量子力学と引き寄せの法則 ~ すべては同時に存在している ~
僕は完全に文系で、理数系の成績は全然良くありませんでしたが、純粋に興味は持っています。特に量子力学の考えはおもしろいです。なぜ突然科学の話を始めるのかと思われるかもしれませんが、後でちゃんとつながっていきます。観測されるまでつかめない電子の正体ミクロの世界で見てみると、すべてのものは粒子であり、波動でもあるとされています。そして素粒子である電子は、状態がとても不安定です。粒子と波の両方の性質を持ち、その存在のしかたは、観測者がいて初めて決まるものです。観測するまでは電子の位置は誰にもわからず、粒子であるのか波であるのかもわかりません。電子は可能性として、空間に無数に存在しています。複数の場所に同時に存在しているということは、観測者がその中から電子の状態を決めるということですね。シュレディンガーの猫シュレディンガーという人は、ある思考実験をしたことで有名です。フタを開けなければ中を見ることができない箱の中に、電子と電子に反応するセンサ、毒ガス、そして猫を入れます。センサは、電子がある位置に来ると、毒ガスを出す仕組みになっています。つまり箱の中の猫の生死は、電子の位置にかかっているわけです。観測者が箱のフタを開けるまで、猫が生きているかどうかはわかりません。フタを開けるまでは、観測者の現実は決まっていないです。これが可能性として同時に存在しているということです。思考実験とはいえ、なぜ猫を使ったのか。猫好きな僕には気が重いですが(笑)量子力学と引き寄せの法則「可能性として同時に存在している」量子力学におけるこの定義が、「思考は現実化する」というテーマそのものではないでしょうか。人は見たい現実を見る、つまり望んで電子の位置を決めているわけです。ウォルト・ディズニーはこういっています。“If you can dream it, you can do it.”夢があれば、それは叶う。それを想像することができれば、理想を実現することはできると。夢と一致した思考を発すれば、夢にたどり着くために必要な電子を観測し続ければ、そこに行きつけるという風に僕は解釈しました。電子が宇宙空間にすべての可能性として同時に存在していて、観測者に結果として選び出されるのを待っていると考えたら。言い方はガチガチの理系的ですが、なんだかロマンがあるように思います。僕は運命論は好みません。運命は最初から決まっていて、人の手でくつがえすことができないなんて、おもしろくありませんから。可能性は無数に存在している、運命はこの手で選べる。そう信じていきたいです。