師と断った病院側の言い分に食い違いがある」といった現場への責任転嫁ではなく、このような痛ましい事件を起した医療政策や医療行政に目を向けて、自ら改善することが問われているのではありませんか!?









